大きなかぶ農園だより

北海道マオイの丘にある大きなかぶ農園からのお便り・・
※写真はsatosi  

玄米の力

2015-11-24 | 食生活
滋養強壮、病中・病後の回復食、離乳食に
   玄米クリーム
       玄米を炒ってから長時間煮込み、エキスを絞り出したのが玄米クリーム。
     病気で何も喉を通らない人にもスーッと入る万能滋養食です。
       これは、玄米の優れた栄養バランスが、長時間火を通すことでより体内に吸収されやすくなるから。
     離乳食や母乳代わりに、お年寄りの滋養食に、病気の手当て食に、微熱とりにと、何にでも活躍してくれます。
       末期ガンの痛みにも効果があり、看病している家族から「痛みを訴えなくなった」と感謝されることもありました。
     玄米のエキスには酸化熱をとって炎症をしずめたり、素早い造血作用により血液の崩壊による痛みを緩和する力が
     あるのです。
       なお、病人食の場合には無圧で炊いた玄米クリームを。
      口内炎や極陰の症状の手当て食の場合には逆に、圧をかけて陽性を高めたものの方が効きます。
     いずれも、梅干しやごま塩を添えてどうぞ。
      材料:(5人前)
          炒り玄米・・・1/2カップ、水(無圧の場合)・・・5カップ、(圧力鍋の場合は2.5カップ)
          自然塩・・・・小さじ1/10+α

      ● 無圧玄米クリームの作り方
        ① 玄米は洗わずにそのまま、中弱火で、木べらでかき混ぜながら炒ります。パチパチ音がして全体がキツネ色に
          なったら、別鍋に沸かした湯(5カップ)の中に塩と共に入れ、弱火にして蓋をし、吹きこぼれないように
          2時間煮ます。(途中、蓋を開けないこと)。
        ② 水に濡らしてさらしの三角袋を用意し、中に熱々の玄米を炒れて木べらを使って玄米を絞ります。
        ③ よく絞りだした玄米クリームを再び鍋に入れ、好みの塩加減にしてひと煮立ちさせます。
         クリームが薄い場合は、少し煮詰めてください。

 ● 圧力鍋を使用する場合
         圧力鍋に炒り玄米と水(2.5カップ)、塩を入れて蓋とおもりをし、強火にかけ、沸騰したらそのまま2~3分待って
         から弱火にして約40分間炊きます。圧が抜けるまで自然放置し、あとは無圧の②③と同じ。
          またはミキサーにかけてクリーム状にし、煮詰めてもいいでしょう。

◎ 玄米クリームは、必要なときにすぐ使える食箋パックが市販されています。
     オーサワ 有機絹ごし玄米クリーム 200g 302円。 


病弱な人や幼児の解熱・発汗・赤い発疹に
  大根おろし汁入り 玄米スープ
      第一大根湯が強すぎて飲めない人や虚弱体質の人、高齢者には、からだにやさしい玄米スープをプラスしてみましょう。
     無理なく穏やかに作用して、熱を下げます。アレルギー体質で赤い発疹が出る人はお茶がわりにどうぞ。
      材料:(一回分) ※ただし幼児には1/2量、乳児には1/4量を目安に。
          玄米クリーム・・・・小さじ1、大根おろし汁・・・・大さじ1、水(または湯)・・・1カップ、自然塩・・・微量。
      つくり方&飲み方
          鍋に水と玄米クリームを入れて良く混ぜ合わせます。大根おろし汁と箸の先につけた詩をも加えてから
          火にかけ、沸騰直前に火を止めて温かいうちに飲みます。

野菜との会話

2015-11-06 | 
冬の間 除雪車の目印となる紅白のポールが 家の前の砂利道に等間隔で立った。
朝起きたら 羊の一家とヤギの母さんが家の前にいる。
畑の草がこれから芽吹くという春先と そろそろ食べる草がなくなる秋口に必ず来る。
そして 野菜くずを積んでいる場所に陣取って食べられるものを食べていく。
ついでにブルーベリー畑を4匹で徘徊するので枝が折れないかと心配で慌てて外に飛び出す。
首輪につけた3mのロープと土に打ち込んである杭を一緒にじょろじょろ引きづっている。
夫がメリーを連れて畑の方に歩き出すとほかの3匹もさっさか畑を目指す。
いつも一緒に行動する。喧嘩もしょっちゅうしてるのに。。。

日曜日の午後、気温が高い日にやろうと思っていた浄水器小屋のペンキを6年ぶりに塗る。
午前中は稲架がけの稲の脱穀をやりに2家族が来てくれた。
それは皆に任せて、自分はハウスの片づけをする。
暖かいと体が自由に動き作業がはかどる。 
茶色に枯れたトマトときゅうりの一本一本に挨拶しながら 吊ってあるひもを解いて土の上に寝かせた。
根っこはまだ生々としている、土の中でまだ微生物たちと交流が続くのかなと思い 抜かないことにする。
今年もなかなか思ったような世話ができなかったな、、と反省しつつ振り返る、、
(いいのいいの、この程度でちょうどよかったよ、)とトマトの声がする。
(朝夕必ず会いに来てほしかった、、、もっと話がしたかった・・) きゅうりはスネているようだ。
(あんただれ?) オクラったら自分一人で大きくなったような気でいる。。。
 そうだね、皆それぞれちがう。  野菜のお母さんとしてはまだまだだ子供が見えてない、、、、、、