ふと気がつけば、田圃の稲が色付き、玉葱・人参・じゃが芋、かぼちゃの収穫が始まる。
《お先に失礼~》 野菜はニンゲンの成長を待つことなく、半年を生き切る。
「管やなにやらにツナガレテなかなか逝かせてもらえないのよ、今時の高齢者」
訪問看護師のふみよさんがため息混じりにつぶやく。
「だから、逝きたい人が逝きたいときにぽっくり逝けるようにお地蔵さん彫ろうと思って・・」
「ぽっくり地蔵!いいね~~~~!!!!!」
先週マオイ山散策で拾った石を、レースで編んだ袋に入れて「お守り」にして
新潟に帰る姪たちにそれぞれ持たせたのが残っていた。
小さな石の表面に油性ペンで目を入れ、 お腹に《ぽっ》 背中に[栗の実ひとつ]と《地蔵》の文字を描き込む。
首から提げられるように糸で編んだ袋に入れたら「かあわいいいいいーーーーーー!!!!」
ダレにでも渡したくなり、ちょうど用事に来た山田さんに「あげる!---」と言ったら「まだいらねえ」と断わられた。
渡す人は80歳以上に限定したほうがいいか、と反省。しかし楽しくていくつもいくつも作る。
だんだん話は膨らみ、ふみよさんとえりこさんと三人で土曜の朝8時《地蔵会談》となる。
ふみよさんの目を通した介護の実態と理想の高齢化社会のあり方が明確になってゆく。
やがて往く道、希望と夢を三人三様好き放題に出しまくり、そのあと近くの森に石拾いにゆく。
お地蔵さんになりそうな石をいくつか集め、奇麗に洗って乾かしてから、えりこさんがひとつひとつの石に目を描く。
次にふみよさんが、アクリル絵の具で色をつけ始めたら南国の健康的な美女地蔵となり、豊満なおっぱいを
書き込んで、そのおっぱいに私が黄色のブラジャーを編んで着せた。
美しいバストラインを死ぬまで保つ。という目的を持って90歳を目指したっていいのだ。
そんな思いの地蔵が一体完成すると、ぽっくり地蔵はどこまでも自由になり、
最初の描きとは正反対の方向にむかってすすみはじめ、ぽっくりの前に「むっくり地蔵」に転身か・・・・
黒あげは? オオムラサキ?
蜜蜂ハッチ 活躍中
葉っぱの上で お昼寝かな
南瓜の花の上で こっちも昼寝?
《お先に失礼~》 野菜はニンゲンの成長を待つことなく、半年を生き切る。
「管やなにやらにツナガレテなかなか逝かせてもらえないのよ、今時の高齢者」
訪問看護師のふみよさんがため息混じりにつぶやく。
「だから、逝きたい人が逝きたいときにぽっくり逝けるようにお地蔵さん彫ろうと思って・・」
「ぽっくり地蔵!いいね~~~~!!!!!」
先週マオイ山散策で拾った石を、レースで編んだ袋に入れて「お守り」にして
新潟に帰る姪たちにそれぞれ持たせたのが残っていた。
小さな石の表面に油性ペンで目を入れ、 お腹に《ぽっ》 背中に[栗の実ひとつ]と《地蔵》の文字を描き込む。
首から提げられるように糸で編んだ袋に入れたら「かあわいいいいいーーーーーー!!!!」
ダレにでも渡したくなり、ちょうど用事に来た山田さんに「あげる!---」と言ったら「まだいらねえ」と断わられた。
渡す人は80歳以上に限定したほうがいいか、と反省。しかし楽しくていくつもいくつも作る。
だんだん話は膨らみ、ふみよさんとえりこさんと三人で土曜の朝8時《地蔵会談》となる。
ふみよさんの目を通した介護の実態と理想の高齢化社会のあり方が明確になってゆく。
やがて往く道、希望と夢を三人三様好き放題に出しまくり、そのあと近くの森に石拾いにゆく。
お地蔵さんになりそうな石をいくつか集め、奇麗に洗って乾かしてから、えりこさんがひとつひとつの石に目を描く。
次にふみよさんが、アクリル絵の具で色をつけ始めたら南国の健康的な美女地蔵となり、豊満なおっぱいを
書き込んで、そのおっぱいに私が黄色のブラジャーを編んで着せた。
美しいバストラインを死ぬまで保つ。という目的を持って90歳を目指したっていいのだ。
そんな思いの地蔵が一体完成すると、ぽっくり地蔵はどこまでも自由になり、
最初の描きとは正反対の方向にむかってすすみはじめ、ぽっくりの前に「むっくり地蔵」に転身か・・・・
黒あげは? オオムラサキ?
蜜蜂ハッチ 活躍中
葉っぱの上で お昼寝かな
南瓜の花の上で こっちも昼寝?