大きなかぶ農園だより

北海道マオイの丘にある大きなかぶ農園からのお便り・・
※写真はsatosi  

身体からの声

2016-03-29 | からだ
金曜の朝は快晴だった。。。と、突然雲行きが変わり冷たい風と共に大粒の雪が降り始め、
一瞬吹雪となり、、、、そしてまたおだやかな天気模様となる。 
女の子の心の様に、、春、揺れてるな。。。

『スギナの粉とイタドリの粉飲むようになってから落ち込まなくなったわ』
野菜を買いに来た同い年のひろ子さんが うれしいこと言ってくれた。
野草の力はそれなりに知ってはいるし、実感もしているつもりだったが、
最近は歳をとり、人格丸くなったのか、夫に何を言われようが心境に波風が立たず、、
実験・実験と、時々思い出したように、スギナの粉を舐めてみてはいるが、、
体調にも心境にもとくに変化は感じず、、、そこへ、『ひろ子報告』
『疲れなくなって体調もいいし、機嫌もいいから、父さんが毎日飲めよ、って言うの』
朝、夫とのりちゃんに「そうなんだって!だからやっぱりあたしたちも毎日スギナなめてみようよ!!」
三人で、一斉にペロペロ舐めた。
「今日は渋いな」と夫 「苦い、、、」とのりちゃん。 「あれ、今日は苦みも渋みも何も感じないぞ、、」とわたし。
「お前はヨーセイだからな」 (え、妖精だなんて♪、、いつも妖怪扱いするくせに・・・)
「違う違う、陽性だ。」 あ、なるほどね、こういう早とちりも確かに陽性体質。そういう夫ものりちゃんも陽が強い。
陰陽表に当てはめ見てみれば、塩気の次に苦み、さらに渋みが極陽ということは、、、二人には苦み、渋みは
今日の身体の状態では足りてるということになるのか?、、、
で、苦くも渋くもなく、と感じる自分の身体にはちょうど必要だったということか?・・・
と、三人いれば三人三様。あーじゃないか、こーじゃないか、とひとしきり陰陽談義。
毎日の食事で、同じ味噌汁飲んでも、しよっぱく感じる家族、もっと塩気を欲する家族がいるのは当たり前。
家でゆったり過ごした自分と、外で一日中農作業してきた夫では欲するものは当然違ってくる。
一人一人の過去からの食歴によってつくられて来た体質に合わせ、日々食べるものやストレス等の様々な条件で
形成されている「からだ」の声に、耳を澄ませながら暮らしていると、驚くことばかりで退屈が無い。

白鳥来る

2016-03-21 | 日記
くぁくぁくぁー と朝早くから白鳥の群れが頭上を飛んでゆく。
もう朝ごはんか。。。ねぐらの長都沼から餌場の田や畑に移動するのだな。。。
うちの田圃にも日中たくさんの白鳥が降りて来るが、去年と同じ群れなのか、違うのか。。
あらかじめ、今年はどこどこの田に何々がどのくらいあるから、大所帯のAチームはあそこ。
去年のどこどこは質が良くなくて体調崩した子どもが続出だったから、子供は大かぶへ。
じいさんばあさんもそこにする方がよかろう。。と。まとめ役が段取りするのか。。。
実際、一体全体シベリヤまでの道中をどう遣り繰りするのか。この時期そればかり考える、
毎日白鳥なら退屈そうでもあり、、しかし案外心身ともに極限状態なのかも、と想像したり、、
3日位白鳥として生きてみたいという欲求が抑えられない今日この頃。。。。。。

春、兆し

2016-03-21 | 日本を考える
赤峰勝人講演会、無事終了いたしました。
多くの方に足をお運びいただきまして、本当にありがとうございました。
永野家は丁度12日が諭の父親の7回忌の法要に当り、13日の陰陽講座に何とか間に合いました。
Lプラザの大ホールが ガラガラだったらどうしよう。。。。。。と落ち着かない気持ちで会場に行ってみれば
思いがけないほど大勢の方々の熱気で溢れていました。
数えてみれば10数回目の札幌講演ですが、「聴く人が皆真剣だった」と赤峰さん、
話す人と聴く人との相乗効果はその中身を倍にも100倍にも深め広げ、陰陽世界そのものの体現。
農作業が本格的に始まる直前のタイミングで、農業者の方々の参加も多かったようです。
講演会の翌々日、マオイ山の反対側で玉ねぎ栽培をしているというYさんが我家を訪ねてきました。
仕事に誇りを持ち、常に探求する心を持って生きる人の輝きを感じさせてもらいました。
両日参加したという南幌の土井さんが大豆の納品に来てくれて、感想を大いに聞かせてくれました。
「わが意を得たり!」と共感・共鳴する部分や、「このことは本当はどうなのか?」 九州と北海道の違いを
この地で生きるものとしての立場で究明していきたいという思いを忌憚なく聞かせてもらいました。
「食」という『いのちの根源』に携わる者同士、日々の農作業の中にある真の喜びに気づき合い、
お互いの内なる研鑽が深まってゆく流れの兆しを感じずにはおれません。

世界一痛い足もみ ②

2016-03-14 | からだ
去年の春先に初めて体験した≪世界一痛い足もみ≫に 久しぶりに再挑戦。
去年はあの後、怖いもの見たさに タイちゃんが挑戦。自分は、付き添い。
タイちゃんは たぶんもう二度と行かないような気がする。
自分も去年2回の挑戦で、ちょっとまだ勇気が出ず、ご無沙汰だった。
のりちゃんが興味津々で先月初挑戦。やはり付き添い人として隣に座って自分で揉む。
「ひわちゃん、棒は垂直に・・」 さゆりさんが横目でニヤリと私にまで気を配ってくれる。
のりちゃんはあぶら汗タラタラたらし、ギャーギャー言いながらも片足20分づつを耐えた。
整体師であるのりちゃんは、この足もみにはうなずくところあるようで、
翌日から毎晩自分できちんともんで、それなりの成果を実感している。
そろそろもう一度行く気満々の のりちゃんを(すごいな・・)と尊敬のまなざしで見ていた。
先週の水曜日、家から国道に出て郵便局で用事を足した後、ふと思わず≪足もみに行こう≫という気になる。
あの陣痛の傷みを忘れてしまったように あの足揉みの痛みを忘れて(もう一度)と思える日がとうとう来た。
しかし、予約の電話をする勇気までは無く、突然行って 先客が居なければやろう・・・と控えめな覚悟。
さゆりさん忙しそうなら隣でパスタ食べて帰ればいいし・・・・・近づくにつれて、もっと消極的になる。
  が 「今日は誰も来ないの~良かった。昨日ならずっと混んでたのよ」 
という訳で、あっけなく3度目の挑戦となり、覚悟して足をあずける。
「う、う、う、う、いた、たたた、、、、」 はっーはっーはっー、、、ひたすら息を吐く。弛緩・弛緩弛緩、、、、、
さゆりさんが世間話を仕掛けてくるが、返事をする余裕などない。
「話をすれば自然に息が出るから、楽よ」と笑われるが、そもそも話の内容を脳がキャッチできず。どうぞ御構い無く、、、
左足は随分痛みの度合いが弱く感じたが、右足は相変わらずだった。
自分でやる時に、必ず心臓のある左足から始めるので、左足に執着していると右足をする時間がなくなるせいだな・・
意外にも 左足の内くるぶしから膝裏にかけてのラインはほとんど痛みが無かった。流れてる、流れてる、、
「はい、終わりました」 にこにこのさゆりさんと、頑張った両足にお礼とねぎらいを言い、フイニッシュに岩盤浴して帰る。
今の時期、農家のお母さんたちがこれから始まる農作業の前のメンテナンスにこの足もみを利用するという。 中でも、近所に住む80代の農家の奥さんは毎月必ず来るそうな、、 
みんな生きる気満々だな。。。。。。

真相(深層)Ⅱ

2016-03-06 | 食生活
久しぶりに行った西の里の「森の湯」に、血管の健康度を測る機械が置いたあった。
性別に『女』、年齢に『60』を押し、人差指を機械に挟んで1分間待つ。
ヒュルヒュルと測定結果がプリントされて出てきた。
今日の元気度 B  
あなたの血管推定年齢は60~65歳です
※評価B:今日のあなたは調子がよさそうですね!!元気度指数は80%・・・・・・・
へ、、、、今日の私、身体も頭も疲れてへとへとなんですけどね。。。。。。。
どうなっているんだ?と思い、機械の前に大きく貼ってある説明書きをまじまじと見る。
■あなたの脈波■という脈の波の図形の10代~70代の年代別の例を見たら、
自分のそれは、鋭角の山が中心線の上と下に均等な波を打つ十代のものとそっくりだった。
 いまひとつ理解できず、しかし、元気な時ならどうなのか?と思い、別な日にわざわざ行ってもう一度指を入れた。
一分後、ヒュルヒュルと出てくるプリントを、待ちきれない気持ちでベリべりと引き千切ってワクワクしながら見る。
今日の元気度 Ç
あなたの血管推定年齢は70~75歳です
※評価D:あなたの血管状態及び血液循環はやや衰えが出ているようです
は?、、、、、今日の私、心身共に絶好調なんですけどね。。。。。。。
脈の図形は上はやや鋭角、下はだらだらとしている。
なんだ、ますますよく分からない。
測りながら喋らないこと。動かないこと。と断わりが書いてあるが、喋ってないし、動いてないし。
大真面目に、なんでだろう?なんでだろう?としばらく首をかしげたが、ばかばかしくなり考えるのは止めた。
100円玉一個で測る機械だ、開発費、製作費に掛ける費用もそれなりだろうな。。。。と憶測し
一瞬でも大真面目にその機械に、あたかもより正確な情報を期待した自分を笑った。
しかし、案外内側の疲れ加減と外側のそれは反対かもしれないな、、表に裏にと想像巡らす自分を重ね重ね笑う。
なんだ、けっこう頭の柔軟体操になるじゃないか、この装置。。。。。
ホントウのことを知ろうが知るまいが、目の前の今を、天に任せて生きよう、、生きたい、、生きれるかな?、、、