江戸川区、保健所業務応援で医科歯科大に感謝状
2022年9月16日 (金)配信東京新聞
江戸川区は十三日、新型コロナ禍で逼迫(ひっぱく)した保健所業務を応援した東京医科歯科大学(文京区)に感謝状を贈った。同大大学院保健衛生学研究科の佐々木吉子教授は「保健所は住民とつながり、最後のとりでのような役割を果たしていると感じた」と活動を振り返った。
佐々木教授は第五波が流行中の昨年八月、江戸川区保健所を視察。職員が感染者との電話対応などに追われる姿を見て応援を提案した。同月から第七波の今年八月にかけ延べ百十四日間にわたり、同大の看護教員約二十人が交代で健康観察や患者への対応をボランティアで手伝った。佐々木教授は応援で自ら自宅療養中の患者に健康観察の電話をかけた際、涙交じりに「私は見捨てられていなかった」と言われたことが印象的だったという。
贈呈式は閉校した旧平井第二小学校の校舎に、区が今年一月に開設した「保健所サテライト」で行われ、斉藤猛区長が田中雄二郎学長に感謝状を手渡した。(松尾博史)
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