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新ワクチン 順次対象拡大…開始時期 自治体で判断

2022年09月17日 20時50分29秒 | ウイルス

新ワクチン 順次対象拡大…開始時期 自治体で判断

 2022年9月17日 (土)配信読売新聞
 

 新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」に対応した新たなワクチンの接種が20日から順次始まる。従来型ワクチンで2回目までの接種を終えた12歳以上の人が対象で、厚生労働省は年内に全ての希望者への接種完了を目指す。いつから打てるかは自治体や年代などによって異なっている。

 新ワクチンは従来株に対応した成分に、オミクロン株の初期に流行した系統「BA・1」に対応する成分を組み合わせた2価ワクチンだ。重症化を防ぐだけでなく、発症や感染予防効果も期待される。現在主流の系統「BA・5」にも一定の効果が見込まれている。

 12日に、米ファイザー製と米モデルナ製が特例承認された。厚労省によると、19日以降、約3300万回分が10月中旬までに全国へ配送され、自治体ごとに従来型から新ワクチンに順次切り替えられる。

 接種が始まる時期は、自治体によって様々だ。東京都港区は20日から開始するが、大阪府は26日、千葉市は28日などとなっている。

 対象は4回目を接種していない60歳以上の人や基礎疾患のある18歳以上の人、医療従事者から始め、10月中旬までに順次拡大する。自治体ごとの判断で前倒しもできる。厚労省は企業や大学で行う「職域接種」も検討している。

 すでに配布された3、4回目の接種券が使えるほか、新たな接種券も対象者に順次発送される。前回接種から5か月以上たった人が打てるが、厚労省は3か月程度に短縮する方針だ。そうなれば、8月頃に4回目を受けた高齢者も年内に5回目接種が可能になる。

 一方、従来型で2回目までの接種を終えていない人は、新ワクチンをすぐに打つことはできない。新ワクチンは3回目以降の追加接種を対象としているためだ。

 「BA・5」に対応する成分を含んだ最新型ワクチンも登場しそうだ。ファイザーが13日、厚労省に承認申請した。

 まだ人に投与したデータがそろっておらず、承認時期は見通せないが、3種類のワクチンが混在する形になる可能性がある。最新型を待ちたいと考える人がいるかもしれないが、感染を防ぐ抗体の量は接種から半年程度たつと減少する。

 大阪公立大の福島若葉教授(公衆衛生学)は「2種類のオミクロン株対応ワクチンの効果は大差がないと考えられ、BA・5対応を待たず、BA・1対応の接種を速やかに受けることが望ましい。従来型ワクチンも一定の効果が期待でき、2回目までの接種を済ませていない人は急いで受けてほしい」と話している。

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