新へそ曲がりおじさんの花便り(旧へそ曲がりおじさんの、へそ曲がりなオカヤドカリ飼育法)        

わけあってリニューアルオープンします。オカヤドカリの飼育はやめたので、花便りがメインになります。

不思議な組み合わせ?

2025-01-03 18:11:37 | 園芸豆知識

 

モナデニウム・ルベルムの挿し根苗だが・・・・。

我が家の栽培環境が良くないのだろうが、塊根が少し大きくなると突然腐って消えてしまうので、定期的に挿し芽で増やしておくのだが・・・・。

 

 

これはまだ塊根が大きくないのでいいのだが、もっと大きくなるとなぜかダメになるので、そろそろ挿し芽をしておかないといけないかも。

で、この鉢に意外?なものが生えています。

 

 

実はこの葉っぱ。

野生蘭の「モジズリ(ネジバナ)」です。

ちなみに、意図的に植えたわけではなく、勝手に生えたのです。

モジズリは「芝生の雑草」などと言う人もいるのだが、実際は意外てデリケートな植物で、人為的に鉢に植えるとそのほとんどは1年か2年で消えてしまいます。

そして、蘭には珍しく、種で増えるのだが・・・・。

人為的に種を蒔いてもまず生えません。

ところが、たまたま種が落ちたところが気に入ると、この様に勝手に生えてくるのです。

なので、これをほかの鉢に移植すると・・・・。

ほぼ間違いなく消えます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一口に「多肉植物」というが・・・・

2024-10-15 22:41:55 | 園芸豆知識

 

一口に「多肉植物」というが、その正体を詳しく知っている人がどれだけいるのであろうか。

「多肉植物」とは・・・・。

1、葉や茎、根などが多肉化した植物のことであって、その種類は千差万別で、「非常に多くの種類の植物」が含まれます。

2、葉や茎、根が多肉化しているために「乾燥い強い」「乾燥を好む」とも言われるが、必ずしもそうとは限りません。

 「多肉植物」でありながら、比較的乾燥い弱いものもあるのでね。

 「奇想天外」などはそん代表格だから。

3、一部には意味が拡大解釈されていて、「砂漠に生えている」という理由で多肉植物として扱われるものもあるが、

 前に書いた「奇想天外」はその代表格かも。

「奇想天外」は砂漠に生えるので「多肉植物」として扱われがちだが、実際は乾燥に弱く、一般的な多肉植物とは「別次元の植物」だと思った方がいいだろう。

何しろ、砂漠に生えてはいるが、その根は地下深く(10m以上?)の地下水脈まで伸び、そこから常に水を吸い上げているので、その水脈が枯れたらお終いなのだから。

また、「サボテン」のように、本来は多肉植物の仲間であっても、種類も非常に多くて「独立したジャンル」で扱われるものも多いので。

「球根類」や「根菜類」「蘭」などもれっきとした多肉植物なのだが、「サボテン」と同じで、それぞれが独立したジャンルで扱われています。

4、さらに「観賞が目的かどうか」で扱いが変わることも多く、「タマネギ」などは、「野菜」でもあり「球根」でもあり、「多肉植物」でもあるので。

って言うか、「多肉植物」とは、植物の種類が少ないので「独立した植物群に含まれない植物たち」といってもよいかも。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「生理的な根腐れ」と「病的な根腐れ」   補足説明でも

2024-09-21 23:37:03 | 園芸豆知識

多肉植物に陰らず、「根腐れ」ということが常に話題に上るのだが・・・・。


一口に「根腐れ」と言っているが、実は、その中には「生理的な根腐れ」もあるかとは意外に知られておらず、両者を混同する人がほとんどだろう。

が、この事を知らないで苦労をしている人は意外に多いのではなかろうか。








これはハオルシアの「万象」を鉢から抜き、培養土を落としたところです。


見ればわかると思うが、太い根が2本腐っています。

が、これは「生理的な根腐れ」であって、何も心配はいらないのです。


何故なら・・・・。








これは左側の太い腐った根を取り除いた後です。


中央の白くて長く伸びているもの。

これは腐った根の中を伸びていた新しい根です。



そう、これは生理的な根腐れなので、新しい根の成長に何ら問題はないのです。


前にも書いているが、軟葉系のハオルシアの根は、ほぼ2年か3年すると根の寿命が終わり、自然に枯れてしまうのです。

寿命を迎えて枯れたので、病的な根腐れとは違い、他の根に悪い影響は出ないのです。



ちなみに、この画像を見ればわかると思うが、冬でもこのように元気な根を伸ばすので、コツさえわかれば冬でも植え替えはできるのです。


それと。この画像でもわかるように、植え替え時でも土は乾いていません。

根腐れの原因を「水のやりすぎ」だと思っている人がほとんどだと思うが、水に原因を押し付けていては上達は望めないだろう。


万一根腐れが起きた時は、水以外の原因を探すことです。

2019.01.27.

 

この記事は5年半前に書いているが、ここで少し補足説明を。

本文中で「生理的な根腐れ」と書いてあるが、正しくは「生理的な根枯れ」というべきかも。

「根腐れ」と勘違いされがちなのだが、実はこの「生理的な根腐れ」。

実際には、寿命が来た古い根が枯れて新しい根と交代するための現象であって、腐るのは根が枯れた後です。

そう、枯れた後に腐るのであって、これは何の問題もないのです。

これは球根類にもよく起きる現象で、これを根腐れだと勘違いして騒ぐ人も多いので。

ちなみに、根腐れを恐れて水遣りを極端に減らす人もいるが、これが原因で根腐れを起こすこともあるのだがね。

サボテンや多肉植物は「乾燥に強い」とか「乾燥を好む」「乾燥に耐える」というが、それは地上部だけの話であって、新しい根や細い根は乾燥を嫌います。

なので、水やりを減らすと新しい根や細い根から枯れ始め、あたかも「根腐れした?」といった感じに。

が、これは水やりを減らした結果起きる現象であって、「本当の意味の根腐れ」とは違うのでね。

根の張りが悪いのも「水不足」が原因の場合が多いので、その点にもご注意を。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本当に根腐れは水のやりすぎで起きるのか?   追記です

2024-08-24 03:56:51 | 園芸豆知識

 

多くの園芸書やネット上のサイトでは、根腐れの原因を「水」のせいにしているが、本当に根腐れは水で起きるのであろうか。

答は「NO」である。

それでは、何故このような誤りが定着してしまったのであろうか。

それは・・・・。

「結果論」から答えがでっち上げられただけで、かなり的外れな話なのです。

結果論、「結果から道びきだされた推測」であって、間違いも多い。

で、鉢植で根腐れが起き始めると・・・・。

根腐れを始めた根は水を吸いません。

が、根腐れが始まってもすぐには気が付かないため、それまでと同じように水をやると・・・・。

健全な根であれば水を吸い上げるので、その分土の中の水も減るが、根腐れが始まると根が水を吸わなくなるので、土の中の水も減らない。

すると・・・・。

あたかも「水をやり過ぎた」のと同じ状態に。

そう、ここで勘違いが起きたのです。

そもそも、水のやりすぎで根腐れが起きるのであれば、水辺の植物はどうなるのか。

「水耕栽培」などとてもできないのだが・・・・。

それが出来ている。

かつてはヒヤシンスなどの球根の水栽培も盛んに行われていたが、根腐れなどほとんど起きていない。

最近はいろんな植物の「水挿し」も行われているが、ここでも余り根腐れは起きない。

にもかかわらず、根腐れの原因を「水のやりすぎ」として終わらせようとする。

そのため、過剰ともいえるくらい水やりを恐れ、その結果「水不足で植物をダメにする」という本末転倒な問題も多いのだが・・・・。

 

 

追記です。

ちなみに、私は大小さまざまな鉢でいろんな植物を1000鉢使く栽培しているのだが・・・・。

数が多いので嫌でも根管tれを起こすものもあるが、その割合は「1%程度」で、それも、ある条件の元で起きるものが多いのだが。

その一つは、およそ6割か7割は「買った直後か1年以内」です。

なので、1年経つとほとんど根腐れは起きません。

そう、ひどいときは買った時すでに根腐れを起こしていて、こればかりは手の打ちようもありません。

で・・・・。

植え替えを怠るなどして、「用土の劣化」や「初めから用土が良くなかった」という原因で根腐れを起こすこともあるが、これ以外では「植物自体に問題がある」こともあるので、根腐れを起こした場合は、「水以外」に原因を探すことだね。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

土の洗浄

2023-02-07 00:07:17 | 園芸豆知識

 

「土の洗浄」に関して。

「土の洗浄」と聞いてもあまりピンとこない人がほとんどであろうが、昔の園芸書の一部にはこの件に関する記述があったのだが・・・・。

最近の園芸書にはほとんどこの件に関する記述がなくなってしまったようです。

その原因として考えられるのは、根腐れの原因を「水のやり過ぎ」だという話が広まってしまったことにあるのかも。

そう、土の洗浄には「たくさんの水」をやらないといけないため、内容に矛盾が出てくるのです。

ちなみに、私はこの「土の洗浄」を、腎不全を起こした人に必要不可欠な「人工透析」と同じだと思っています。

で、水遣りに関してよく出てくる「鉢底から流れ出るくらい」が、私の言うところの「土の洗浄」に当たります。

が、私はこれをさらに徹底したやるのだが・・・・。

そのやり方は・・・・。

まず初めに、1度たっぷりと鉢底から水が流れ出すまで水をやります。

これで終わりではありません。

この後少し間を開けて、再び同じように水をやりまし。

1回目で十分水が行きわったっているが、そこにまたさらに水をやる。

が、これで終わりではありません。

翌日また同じように水をやります。

そして、さらにまた少し間を開けて4回目の水やりを。

2日間で4回の水やりをするのだが、時間的には「1日チョットで4回」もの水をやるのです。

常識的には有り得ないやり方だと思うかもしれないが、これをすると後の育ちが良くなるのです。

そう、じん不全の人が人工透析をするのと同じで、鉢の中にたまっている「無機塩類などの老廃物」が洗い流されるので、根の調子が良くなるのです。

ちなみに、無機塩類とはどんなものなのか。

素焼きの鉢などでは表面に白い結晶ができるが、これも無機塩類です。

プラ鉢だと土の表面にカビのようにできることもあるが、鉢の縁に白く結晶が出来ることも。

これは鉢の中に過剰に溜まった無機塩類が結晶化してできるので、鉢底から流れ出すまで水をやることでそれを減らすことが出来るのです。

過剰に溜まると浸透圧の影響で根が水を吸いにくくなり、それで根腐れが起きることも。

水のやり過ぎを根腐れの原因にしがちだが、実際は水をやらなさ過ぎても根腐れは起きるのです。

ということで、「1日余りで4回も水をやる」という、一見無謀なように思われることをしても根腐れが起きたことは全くないのです。

むしろ、これで元気になることの方が多いので。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする