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【山口】「認知症に理解を」患者本人が発信

2023年08月29日 07時10分02秒 | 地域

【山口】「認知症に理解を」患者本人が発信

2023年8月28日 (月)配信山口新聞
 

 認知症に対する社会の理解を深めることを目的に、県は25日、認知症患者本人が発信(本人発信)を行う「やまぐち希望大使」を県内の5人に委嘱した。

 2019年に国が定めた認知症施策推進大綱で、認知症施策の柱の一つとされた「普及啓発・本人発信支援」の取り組みの一つ。大使は、認知症に関する講演会で講師を務めたり、県のホームページでメッセージ動画を公開したりする。

 県庁で委嘱状交付式があり、村岡嗣政知事が宇部市の右田京子さん(69)、山口市の阿部俊昭さん(63)、周防大島町の中定ひとみさん(60)、岩国市の石井朋成さん(56)、同市の村上健治さん(62)に委嘱状を手渡した。

 村岡知事は「皆さんが自分らしく、明るく、前向きにそれぞれの地域で暮らす姿を知ってもらうことが県民の認知症に対する理解を変えることにもなる。認知症の方にとっても希望になる。それぞれの活動を通じて明るい共生の輪が県内に広がることを期待する」と述べた。

 5人のうち阿部さんは57歳の時に若年性認知症の診断を受けた。これまでにメディア出演を通じて積極的に本人発信をしたり、山口市の認知症カフェの立ち上げに携わったりした。大使就任を受け、「認知症で悩んでいる人がどれだけいるか分からない。ショックを受けている人がいるとすれば、『それは違う、もっとお互い前向きになっていきましょう』という言葉をかけたい」と意気込みを語った。 (平岩和也)

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職員が来院者サポート 受け付けや診療科移動 鳥取大病院 サービス利用増、定着へ

2023年08月29日 06時49分38秒 | 地域

職員が来院者サポート 受け付けや診療科移動 鳥取大病院 サービス利用増、定着へ

 2023年8月28日 (月)配信山陰中央新報
 

 鳥取大医学部付属病院(米子市西町)で専従スタッフが来院者に寄り添いエスコートする「コンシェルジュサービス」が、利用者数を伸ばし、定着しつつある。ただでさえ不安を抱える患者らを、広く、慣れない院内で支えようと、手続きや移動のサポートを通して心身の負担軽減にひと役買う。

 事務職員らが元ホテルマンの安養寺亨病院長特別補佐の指導を受けながら、通常業務との兼務で昨年6月から試行。今年4月、専従スタッフを配置した。段階的に3人に増やし、6月には他のスタッフと区別しやすいよう、グレーの上着と黒のズボンのユニホーム一式をそろえた。

 39の診療科が、複数の建物に分散し、診療室と検査室が離れているところもあるため、最初に訪れる正面玄関やロビーで待ち、慣れない様子を見せる来院者らに声をかけ、受け付けなどの手続きや診療科までの移動をサポート。

 医療スタッフから連絡を受け、帰りも駆け付けるほか、車椅子利用者には送迎の車の乗り降りや待ち時間に付き添うこともある。

 専属のサポートチームの認知度は、月を追うごとに高まり、サポート件数(1日平均)も、4月159件、5月196件、6月201件、7月206件と右肩上がり。安養寺さんは「来院者のニーズをくんで不安材料をさらに減らし、安心して行ける病院というイメージを定着させたい」と張り切る。

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大谷手術ならより長期要す 肘障害に詳しい古島医師

2023年08月29日 06時45分36秒 | 運動スポーツ

大谷手術ならより長期要す 肘障害に詳しい古島医師 2度目は難度上がると指摘

 2023年8月28日 (月)配信共同通信社
 

 米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平(おおたに・しょうへい)の右肘靱帯(じんたい)損傷が判明し、2018年に続いて2度目の靱帯再建手術に踏み切る可能性が取りざたされている。野球選手の肘障害に詳しい慶友整形外科病院(群馬県館林市)の古島弘三(ふるしま・こうぞう)医師は25日、共同通信の取材に応じ「慎重にならざるを得ない。1度目よりも早く復帰するということはまずない」と、回復により長い期間を要するとの見解を示した。

 18年10月に手術を受けた際は、19年5月から打者のみで出場、投手では20年に復帰した。仮に再度の手術となると「手術の難易度は格段に上がる。選手のパフォーマンスは戻せるが、執刀側が難しい作業になる」と指摘。一方で「部分損傷でも痛みがあるならば手術は必要」と判断基準を示した。

 今季の登板はなくなったものの、打者として出場を続ける方針だ。「二刀流」ならではの状況だが、医師の立場から「投手としての復帰を考えた場合、肘が痛いのに試合に出続けることはお勧めはできない」と述べた。

 今季の大谷は3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で大活躍し、横に大きく曲がる「スイーパー」で打者を牛耳ってきた。ただ、夏場に入って体にけいれんを起こすなど、疲労の色は隠せず「休養を取りながらいかないと。想像したくはなかったが、リスクはあると感じながら見ていた」と複雑な心境を吐露した。

 数々の常識を覆してきた29歳のスター選手に訪れた試練。さまざまな症例に携わってきた古島氏は「1カ月くらいは状況を見るのではないか。それでも、痛くて投球ができないということであれば、手術せざるを得ないと思う」と予測した。

 ※肘靱帯(じんたい)再建手術

 損傷した肘の靱帯を切除し、他の部位から正常な腱(けん)を移植する手術で、投手では復帰に1年以上かかる。1970年代にフランク・ジョーブ博士が考案し、ドジャースの投手だったトミー・ジョンが74年に初めて受けたことにちなみ「トミー・ジョン手術」とも呼ばれる。同投手は46歳で引退するまで通算288勝を挙げた。プロ野球では村田兆治(むらた・ちょうじ)(元ロッテ)が受けた後に広まり、桑田真澄(くわた・ますみ)(元巨人)、ダルビッシュ有(ゆう)(パドレス)らが経験した。

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自己研さんと業務の区別「上司の判断」

2023年08月29日 06時39分50秒 | 自殺・過重労働

自己研さんと業務の区別「上司の判断」、専攻医自殺後に病院が指針…「納得できず」疑問の声

2023年8月28日 (月)配信読売新聞
 

 神戸市東灘区の「甲南医療センター」の専攻医だった高島 晨伍(しんご)さん(当時26歳)が過労自殺した問題で、同センターが高島さんの死後、自己研さんに関する指針を作成していたことがわかった。指針では、自己研さんと業務の区別について「最終的に上司の判断」としており、内部から疑問の声が上がっている。

 関係者によると、高島さんが勤務していた当時、センターに自己研さんの基準を明文化したものはなかった。高島さんが亡くなった約5か月後の22年10月に、指針が示されたという。

 指針は「Q&A形式」で、新しい治療法や新薬の勉強について「自己学習は自己研さん」と説明。手術の予習や振り返りは、業務時間内に行う工夫が必要とした上で、「自らが術者である手術や処置等の予習や振り返りは自己研さん」としている。このほか、上司の指示がない学習や学会発表の準備なども自己研さんとし、業務との区別は「最終的に上司が判断」と記している。

 ある職員は「若手が指示と受け止めても、上司が否定すれば残業にならないことになる。治療法の勉強は欠かせず、業務にならないのは納得できない」と話している。

 センターは取材に「コメントできない」としている。

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