がん探知犬検査で数人から陽性反応 金山で経過説明会
2017年9月6日 (水)配信山形新聞
金山町が本年度から試験的に導入している「がん探知犬」を用いたがん検診の町民対象の経過説明会が5日、町農村環境改善センターで開かれた。町と連携し事業を進める宮下正夫日本医科大教授が、これまで数人に陽性反応が出たことを説明し「初期の段階で見つけられる検査のため、悲観的にならないことが大切」と訴えた。
検査は訓練を受けた探知犬が、人のがんが発する臭いを検体(尿)からかぎ分けて識別する。町の特定健診などを受ける40歳以上の住民のうち、同意を得た人が対象となる。町によると、これまで530人が同意し、同日現在で216人の結果が分かっている。このうち陽性反応が出た数人は、町立金山診療所でさらに詳細な検査をしている。
説明会には町民約110人が出席した。宮下教授は、探知犬の訓練や検査の様子、研究段階でがんの発見率がほぼ100%だったことを説明した。一方で「がんかどうかを広く見つけることはできるが、どこの部位にあるかはさらに検査しなければならない」と指摘した。検査の利点として「がんの進行を抑えるにはできるだけ早く見つける必要がある。この検査であればがんの前段階でも識別できる」とした。
2017年9月6日 (水)配信山形新聞
金山町が本年度から試験的に導入している「がん探知犬」を用いたがん検診の町民対象の経過説明会が5日、町農村環境改善センターで開かれた。町と連携し事業を進める宮下正夫日本医科大教授が、これまで数人に陽性反応が出たことを説明し「初期の段階で見つけられる検査のため、悲観的にならないことが大切」と訴えた。
検査は訓練を受けた探知犬が、人のがんが発する臭いを検体(尿)からかぎ分けて識別する。町の特定健診などを受ける40歳以上の住民のうち、同意を得た人が対象となる。町によると、これまで530人が同意し、同日現在で216人の結果が分かっている。このうち陽性反応が出た数人は、町立金山診療所でさらに詳細な検査をしている。
説明会には町民約110人が出席した。宮下教授は、探知犬の訓練や検査の様子、研究段階でがんの発見率がほぼ100%だったことを説明した。一方で「がんかどうかを広く見つけることはできるが、どこの部位にあるかはさらに検査しなければならない」と指摘した。検査の利点として「がんの進行を抑えるにはできるだけ早く見つける必要がある。この検査であればがんの前段階でも識別できる」とした。
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