大きなかぶ農園だより

北海道マオイの丘にある大きなかぶ農園からのお便り・・
※写真はsatosi  

母ごころ!

2010-10-27 | 日記
夏の初めころからSOSを発していた娘の様子を伺いに久しぶりに東京へ飛ぶ。
『苦しいときにこそひとは成長するんだよ』といつも他人には言ってきた。
だから目出度く人生の迷路に嵌った娘に深情けは厳禁。しかし内心どきどき・・・
電話の向こうの声が少しづつ変化するのを身体に感じながらじっと見守る。
常識や世間の評価等に身動きの取れなくなった自分自身をどうやって解放するか。。。
諸々の現象に振り回され本質に辿りつけずにいる自分をどう癒すか。。。。
頭にぎっしりスクラップされたノウハウも日々の実践がなければ鼻紙にもならず。
 どちらかといえばハチャメチャな性質の娘が、古い重厚な体質の大企業の中で
娘の中では全く意味を持たない価値観や意にそわない秩序や規則が、
大きな組織を運営するためには必要不可欠な現実の前で、
自分自身を見失いそうになるのも無理はない。 まだジンセイ28年。
「そんな会社早く辞めてしまえばー」と親にあるまじき暴言を何度か投げつけたが、それには食いつかず。
今回 朝五時半に起きて満員電車で会社に行き夜7時8時帰宅の娘の日常を垣間見、「あんたはエライ!」
                  母ちゃんには出来ない。ぜったい無理。

ひとは自分の範囲を超えた自分を感じるために、その快感を知るために大気圏突破の痛みに身を委ねるのか・・・


十五夜お月さん・・・・


紅葉始まる





秋心 メランコリー・・・・

2010-10-21 | 日記
一雨ごとに秋が深くなり、作業をする手足の指先が朝夕はしびれてくる。
いつの間にか除雪の目印になる紅白のポールが町道に等間隔に準備された。
マオイ山から流れる水や風が円熟した木々の匂いを踊りながら運んでいる。
葉が黄に紅に色づき、指先から鼻から目から 秋がからだに雪崩れ込む。
鏡をみれば、首すじが張りを失い(こんなところにも明らかな秋が・・・) 超寂びし・・・・
・・超侘びし・・・・と、なったこの時期が自分的には一年の最終章とさだめる。
一年間、じぶんの心に正直に生きたか、じぶんをどれだけ信頼できたか、
イジワルなじぶんも、素直じゃないじぶんも、ともに等しく愛することができたか。
お肌の衰えと引き換えに内面の熟度を拾い集めて収支決算とする。
 ある朝突然 真ッシロな世界が訪れ、また生まれ変わる。
         365日、8760時間、525600分、31536000秒を 飽きずに生きる。
けろけろ、しゃらしゃら ぐずぐず もやもや めそめそ きびきび うきうき らんらん どきどき・・・・・
だらだら ぐったり はあ~~ もーー!  わくわくわくわく 

馬好きの彼女 自分の馬に乗って かっこいいね!(馬は20歳の”はるか”と言う名前)

私も乗せて頂きましたが どうですか カッコイイ?
馬の背中は広く暖かくとても気持ち良かったのですが 私もはるかも緊張気味!

青汁ケールの収穫作業(手間は次の写真へ)

秋大根です いつでも出荷できます。

秋になり我家にも侵入してきましたが 御用になりました!

赤峰勝人さんの講演会風景 270人が参加でした。
会場は少し肌寒かったのですが 熱気溢れていました! 

・・秋・・・・

2010-10-13 | 日記
なんとなくさびしい気持ちのこのごろだ・・・・・・秋
あんなに燃えていた編み物に気持ちが行かず、発想も湧いてこない・・・・・
編み物の本はほとんど見ず、自分の中から湧いてくる力を頼りに糸を合わせ
色合いを変化させながら集中して一目一目編んで行くことが喜びなのだが・・・・・
(たまには編もうか・・)と糸を前にしても編みたい欲求が爆発しない・・・・・・・
自分の天職があるとしたら、それが分からなくなってしまったような・・・・・
さては次の新しい何かに移行する前の現象か・・・・ ただただ夏の疲れか・・・・
からだのずーーーっと奥になにかが隠れている気配もある、でてこーーーーーい!
夢をみた。2-3階建ての大きな温泉施設が突然大改装されて驚いている夢。
ペンキ塗りたての浴槽におそるおそる浸かっていた。
それから、へびの夢。昔からここに棲んでいる青大将が突然トビウオのように
ビユーーーーーンとまっすぐな棒になって飛んで逃げていく後姿を(あら?あら?)と見送った 次の瞬間
こんどはこちらをめがけてビュ~~~ンと戻ってきて なんとなくホッとしている夢。  なんだなんだ・・・・秋か



彬帰る!!

2010-10-05 | 日記
いつの間にか周りの草の勢いは衰え、ひとつひとつ見れば葉はシミだらけ穴だらけ。
青紫蘇の森にひと夏中棲んでいたバッタの姿も近頃は見なくなった。
あちこち食べかけの葉を残してどこへ行ってしまったのか。。。
9月最後の日、40日間この空間で暮したアキラも東京へ帰って行った。
はじめてアキラがここに到着した夜、吠えて飛びついて歓迎したオス犬のタチを
(ぎょっ!)と驚いてシッシッ、と追払っていたアキラが、帰るときにはタチを抱きしめた。
タチが薪運びするアキラの横でシッポをビュンビュン振って気を引こうとしても、
しゃがんでメンドリにえさをやるアキラの腕や足をハグハグとアマガミして甘えても、
アキラは無言でサラリとかわし、けっして声をかけたり撫でたりする事はなかった。
それでもタチは、いつもいつもアキラの居るところ行くところでシッポをぱたぱた振って過ごしていた。
両者の関係が日に日に変化するのを見ているのが最大の関心事になり、甘えるタチの頭をポンとたたいて「こら。。」
などと声を掛けたりするようになると(うほほ~~)と愉快で愉快でたまらなくなる。
バッタもアキラも今年の夏を思い切り楽しませてくれたかけがえのない存在だ。また帰ってくるかな・・・・

お隣さんと4人で秋の味覚”秋刀魚”を食う!

伯父と甥

大根おろしを摩り下ろす彬

黒米刈取り終了 ”これで今年の稲刈り全て終了”