日々

穏やかな日々を

堺雅人さんと牧水さん

2013年09月14日 09時40分44秒 | テレビ映画
若山牧水さんのこと

旅を愛し、旅にあって各所で歌を詠み、日本各地に歌碑がある。大の酒好きで、一日一升程度の酒を呑んでいたといい、死の大きな要因となったのは肝硬変である。ちなみに、夏の暑い盛りに死亡したのにもかかわらず、死後しばらく経っても死体から腐臭がしなかったため、「生きたままアルコール漬けになったのでは」と、医師を驚嘆させた、との逸話がある。自然を愛し、特に終焉の地となった沼津では千本松原や富士山を愛し、千本松原保存運動を起こしたり富士の歌を多く残すなど、自然主義文学としての短歌を推進した。

沼津市の若山牧水記念館また、情熱的な恋をしたことでも知られており、喜志子と知り合う前の園田小枝子との熱愛は有名なエピソードである。出身地・宮崎県では牧水の功績を称え、1996年(平成8年)より毎年、短歌文学の分野で傑出した業績を挙げた者に対し「若山牧水賞」を授与している。

牧水は埼玉県秩父地方を数度訪れて、歌と紀行文を残している。秩父市の羊山公園には「牧水の滝」と名づけられた滝があり、そこには

「秩父町出はづれ来れば機をりのうたごゑつゞく古りし家竝に」
という秩父の春を歌った碑がある。



ドラマ『半沢直樹』(TBS系)で大ブレイク中の堺雅人(39)。そんな彼に“師匠”がいるという。堺は著書『文・堺雅人』でこう綴っている。

《高校の部活動で芝居をはじめた僕には、俳優としての師匠はいない。当然、だれの系譜もうけついでいないのだが、『伊藤一彦や若山牧水が師匠スジにあたる』なんてことを、あくまで個人的な妄想としてたのしんでいる。すくなくとも伊藤先生には本当におそわっているのだ。先生とよんで慕っていても、バチはあたらないだろう》

高校時代の恩師・若山牧水の研究家で歌人の伊藤一彦さん(69)は、堺が高校1年のときに現代社会を教え、スクールカウンセラーも兼務していた。カウンセラー室と演劇部の部室が近かったため、堺は伊藤さんのもとを頻繁に訪れていたという。

「当時から演技に対する熱意は並外れていていました。彼が初めて演じた役は、幼稚園での『みなしごハッチ』のカベ虫だったそうです。先生からカメ虫をカベ虫と間違えて言われたらしく、図鑑で調べても出ていない。どうやって演じればいいかと5歳にして悩んだという話ですが、本当に彼らしいと思います」

卒業後も2人の交流は続いた。08年の大河ドラマ『篤姫』に出演した際、伊藤さんに相談があった。

「徳川家定役の彼は、僕に『大正天皇の歌集を読みたい』と言ってきました。なぜかと聞くと『家定を演じるのに、同じく病弱だったと伝えられる大正天皇の歌がヒントになるのではと思って』と答えるんです。そんな発想をする役者は他にいませんよ。自分なりに考えて、役作りをする。台本以上にどう味付けするかを常に考えているんですね」


境さんは関心ある俳優だけど
大酒のみの牧水さんは××だね~(婆の好みではないね)
『けふもまたこころの鉦(かね)をうち鳴らしうち鳴らしつつあくがれて行く』
コメント
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