日中が暖かい。外仕事を進めるなら今のうちだ!
ブルーベリーの冬囲いを終わらせた。 豆刈りもあと一息だ。加速加速!!
息子の家の本棚で「え!?」っと驚くタイトルの一冊を見つけた。
1974年にアメリカで出版されて以来、世界中のあらゆる世代に読み継がれてきたそうだ。
その詩は、無数の名詩選や教科書に転載されているという。 知らなかった。。。。
一つ一つの詩に、いちいち驚き、魂をわしずかみにされるような感覚を覚えた。
そして、それが、実は、自分の深い所が同じことを思っていることに気づかされた。
「今日は死ぬのにもってこいの日」 ナンシーウッド著 より抜粋
今日は死ぬのにもってこいの日だ。 生きているものすべてが、私と呼吸を合わせている。
すべての声が、わたしの中で合唱している。すべての美が、わたしの目の中で休もうとしてやって来た。
あらゆる悪い考えは、わたしから立ち去って行った。
今日は死ぬのにもってこいの日だ。
わたしの土地は、わたしを静かに取り巻いている。 わたしの畑は、もう耕されることはない。
わたしの家は、笑い声に満ちている。 子どもたちは、うちに帰ってきた。
そう、今日は死ぬのにもってこいの日だ。
おまえはわたしに言う、
去年という年に住むご老人よ、
昔の歌を歌うご老人よ、
目を覚まして
現実の世界をみてごらんなさいと。
わたしはおまえに言う、
どこにも住んでいない若者よ、
雑音しか聞くことのない若者よ、
世界はわたしの内部で育ってきた
だからわたしは歳月とともに豊かなのだ。
わたしは女です。
天の半分を支えています。
わたしは女です。
大地の半分は私が養っています。
わたしは女です。
虹がわたしの肩に触れています。
宇宙がわたしの目を取り巻いています。
今知っていることすべてを
もっと以前に知っていたならば
人生を年寄りとして始めたことだろう、
若さを置き去りにすることのほか
人生に恐れることなど何もない
そう言ってくれた老人たちに
だまされた年寄りとして。
そんな人生を送って
いったい何が面白かっただろうか?
宇宙の流れの中で、自分の位置を知っている者は、死を少しも恐れない。
堂々とした人生、そして祝祭のような死。
ネイティブアメリカンの哲学は、我々を未来で待ち受ける。
中沢新一
ブルーベリーの冬囲いを終わらせた。 豆刈りもあと一息だ。加速加速!!
息子の家の本棚で「え!?」っと驚くタイトルの一冊を見つけた。
1974年にアメリカで出版されて以来、世界中のあらゆる世代に読み継がれてきたそうだ。
その詩は、無数の名詩選や教科書に転載されているという。 知らなかった。。。。
一つ一つの詩に、いちいち驚き、魂をわしずかみにされるような感覚を覚えた。
そして、それが、実は、自分の深い所が同じことを思っていることに気づかされた。
「今日は死ぬのにもってこいの日」 ナンシーウッド著 より抜粋
今日は死ぬのにもってこいの日だ。 生きているものすべてが、私と呼吸を合わせている。
すべての声が、わたしの中で合唱している。すべての美が、わたしの目の中で休もうとしてやって来た。
あらゆる悪い考えは、わたしから立ち去って行った。
今日は死ぬのにもってこいの日だ。
わたしの土地は、わたしを静かに取り巻いている。 わたしの畑は、もう耕されることはない。
わたしの家は、笑い声に満ちている。 子どもたちは、うちに帰ってきた。
そう、今日は死ぬのにもってこいの日だ。
おまえはわたしに言う、
去年という年に住むご老人よ、
昔の歌を歌うご老人よ、
目を覚まして
現実の世界をみてごらんなさいと。
わたしはおまえに言う、
どこにも住んでいない若者よ、
雑音しか聞くことのない若者よ、
世界はわたしの内部で育ってきた
だからわたしは歳月とともに豊かなのだ。
わたしは女です。
天の半分を支えています。
わたしは女です。
大地の半分は私が養っています。
わたしは女です。
虹がわたしの肩に触れています。
宇宙がわたしの目を取り巻いています。
今知っていることすべてを
もっと以前に知っていたならば
人生を年寄りとして始めたことだろう、
若さを置き去りにすることのほか
人生に恐れることなど何もない
そう言ってくれた老人たちに
だまされた年寄りとして。
そんな人生を送って
いったい何が面白かっただろうか?
宇宙の流れの中で、自分の位置を知っている者は、死を少しも恐れない。
堂々とした人生、そして祝祭のような死。
ネイティブアメリカンの哲学は、我々を未来で待ち受ける。
中沢新一