今年は周りの農家とさほど変わらないペースで稲刈りが始まった。
台風で水が切れた時があったり、草に覆いつくされたり、今年も波乱に満ちていた。
毎年、思っていることの1~2割しか世話ができていない様な自分たちだが
稲は、だからこそ、と言わんばかりに自力で育ち、刈入れを迎えられたことは本当に感謝だ。
半月ほど前、『4年前神谷バーで知り合ったヒグマです』と電話がかかって来た。
札幌に仕事でくるのでその合間に寄りたいと言うのだ。
毎年11月、浅草酉の市に行った際、雷門の並びの神谷バーに時々立ち寄る。
神谷バーは地元の人達と国内・海外の旅行者が入り混じって熱気溢れる交流の場なのだ。
入れ代わり立ち代わり様々な人たちと話すので、電話で名前を告げられても全く見当がつかなかった。
レンタカーでやって来たのは、26歳の青年だった。 「あー!君か!!ニューヨークで出会った女の子と来ていた!」
「そうです、ゆみちゃんと一緒にいた。覚えていてくれましたね」 その時夫が渡した名刺を大事に持っていた。
彼が作業療法士として働いていると知り、4年前の2月にスケボーで転んで前頭葉が全滅した息子の話しになった。
息子の入院生活3ケ月、リハビリには毎日作業療法士さんの世話になっていた。
泣き笑い3ケ月の看病話を真剣に聞いてくれて、自分がこの仕事をしていて、今感じていることは
家族があきらめない人が治っていくように思う、と言った。
その言葉を聞き、はっとする。 息子の左の頬の感覚がまだ戻っていないこと、そして嗅覚が戻っていないこと。
主治医から前頭葉が全滅ということの説明を受けた時、それは昨日までの息子が息子で無くなる事を意味していた。
今も息子の前頭葉は全滅状態だが、無理だと言われていた仕事に就くことや車の運転なども普通にしている。
ここまで回復したのだから、、と安心し、あきらめたつもりはなかったが本人の自己管理に任せていた。
(彼はこのことを知らせに来てくれたのか)と納得し、週末すぐに息子の住む岡山を訪ねた。
突然の訪問に駅に迎えに来たけいこさん(嫁)が何があったかとびっくりしたが、これこれしかじかと話すと納得した。
「実は、私もふと同じような事思ってたとこやねん」そうなのか!以心伝心。
翌日は、看護師のけいこさんが仕事に出た後、休みの息子と海岸線をドライブしたり、家で映画を観ながら
持って行ったオルゴンリングで手足や背中・首・頭などを念入りにこすった。
今年の5月に息子夫婦と友達のどくさんが遊びに来た時は、親の家とはいってもひとの家なので非日常だが
ここは息子の家だ。日常の息子が浮き彫りになる場所で、母はアンテナをピコピコ立てて息子を感じる。
運転中の言動や、思い立って台所で何か作ってくれたりすること、などなどがより息子に戻っているように思う。
息子にも母が来た訳を話す。違和感なく「そうか」と受け止め今の自分の心境などを漏らした。 ふむふむ・・
絵を描くことに集中したくて東京から岡山に来たが、なかなか思うようにはいかないこと。そりゃそうだ・・・
母にしてみれば、こうして普通に暮らしているだけで充分。今更ゴッホやピカソになってくれなくていいのだ。
しかし、夢はいくらでかくても良い。3人でもう一度、頬の感覚と嗅覚を取り戻すために何をするかと確認し合う。
ふっと、ある日突然、風のようにやって来た青年が、自分の中の衝動を促し、行動させる。
それは、じつは息子の内なるゴッホからの緊急呼び出しかもしれず、、、、ゴッホの母まだまだやることありそう。 ハハハ
台風で水が切れた時があったり、草に覆いつくされたり、今年も波乱に満ちていた。
毎年、思っていることの1~2割しか世話ができていない様な自分たちだが
稲は、だからこそ、と言わんばかりに自力で育ち、刈入れを迎えられたことは本当に感謝だ。
半月ほど前、『4年前神谷バーで知り合ったヒグマです』と電話がかかって来た。
札幌に仕事でくるのでその合間に寄りたいと言うのだ。
毎年11月、浅草酉の市に行った際、雷門の並びの神谷バーに時々立ち寄る。
神谷バーは地元の人達と国内・海外の旅行者が入り混じって熱気溢れる交流の場なのだ。
入れ代わり立ち代わり様々な人たちと話すので、電話で名前を告げられても全く見当がつかなかった。
レンタカーでやって来たのは、26歳の青年だった。 「あー!君か!!ニューヨークで出会った女の子と来ていた!」
「そうです、ゆみちゃんと一緒にいた。覚えていてくれましたね」 その時夫が渡した名刺を大事に持っていた。
彼が作業療法士として働いていると知り、4年前の2月にスケボーで転んで前頭葉が全滅した息子の話しになった。
息子の入院生活3ケ月、リハビリには毎日作業療法士さんの世話になっていた。
泣き笑い3ケ月の看病話を真剣に聞いてくれて、自分がこの仕事をしていて、今感じていることは
家族があきらめない人が治っていくように思う、と言った。
その言葉を聞き、はっとする。 息子の左の頬の感覚がまだ戻っていないこと、そして嗅覚が戻っていないこと。
主治医から前頭葉が全滅ということの説明を受けた時、それは昨日までの息子が息子で無くなる事を意味していた。
今も息子の前頭葉は全滅状態だが、無理だと言われていた仕事に就くことや車の運転なども普通にしている。
ここまで回復したのだから、、と安心し、あきらめたつもりはなかったが本人の自己管理に任せていた。
(彼はこのことを知らせに来てくれたのか)と納得し、週末すぐに息子の住む岡山を訪ねた。
突然の訪問に駅に迎えに来たけいこさん(嫁)が何があったかとびっくりしたが、これこれしかじかと話すと納得した。
「実は、私もふと同じような事思ってたとこやねん」そうなのか!以心伝心。
翌日は、看護師のけいこさんが仕事に出た後、休みの息子と海岸線をドライブしたり、家で映画を観ながら
持って行ったオルゴンリングで手足や背中・首・頭などを念入りにこすった。
今年の5月に息子夫婦と友達のどくさんが遊びに来た時は、親の家とはいってもひとの家なので非日常だが
ここは息子の家だ。日常の息子が浮き彫りになる場所で、母はアンテナをピコピコ立てて息子を感じる。
運転中の言動や、思い立って台所で何か作ってくれたりすること、などなどがより息子に戻っているように思う。
息子にも母が来た訳を話す。違和感なく「そうか」と受け止め今の自分の心境などを漏らした。 ふむふむ・・
絵を描くことに集中したくて東京から岡山に来たが、なかなか思うようにはいかないこと。そりゃそうだ・・・
母にしてみれば、こうして普通に暮らしているだけで充分。今更ゴッホやピカソになってくれなくていいのだ。
しかし、夢はいくらでかくても良い。3人でもう一度、頬の感覚と嗅覚を取り戻すために何をするかと確認し合う。
ふっと、ある日突然、風のようにやって来た青年が、自分の中の衝動を促し、行動させる。
それは、じつは息子の内なるゴッホからの緊急呼び出しかもしれず、、、、ゴッホの母まだまだやることありそう。 ハハハ
強い思いや
声での呼びかけや
足つぼマッサージやetc・・
常に愛する人に、
たくさんの人に囲まれてたから。
彼の環はすごくたくさんのものが
あるのだと思う(*^^*)
本当にありがとう!!!!
これからもどうぞよろしくね!!!!