夏祭りを企画した
「だんだんまつり」と名打った
踊り子たちをつくった
粋にはちまきを巻いて
はっぴを着
おみこしもつくった
町内から
社内から
若うどたちが集まった
子たちはうらやましそうに見上げ
ばばたちは
若者に誇りを
じじたちは
水をぶっかけて
祭りをたてた
笛がなり
太鼓が響いた
鼕も動いた
みんな総出の夜だった
そんな祭りが何年続いたというのだろうか?
若者のエネルギーはしぼんで
翌日の花火だけが賑やかになり
「だんだん祭り」は消滅し
水郷祭という昔からの名前にかわった
それが
明日あさってとあり
千鳥町の夾竹桃がなくなってから
まだ十年はたっていないと思うけど
松江温泉の宍道湖端は黒松に替わって
重厚だけど
夏らしくなく
あの
赤い
夾竹桃がなつかしい
若者は
交代して
ゆかたではしゃぐ
子たちもゆかたをきて
父母や祖父母と花火見物
昼の暑さも
水風に消されて
イカ焼きや
焼きトウモロコシや
たこやきで
腹を満たし
夏の盛りを感じて
その子等のいくばかりが
終戦の日に
黙とうをささげるのだろう
「だんだんまつり」と名打った
踊り子たちをつくった
粋にはちまきを巻いて
はっぴを着
おみこしもつくった
町内から
社内から
若うどたちが集まった
子たちはうらやましそうに見上げ
ばばたちは
若者に誇りを
じじたちは
水をぶっかけて
祭りをたてた
笛がなり
太鼓が響いた
鼕も動いた
みんな総出の夜だった
そんな祭りが何年続いたというのだろうか?
若者のエネルギーはしぼんで
翌日の花火だけが賑やかになり
「だんだん祭り」は消滅し
水郷祭という昔からの名前にかわった
それが
明日あさってとあり
千鳥町の夾竹桃がなくなってから
まだ十年はたっていないと思うけど
松江温泉の宍道湖端は黒松に替わって
重厚だけど
夏らしくなく
あの
赤い
夾竹桃がなつかしい
若者は
交代して
ゆかたではしゃぐ
子たちもゆかたをきて
父母や祖父母と花火見物
昼の暑さも
水風に消されて
イカ焼きや
焼きトウモロコシや
たこやきで
腹を満たし
夏の盛りを感じて
その子等のいくばかりが
終戦の日に
黙とうをささげるのだろう