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血液の細胞でがん治療 免疫を増強、慶応大治験

2018年03月13日 23時10分07秒 | ガン
血液の細胞でがん治療 免疫を増強、慶応大治験
2018年3月12日 (月)配信共同通信社

 慶応大病院は12日、がん患者自身の血液に含まれる細胞を使って体の免疫力を増強し、がんを攻撃する新しい治療法の臨床試験(治験)を始めた。マウスの実験では、1回の細胞投与で長期間の効果が確認されており、幅広いがんに効く可能性があるという。
 2019年末までに安全性を確かめ、27年度に国の製造販売承認を得ることを目指す。
 治験では、参加したがん患者から血液を採取。そこから特定の種類の細胞を取り出して活性化させ、体内に戻す。これによって免疫細胞の一種、ナチュラルキラーT細胞を刺激し、がんを攻撃する別の免疫細胞を大量に増殖させる。投与する細胞はバイオベンチャー「アンビシオン」(東京)が供給する。
 安全性を確かめる初期段階では対象の臓器を絞り込まず、血液がん以外の患者十数人に参加してもらう。治験と並行し、どんな種類のがんに対して効果が見込めるかも研究する方針だ。
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脳血流低下で認知障害、一端を解明 京大准教授ら

2018年03月13日 23時07分27秒 | 医療情報
脳血流低下で認知障害、一端を解明 京大准教授ら
2018年3月12日 (月)配信京都新聞

 脳内を巡る血流量の低下が認知機能の障害を引き起こすメカニズムの一端を解明した、と京都大薬学研究科の白川久志准教授や大学院生の宮之原遵さんらのグループが発表した。脳血流が低下しても特定のタンパク質の機能を阻害すれば障害が緩和されることも見つけており、アルツハイマー病の予防薬の開発などにつながる成果という。国際科学誌に9日に掲載された。
 動脈硬化などによって脳内の血の巡りが悪くなると認知症の発症率が高まるとの報告もあるが、その詳しい仕組みはよく分かっていなかった。グループは、脳血流を低下させ、認知機能が落ちたマウスを使って病態を詳しく調べた。
 その結果、脳血流の低下で発生した活性酸素が脳内の免疫細胞(ミクログリア)を活性化し、その免疫細胞が神経の情報伝達を担う「白質」部分を傷つけていることが分かった。さらに、通常は免疫細胞の表面にあるタンパク質TRPM2ができないようにしたマウスでは、免疫細胞が活性化されず、認知機能の低下が起きないことも確認した。
 白川准教授は「脳血流の低下は、血管性認知症だけでなくアルツハイマー病や、パーキンソン病などの神経疾患で見られる。TRPM2の機能抑制は、これらの病気の予防や治療で効果が期待できる」と話している。
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認知症診断で高知県内高齢ドライバー苦悩「やっぱり免許ないと… 改正道交法1年 返納しても「足」なく

2018年03月13日 22時24分39秒 | 行政
認知症診断で高知県内高齢ドライバー苦悩「やっぱり免許ないと… 改正道交法1年 返納しても「足」なく
地域 2018年3月12日 (月)配信高知新聞

 高齢ドライバーの認知機能検査を強化した改正道交法が施行されて12日で丸1年になる。県内では、昨年の免許返納者が過去最多になる一方、公共交通網が脆弱(ぜいじゃく)な地域の高齢者からは「やっぱり免許がないと…」と苦悩の声が絶えない。
 「あなたは記憶力・判断力が低くなっている」「診断書を提出しない場合、免許の効力が停止される」
 昨夏、県東部に住む80代の男性は、県公安委員会から届いたはがきに驚いた。
 車に乗るのは週1回ほど。約30分かけて安芸市内の病院に通い、買い物もしていて、運転に自信はあった。だが、ひと月ほど前に受けた認知機能検査の結果は「認知症の恐れあり」―。
 「免許がないとどこにも行けん。もう1回は更新したい」。男性はそう考えたが、ニュースでは高齢者が運転する車の事故が繰り返し流れる。県外に住む子どもからも「運転はもうやめたら」と常々言われていた。
 悩んだ末の結論は「事故を起こして人を傷つけたらおおごとやき」。男性は自ら安芸署に出向き、免許返納の手続きを取った。
■認知症診断より
 1年前に施行された改正道交法で、認知機能のチェックは格段に厳しくなった。
 免許更新時の検査で認知症の恐れがあると判定されれば、医師の診断を義務付けられ、認知症と診断された場合、免許停止や取り消しとなる。逆走や信号無視など特定の違反をした場合も臨時の認知機能検査が必要だ。
 県警によると、2月末までの約1年で認知機能の判定結果が出たのは1万6785人で、3%に当たる503人が「認知症の恐れ」と判定された。このうち病院で認知症の診断を受けて免許を取り消されたのは20人で、制度改正前の2016年(11人)からほぼ倍増した。
 それ以上に目立つのが免許の自主返納の多さだ。昨年の返納者は2403人と過去最多で、10年前の約20倍まで増えた。
 「認知症の恐れ」と判断された段階で診断を受けずに返納した人が91人、手続きを取らずに失効した人も38人いた。
 県警は自治体や企業とタイアップ、返納者にタクシーやバスの割引などの特典を設けて誘導する。また冒頭の男性のように「恐れ」と指摘された時点で周囲が心配し、半ばあきらめるように返納する人も多いようだ。
 診断を受けずに返納する人が多かったことなどで、「認知症の診断で病院はあふれる」と改正前に見立てた県警の予想よりは少なかった。
 県医師会の寺田茂雄常任理事も「診断が殺到して医療現場が困るような状況ではない」と話す。
■「生活支援を」
 「月に何回ぐらい車を運転されます?」「無理をなさらないで運転には十分気を付けてくださいね」
 今月5日、吾川郡いの町本川地域で、土佐署いの庁舎の高齢者交通安全アドバイザー、宮本紗耶加さん(35)が高齢ドライバーの自宅を巡回していた。
 488人が住む本川地域の高齢化率は53・5%。山中安定(やすさだ)さん(87)は、買い物や通院で月に2、3回は約1時間かけて町中心部に通っており、「とてもじゃないが、車がないと生活できん」。
 次の免許更新期限は今年7月。「危ないのは分かっちゅう。分かっちゅうけんど、最後に1回だけ更新を許してもらいたい」と切実に語った。
 本来は免許返納を呼び掛ける立場の宮本さん。山中さんの思いに寄り添い、「郡部では80代でも運転している人が当たり前にいる。車が必要な事情はすごく分かる。じっくり事情を聴くことを大事にしています」と話す。
 全国に先駆けて人口減少と高齢化が進む高知県。事故防止のために高齢者に免許返納を促すだけでなく、免許を手放した後の日常の「足」をどう支えるのかという課題が横たわる。
 認知症高齢者の運転を長年研究する高知大医学部付属病院精神科講師の上村直人医師は「県内には認知症の治療を受けようにも、車がなくては通院できない人もおり、早期発見・治療と逆行する矛盾が起きている。生活支援対策が急務だ」と話している。
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脳血流低下で認知障害、一端を解明 京大准教授ら

2018年03月13日 22時17分15秒 | 医療情報
脳血流低下で認知障害、一端を解明 京大准教授ら
2018年3月12日 (月)配信京都新聞

脳内を巡る血流量の低下が認知機能の障害を引き起こすメカニズムの一端を解明した、と京都大薬学研究科の白川久志准教授や大学院生の宮之原遵さんらのグループが発表した。脳血流が低下しても特定のタンパク質の機能を阻害すれば障害が緩和されることも見つけており、アルツハイマー病の予防薬の開発などにつながる成果という。国際科学誌に9日に掲載された。
 動脈硬化などによって脳内の血の巡りが悪くなると認知症の発症率が高まるとの報告もあるが、その詳しい仕組みはよく分かっていなかった。グループは、脳血流を低下させ、認知機能が落ちたマウスを使って病態を詳しく調べた。
 その結果、脳血流の低下で発生した活性酸素が脳内の免疫細胞(ミクログリア)を活性化し、その免疫細胞が神経の情報伝達を担う「白質」部分を傷つけていることが分かった。さらに、通常は免疫細胞の表面にあるタンパク質TRPM2ができないようにしたマウスでは、免疫細胞が活性化されず、認知機能の低下が起きないことも確認した。
 白川准教授は「脳血流の低下は、血管性認知症だけでなくアルツハイマー病や、パーキンソン病などの神経疾患で見られる。TRPM2の機能抑制は、これらの病気の予防や治療で効果が期待できる」と話している。
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血液の細胞でがん治療 免疫を増強、慶応大治験

2018年03月13日 22時12分18秒 | 医療情報
血液の細胞でがん治療 免疫を増強、慶応大治験
2018年3月12日 (月)配信共同通信社

 慶応大病院は12日、がん患者自身の血液に含まれる細胞を使って体の免疫力を増強し、がんを攻撃する新しい治療法の臨床試験(治験)を始めた。マウスの実験では、1回の細胞投与で長期間の効果が確認されており、幅広いがんに効く可能性があるという。
 2019年末までに安全性を確かめ、27年度に国の製造販売承認を得ることを目指す。
 治験では、参加したがん患者から血液を採取。そこから特定の種類の細胞を取り出して活性化させ、体内に戻す。これによって免疫細胞の一種、ナチュラルキラーT細胞を刺激し、がんを攻撃する別の免疫細胞を大量に増殖させる。投与する細胞はバイオベンチャー「アンビシオン」(東京)が供給する。
 安全性を確かめる初期段階では対象の臓器を絞り込まず、血液がん以外の患者十数人に参加してもらう。治験と並行し、どんな種類のがんに対して効果が見込めるかも研究する方針だ。
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骨と同じ成分の人工骨を開発 九大など薬事承認得る インプラント治療に活用

2018年03月13日 22時07分00秒 | 医療情報
骨と同じ成分の人工骨を開発 九大など薬事承認得る インプラント治療に活用
2018年3月12日 (月)配信西日本新聞

 九州大大学院歯学研究院の石川邦夫教授(生体材料学)らのグループは、骨の主成分である「炭酸アパタイト」と同じ成分の人工骨を世界で初めて開発したと発表した。歯科インプラント(人工歯根)用に使える人工骨として昨年12月に薬事承認を得られ、2月21日に国内販売を開始。顎骨欠損部に埋め込めば速やかに骨に置き換わるという。
 インプラントは一般的に人工歯根を顎骨に埋め込み、その上に人工の歯をかぶせる。顎骨が欠損していると、別の部位の骨を移植する必要があり、患者の負担が大きかった。
 人工骨としては既にヒトの骨の成分に近い「水酸アパタイト」がある。ただ、骨に置き換わらないなどの問題があり、歯科ではインプラント用の薬事承認が得られていなかった。
 研究グループは、カルシウムやナトリウムの化学反応で顆粒(かりゅう)状の炭酸アパタイトを開発。顆粒を骨欠損部に詰め、上皮を縫合するだけで、既存の骨が周辺で新生されるとともに、顆粒そのものも骨に置き換わるという。実際のインプラント治療22症例の全てで骨に置き換わっていた。
 インプラント治療では、鼻の横に上顎洞と呼ばれる空洞があるため、上顎の奥歯などの治療は難しいとされてきたが、この顆粒状の人工骨を用いれば治療可能となる。石川教授は「身体への負担が減り、骨が痩せている高齢者でも、インプラント治療が受けやすくなるだろう」と話している。
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高額治療費を会社が支援 健康経営広がる 「経済やわらかゼミ」がん治療を会社が支援

2018年03月13日 21時53分38秒 | 
高額治療費を会社が支援 健康経営広がる 「経済やわらかゼミ」がん治療を会社が支援
2018年3月12日 (月)配信共同通信社

 サントリーホールディングスが社員のがん治療の費用を支援する制度を導入するとニュースで知った会社員の恵介(けいすけ)さん。医師をしている姉の多香子(たかこ)さんに聞いた。
 恵介 サントリーが社員のがん治療を支援するんだって。ニュースでやってた。
 多香子 そうだってね。がん治療の中でも先進医療に指定されている治療を受ける社員の治療費を支援するんだって。
 恵介 それってどういう治療なの。
 多香子 重粒子線治療といって放射線を使った治療の一種よ。一般的なエックス線治療と比べて効率的にがん細胞を攻撃できるから、正常な組織への損傷を最小限にできると言われているんだけど、医療保険の対象になるがんの種類が限られていて、自費だと300万円くらいかかるのよ。
 恵介 それは大変だ。サントリーはお金あるんだねえ。
 多香子 働き方改革で減らした社員の残業代を充てるそうよ。あの会社は残業時間を減らすためのさまざまな取り組みを進めていて、管理職以外の昨年の平均残業時間が前年より年間で13時間、月平均1・1時間減ったんだって。
 恵介 他の企業は。
 多香子 闘病社員を支援する企業が増えているの。大和証券グループ本社は1日1時間まで取得可能な「治療サポート時間」を設けたり、勤務形態も柔軟に対応したりしているし、伊藤忠商事も無料のがん検診や先進医療の補助制度を導入しているわ。
 恵介 へえ。何か背景があるの。
 多香子 「健康経営」っていう言葉を聞いたことない。社員の健康を重視する経営手法よ。社員に健康で働き続けてもらうことが、企業経営に大きなメリットをもたらすという考え方が経済界で広がってきているの。特に今はどの業界も人手不足が深刻でしょ。技術や経験のある人材を失うのは企業にとって戦力ダウンになるからね。
 恵介 うちの会社にも、がんになって辞めたベテラン社員の人がいるよ。みんな「もったいない」と言っているよ。
 多香子 がんは、今では日本人の約2人に1人がかかる、死因第1位の国民病なのよ。2016年には改正がん対策基本法ができて、社員ががんになっても仕事を続けられるよう企業に配慮を求める努力義務が課されたのよ。治療と仕事の両立を支援する社内制度などの整備の動きが広がってきた背景にはそういうこともあるでしょうね。
 恵介 うちの会社にも何か制度があるのかな。
 多香子 自分の会社のことくらい自分でちゃんと調べなさいよ。
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今日の職場

2018年03月13日 14時06分46秒 | 私自身や健康
今日は、こういう所に来ています!

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Dr.北村が語る現代思春期:痩せでも肥満でも月経異常に 適正な体重コントロールを

2018年03月13日 00時32分27秒 | 
Dr.北村が語る現代思春期:痩せでも肥満でも月経異常に 適正な体重コントロールを
2018年3月12日 (月)配信毎日新聞社

 BMI(Body Mass Index)についてご存じですか。成人の肥満判定に用いられる指標で、体重(キログラム)を身長(メートル)の2乗で割った値をBMIと言います。日本肥満学会ではBMI25・0以上を肥満、18・5未満を痩せ、18・5以上25・0未満を普通体重と定義しています。ちなみに、僕は22・1でした。
 2016年「国民健康・栄養調査」の結果によると、日本人の肥満の割合は男性31・3%、女性20・6%であり、この10年間、男女とも有意な増減はみられませんが、痩せは男性4・4%、女性11・6%で、女性では有意に増加していることがわかります。なお、20歳代女性の肥満の割合は9・5%、痩せは20・7%ですから、依然として、女性には痩せ願望の強いことが見て取れます。
 痩せと肥満ですが、月経異常になる割合をみると、V字カーブを作ることが知られています。すなわち、体重が多くても、少なくても、月経異常の頻度が上がるという意味です。月経周期は、月経のあった日から次の月経の前日までの日数を数えますが、正常周期は25日から38日の間にあって、その変動が6日以内であると定義されています。月経周期は、排卵を中心としてダイナミックな女性ホルモンの変動によって作られ、この女性ホルモンは痩せでも肥満でも分泌量が減少し、結果として、続発性無月経といって3カ月以上月経が来ないような事態になります。
 日本産科婦人科学会が18歳以下の続発性無月経280例を対象に行った調査によれば、原因の第1位は減食によるもの(43・6%)、次いで環境などのストレスによるもの(10・7%)、過度のスポーツ(7・0%)、過食(6・3%)、代謝内分泌疾患(2・7%)、その他・不明となっていました。体重減少による無月経は、一般に、3カ月に15~20%以上体重が減少すると起こることが多いと言われています。中には、神経性食欲不振症といって、摂食異常と痩せ、エストロゲン分泌の減少、無月経、精神的には反社会的行動やうつ状態などを特徴とした病気が原因となっていることもあります。
 続発性無月経は、性機能が未熟な思春期にしばしば認められますが、無月経の期間が長引くほど重症化し、治療が困難になります。「3カ月以上の無月経を放置しない」ように配慮し、原因の除去を最優先した治療が必要となるので、婦人科での受診をお勧めします。痩せでも肥満でも不適切な食習慣を適正化し体重をコントロールすることが大切であることは言うまでもありませんが、「言うは易(やす)く行うは難し」ですよね。(日本家族計画協会クリニック所長、北村邦夫)
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