大きなかぶ農園だより

北海道マオイの丘にある大きなかぶ農園からのお便り・・
※写真はsatosi  

天地返し、、か?

2018-07-29 | 日記
稲も大豆もボチボチと育っている。
稲の株がなかなか増えず、今年はいったいどうなるのか。。
雨が止み、太陽が差し込んできたと思ったらもう元気。
そういうことか。。。ひとの力はちいさいな、、、、、
晴れ間をぬって周りの農家は一斉に牧草と麦の刈取りを始めた。
暑い暑い日曜日、夫は蕎麦を蒔き終えた。
暑いの苦手な妻、風が吹き抜ける家の中から出られずだらだらするが
猛暑の中災害の後片付けしている人に向かって台風まで来ている。
これでもかという状況の中でも、ひとは生きる力を発揮し乗り越えてゆく。それに勇気をもらう。
毎年想定外の気象状況のなか、来年、再来年、またその先の農作物がはたして今までのように育つのか?
しかし、もしかすると、今まで撒き続けられてきた化学農薬や化学肥料だらけの農地が洗い流され
ひっくりかえる現象なのか?ひともいっしょにひっくりかえり、意識が変化、転換していく現象かもしれない。
いままで、盆と正月一緒に来たような食生活続けて来た現代人、2、3年ひもじくても死にはしないだろう。
かえって、健康復活する。10年もすれば日本中の農地が健康になり、ひとびとも飽食から解放され、
「食うために働かねば」と思い込み、せっせと会社に通い続けることからも自由になり、目が覚める。
ひとりひとりが心の中に温めている、ほんとうの世界が実現する前兆のあれこれ。と、思いたい。。。。。
まず、何かしていないと落ち着かない自分を何とかしなければ。。。。
ダラダラしてても今日は倉庫に米がまだある。。米無くなったら、、草がある、、根っこがある。。。。
いよいよとなれば、外に出て必要元素を皮膚呼吸と口パクで補給。永遠に生きたらどうしよう

健闘祈る

2018-07-22 | 日記
蒸し蒸しの長沼。家の中はハエ、アブ、蜂、蝶、カメにだんご等々虫虫。
しかし、本州の暑さにくらべれば天国だと思わねば。。。。
「命の危険に値する暑さです」とニュースでアナウンサーが連呼する。
娘の住む岐阜は最高気温40度だというが想像もつかない。
「生きてる?」と安否確認。涼しいお部屋で夏休みの孫は元気いっぱい。
娘は暑さより3歳児のパワーにぐったり。「北海道に避難する?」
「ナオトだけ送り込みたい」「、、、それは無理。シッター付なら。。」
「ほんと?!シッター探す!!」大真面目に娘が食いついてきた。
更に「皿も洗えます。掃除もできます」と成長をアピールし切実感・本気度剥き出し。
はたして、、3歳の孫は大丈夫だろうが、シッターさんが大かぶエリアに順応できるかどうか、、、?
虫だらけ、草だらけ、犬、へび、ねずみ、ウオシュレットなし、シャワーなし、石鹸洗剤不使用、、、、、
そして、変わり者のじいさん。。と、一応この条件をクリアできる存在がいればいいね、、って、、、、
娘絶句。涙どーどー流れるラインスタンプが送られてきて、この話は無しってことで一件落着。かはは
可愛そうだが、30代の親さえ大変な3歳児のお世話を、62歳ばあちゃん、仕事しながら子守もなんて無理。
毎日へとへとの自分の身体を、明日に機嫌よくつなげるだけで手一杯。
  悪いね、娘よ。 健闘祈る。 母

欲望の渦

2018-07-16 | 日記
梅雨明けて猛暑が続くところもあれば、北海道は雨ばかり。
刈った牧草が雨に降られて放置されている畑や、
機械がぐちゃぐちゃの畑に入れず、植えることの出来ない南瓜や、、
大きなかぶも、小豆とそばを蒔くつもりが、いつになることやら、、、
幸いにも、高知と大分からの野菜たちが何事もなく到着してくれる。
あわてても仕方がない。。
夫が宝くじを買ったと言うので、うっかりつられサマージャンボを3千円買う。
宝くじに3000エン出すなら本買うワ、というタイプがどうしたというのだ。
夫は時々買っているらしく、引出の隅に外れくじがたまっていたりするが、白々として妻無関心。
え?7億?当ったら人格豹変するっていうじゃない。豹変した自分を受け止め切れなかったらどうしよう。
だいたい、そんなにお金有っても使い道がない。。。。とおもっていた。
が、買った途端に、当った時のことを想定し、心の準備をはじめた。
まず、銀行に預けたり、土の中に埋めたりせず、使い切る。そのために、、、どうする、こうする、、、、
温泉だ。温泉掘ろう。見晴らしのいい山羊小屋の辺りに温泉掘って、、温泉熱で冬でも暖房いらず。
ビニールハウスもぽかぽかで真冬でも菜っ葉がスクスク育つ。収穫忙しくなるな。。。。。
小松菜、ほうれん、春菊蒔いて蒔いて、採って採って、食って食って、温泉三昧。。。。
温泉は隣近所の人にも開放するから、いつもピカピカに磨かなくてはならない。忙しいな。。。。
温泉棟の横に管理棟建てないと家に帰っている暇がない。自分だけでは掃除がやりきれないぞ。。。。
いっそのこと湯治場にするか、卓球場、映画館も欲しいな。みるみるうちに欲望の渦にのみ込まれていく。
7億じゃ足りない。。。。

もってってーーー!

2018-07-08 | 日記
日本列島雨雨雨!!
毎週入荷する野菜果物の愛媛、高知に大雨がこれでもかと降る。
息子の住む倉敷、娘の住む岐阜県の被害状況が連日ニュースで流れる。
娘のアパートは長良川の目の前に建っている。
「水どう?避難した?」とメールすると既読になったが返事来ず。
「お、ほんとに緊急事態か?」娘の方から連絡くるのをひたすら待つ。
こんな時、安易な携帯電話の電池の無駄使いは命取りになりかねず。
考えた挙句、娘のアパートの横の温泉旅館に電話をかけてみた。
『一時は水嵩が道路にまで達しましたが、今は引いています』と落ち着いた声の支配人さん。
しばらくして、娘から「一階の駐車場の車だけ避難した」とメールが来た。
そのあと小学校に避難したらしいが、大事に至らず家にもどったようだった。
家が高台にある息子たちも何事もなかったが、通勤途中に何が起こるか分からないから油断禁物。
こんな小さなニッポン列島にピンポイントで雨が降り、地震が起こり、、、、
これでもか、これでもかって大暴れしている存在と秘境の温泉でお互い裸になって話してみたい。
ひわ婆のいのちと引き換えに日本列島が救われるのなら、喜んでいけにえになりましょうぞ。
好きな事、好きなだけして生きてきて、、、この頃は腰も痛いし目もかすむ。耳もソラミミ鼻詰まり。
行きたいところ欲しいもの、特に無し。明るくて気立てが良いのがまだまだお得。
こんな私でよかったら、さあさあ、もってってーーーーー!いいからいいから、遠慮はいいから!!
たとえば地獄食堂の飯炊きなら第5の人生にやりがいをみいだせそうなんですけれど。
    (え、、、地獄食堂忙しすぎてスタッフ完全ロボット体制って?。。。。あら、ざんねん。。。)

奇跡の連続

2018-07-01 | 日記
雨が降って、天気になって、また雨が降って、、、、
北海道に梅雨が無いと言うのはもう過去のことだ。
ここ何年も前から、6月は雨が降る。
晴れ間のなか、ウグイスが近くの木で”ホーホケキョ―”と鳴いている。
山の奥で練習した成果が、ようやく発表段階までこぎつけたか。。。

荷物を届けに来た郵便局の車が、バックし損ねて入り口の
街路灯にぶつかった。「支柱が曲がってしまいました。すみません!!」
新人の若いお兄さんが平謝りで「今、局に連絡しますので」とオロオロしている。
どれどれと見に行き、曲がった支柱を反対側にギュッと押すとまっすぐになったので「直ったよ。大丈夫」
「それより、小さな事故が大きな事故につながるから、こんな日は用心して運転しないとね」
「はい。気をつけます」 若いお兄さんは恐縮しながら荷物を置いて行った。
そのあと彼が局で報告したらしく、兄貴分の中村さんから謝罪の電話、さらに上司と中村さんが家に来た。
太陽光の街路灯が点灯するかどうかを確認するために2度も現場に来て、「点いた!」と安心して帰った。
弁償云々といっても千円程で郵便局の財布の負担は軽いが、中村さんの心の重さが伝わってきた。
灯りが点いて中村さんの安堵した顔に安堵する。こんな小さなことに人は心を重くし、軽くもなる。
荷物が多い日や、時間指定の段取りのやりくりに追われるとか、、あるいは〇△◇等々、慌てたり
イライラしたり、毎日のことだからナンダカンダいくらでも発生するだろうが、、、、
各々がさまざまな現象と向き合って、折り合いつけて、自分の仕事をやり遂げて一日を終える。その連続。
今まで20年、台風や大雪で1-2日遅れることはあっても、来るべき荷物は全て届けられてきた。
当たり前のように見えるが、(これは奇跡だ。奇跡の連続だ) と小さなジコを通して思った。
クロネコ便、郵便局、佐川急便、新人さんも来るが、20年の付き合いの人もいる。
(ほんとうに毎年・毎月・毎週毎日あなたも荷物も無事でありがとう!)と思わずにはいられない。