大きなかぶ農園だより

北海道マオイの丘にある大きなかぶ農園からのお便り・・
※写真はsatosi  

イヨ子さん

2016-06-27 | 日記
連日よく雨が降る。
国道を走りながら 「あれ?ここ田圃だっけ?」と よくよく見れば水浸しの豆畑だった。
反対にうちの田圃は干上がっている。(なんで?)と用水路を覗くと水が無い。
この大雨で用水路の水の放水を一時止めたのだそうだ。
去年の基盤整備のおまけで、あちこちの古い暗渠排水から水が漏れ続けるので
用水の水を常に入れ続けていたのだが、、、田は干上がり、畑は水浸し。。。。。
そんなさなかに、町内会のイヨ子さん83歳が突然逝った。
ついこの間、町内会館の大掃除と花壇の花植えで会ったばかり。めちゃめちゃ元気だった。
私がいい加減な植え方していたら「ひわちゃんダメダメ、もっと深く。まっすぐにだよ!!」
40年前、ご主人が小さな娘2人を残し亡くなり、女手一つで2人を育て上げた。
忘年会、新年会、春祭り、秋祭り、同年齢の父さん母さんでも後継者のいる人は出てこない町内会の行事にも
ひとり暮らしのイヨ子さんは一家の長として、常に積極的に参加し、いつも一緒に飲んで食べておしゃべりして、、、、
友達がたくさんいて、毎週町の体操クラブに通い、お寺の婦人部の活動、老人クラブの活動もこなしていた。
広い敷地の草刈、冬の除雪も私さえ怖くて使いこなせない草刈機、大きな除雪機で整然と管理していた。
そういえば姉妹町の福島の長沼町に住む娘さん夫婦の家にまで遊びに行ったっけ。
町内会のバスツアーで旭山動物園にも一緒にいった。大好きなイヨ子さん。
水曜の朝、倉庫の納屋で倒れているのを友人が発見。病院通いも無く、薬の袋も一切なく救急隊員も搬送先に迷うほど。
農作業も押せ押せでてんてこ舞いの中、ピタリと時間が止まった。
今年は夫が4班の班長で、葬儀委員長を務めることとあいなる。お通夜から告別式まで4班でお手伝い。
雨は降り続け、畑に入ることができないこんな日に、イヨ子さんは私たちに特別な時間をくれた。  合掌

タカラモノ

2016-06-21 | 日記
今年の田植えもひと段落。
毎年のこと、あそこがどうだった、こうだった、、、と反省することだらけ。
山崎さんが言っていたあの事はこの事だったのか・・・・
何のためにああしたのか、どうしてこうするのか、こうしたらダメなのか、
ああするとこうなるのか・・・・ああ、ほんとに毎年幼稚園児だな。。。
    っと、毎回自分のレベルに気づけるのが田からもらえる一番のタカラモノ。
あと、10回くらい田植えできるのかな? 夫77 妻70。
それまで生きていればの話しだが。
せめて中学生くらいにまではなってみたいものだ。
  っと 感傷に浸る間も無く、きゅうり・トマト・ピーマン・かぼちゃ。。。定植定植。。。。
   草取り草取り草取り。。。。。。