大きなかぶ農園だより

北海道マオイの丘にある大きなかぶ農園からのお便り・・
※写真はsatosi  

羊のシュン父さんの毛刈り

2014-05-25 | 
羊のシュン父さんの毛刈り


五月になり 今年の暖かさもあり毎日暑がっていたシュン
札幌からの子どもたちも参加し 毛刈りをしました

子どもたちもオッカナビックリで初めてのの毛刈りに挑戦。

電磁波の脅威        5・25日記

2014-05-25 | 日記
雲行きあやしいぞ、っと思ったら土砂降り、かとおもえばピンカーンと晴れ渡り、今日は曇り空、、、
忙しいな、天も、、、、、  何言ってんのかな?何か知らせたいのかな?。。。。。
。。。。ぜんぜんわからないや。。。。。

ふと、テレビの後ろでぐちゃぐちゃになっている電気コードが気になって一本一本のよりを戻した。
時々そうしているはずなのに、どうしてまたぐちゃぐちゃになるかな? 何か言いたいのか?
電気のコードに10分位触っていたら、右手の小指がしびれてきて、肩までだるーくなってきた。
そのまま、パソコンに向かったらマウスから出てくる電磁波で右手の指が動かなくなった。

今週の農園便りを作る日だからサボれない。今日は意を決してマウス使用時用の手袋を作った。
麻布の切れ端を右手に当てながら要所要所を縫って指穴を5個。手首までカバーしてマウスを持つと指は少し動いた。

去年の4月、娘がスイスに行くのをきっかけに普通の携帯でんわを今流行のアイフォン5っていうのに変えた。
ちょうど、今まで使っていたケイタイの電磁波がひどいからケイタイは手放そうと思った矢先だった。
新製品なら電磁波対策も一歩進んでいるのかもしれないし、無料通話機能付きというだけでウッカリ変えた。
しかし、ヤマダ電機のauカウンターでは感じなかったが、いざ手にした途端、そこから発せられる電磁波に唖然。
車の中に置いて30分走って家にたどり着くや、ソファーに倒れ込むほどだった。
   (バカだった。。。ほんとうに自分はばかだ。大馬鹿だ。)と無料通話に惑わされた自分を恥じた。
それなのに、翌日解約する勇気もなく、冥土の土産だと思って2年間は使ってみよう、と決めたら少しづつ慣れてきた。
「使う」と決まったら、60歳過ぎて様々な機能をダウンロードして使いこなしているタイチャンにあれこれ聞いたり、
説明書を真剣に読んで、悪戦苦闘しながらも、自分なりに一丁前のアイフォンライフ。楽しませて貰って恩恵にも充分与かった。
が、ちょうど一年たって、右手が音を上げた。骨折の後遺症だとばかり思ったら大間違いだった。
そういえば、胸ポケットにいつもケイタイ入れてた大久保さん、数年前 男なのに乳がんの手術したんだ。忘れてた。。。


おっとのおかげ         5・13日記

2014-05-25 | 日記
ふっと、気づけばいたるところがピンクに染まり、桜が短い一生を早、終えようとしている。
毎年この時期は花見どころではなく、強風と格闘しながら農作業三昧の日々。
しかし、若い力を得た今年は、妻、やや悲しくも超嬉しの、自ら自発的に戦力外を申し出て、内勤。
ヘタに畑に出れば夫の段取りや若者の仕事ぶりに一言いいたくなったりしかねず、クワバラクワバラ
畑に居れば畑の事しか考えられない一点集中型だから、そういう妻に夫はイライラしたりする。
今までは、毎日溜りに溜まっていく伝票の整理などはほとんど手が付けられず、
毎週走り続けるポンコツ販売車の汚れを拭いてやる心の余裕もなく、何年も過ぎた。
それが、晴れて少しばかり解消の兆しあり。 
一日配達しただけで埃まみれの大かぶ号を「よしよし」と拭いていたら、「よかったなあ」と車に向かって夫が言った。
仕入れや近くの配達にも行くようになって、夫の守備範囲が少し緩和され、顔の表情が和らかくなった。
伝票の整理や、事務仕事も一日分ならわけなくて、家のこともできて、隙を見て編み物もできる。
しかし、それもこれも去年の正月に右腕を骨折したおかげで、事実上おもいきり鎌やスコップ、鍬などが使えない。
そして、このタイミングでこの采配、、、カミかホトケか、オキツネサマか。。。。
ふと、いままで、二人だけでよく回っていたなあ。。と不思議になる。 いつも助っ人が現れては去り現れては去り。。。。
自分が車を拭いただけで、夫が笑い。 ちょっとだけ夫がやっていたことを引き受けただけで、夫の表情が和らぎ。。。。
この時期に、家にいて、事務仕事や家の事を少しやり始めただけなのに、新しい風が吹いてくる。
じゃあ、今まで自分が「やらねば」と思ってやってきたことは何だったのだろうか。。。と思うがそれはその時のそれ、、、

自分に代わって毎日畑を見ているユウキちゃんが、「さとしさんが△□●××!!」とぼやいても
「研修、ケンシュウ。サトシという不思議な生き物で自分を磨くのが最も身になる研修だよ♪♪」 と笑っていられる。
自分の思い通りになる存在を使って自身を磨くのは容易いが深みを欠く。そういう意味で夫は一級の砥石だ。
こんなに深く美しく、清らかな精神が自分の中に培われたのはすべて夫のおかげ。感謝。がははははーーーー




    



そだつ・そだてる      4・28日記

2014-05-25 | 日記
雪解けと同時に一斉に農作業が始まり、家の前の砂利道を大型トラクターが行き交う。
稲の育苗ハウス、野菜ハウスにビニールをかけて準備万端。 稲の種まきも無事終了。
いつもなら山崎さんが自家用ハウスに早々と植えた葉物がもう収穫です、って時に
うちはやっと野菜ハウスに種蒔きました。。。という時間差だったが、今年は早かった。
販売業と農業を同時に進めるのはけっこう大変で、あちらをたてればこちらがおくれ。。。。
ところが、今年は、大きなかぶ史上初、正式な「研修生」と言う存在を2名迎えての始動だ。
その二人が慣れないながらも地道に動いてくれて、着実に作業が進んでいく。
野菜や稲を育てるのだって本当に難しいのに、ましてや人を育てるなんて無理。
自分と夫の機嫌とるだけでせいいっぱいのところに「研修生」なんて絶対反対。と言い続けてきた。
しかし夫は自分の出来不出来は棚に上げ、とにかく人をそだてていかなければ未来が無い。との一念で踏み切った。
妻は、いままでのような気ままな自分を律し、まず自分がまっとうに育たなければならないという恐怖感に陥る。
やだやだ!!ひとなんか育てられない。今からそんな苦労はしたくない。できるわけがない。
自分の子は、生まれた時から保育園で育ててもらった。友達や職場の人、隣り近所の人に育ててもらった。
何を隠そう、ほとんど子育てだってマトモにしてこなかった。。。。。今頃になってバチがあたったのか。

それが、ある瞬間、ふっと思った。
自分が育てるんじゃなくて、そのひとが与えらえた環境をフルに使って勝手に育っていくんじゃないか。。。。
”あんなふうにはならないぞ。じぶんならこうする”って、、、うちの子もたぶんその法則で育ったのだ。   
そうだ、そうだ、こんな自分をみて反発したり安心したりしながら育っていく。きっとそうだ。 
じぶんは、じぶんのままでいること、それが仕事だ。。。。。





太れなかった訳。。。  5.18日記

2014-05-25 | 日記
ようやく恵みの雨。 しかしこの低い気温を、まだ細く小さな苗たちはどうやって切り抜けるのか。。。。
よけいな事をせずに、1本1本の力が発揮されていくためには、ひとは何をどうしたらよいのかを、
苗の内なる声に耳を傾けながらながらやっていくだけだ。
同様に、二人の研修生が今の最高を出し切って生き、真の幸福を手にする人となるために、
やはり、いかに余計なことをせず、日々自らの内なる崇高本能に導かれて実践に没頭できるか、を
注意深く見守って行ける自分であらねば、ありたい、あるべきだ、あれ、あろう。。。あらどうしましょ
うっかり ら行の5段活用気分になったのも朝からしとしとしとしと降り止まぬ雨のせいかしら・・・・・
こんな時に自分の魂もゆっくりと進む方向を再確認したりするのかな・・・・・

体重が3kg増えて3ヶ月。
結婚して20年、今までどんなに太りたいと思っても太れなかった。食べた後に増える1kgは翌日にはどこかに消えた。 
夫がああだから、表向きノー天気を装っていても潜在意識はへとへとで、だから太れないのだ、と納得していた。
自分の魂が自分の内面を磨きこむ存在として夫を選んだのだから、表面的な「美」が与えられずとも良し。
これがじぶんのありのまま、、と 筋肉とスジだけの肉体とはすっかり仲良くなっていた。
それがどうした? 3kgはどこからやって来た? あばら骨の隙間が気持ち埋まってきた。
ここ数か月を振り返る。
冬は家の前の除雪が仕事だった。小さなビニールハウスが雪で潰れないように頃合いみての雪降ろしも一仕事だった。
薪割りもまずまずの仕事量で、割って運んで積んでを繰り返せば汗だくで暖房要らずだった。
去年まではそうだった。 折れた腕でも難なく動けていた。
しかし、ことしの冬はそれの全部をチョンスがやった。 
チョンスの体重はここでたぶん10k消えて、ストーブの横でぬくぬく編物三昧、スイスでリセットの自分は3k増。
原因は動き過ぎか?。。。。夫のせいじゃなかったのか。。。。。。。
   


スイス旅行顛末記 その7

2014-05-10 | 旅行
スイス⑦
娘が週に一度参加する英会話教室に、母もどうぞと先生の了解も頂き、参加することになる。
当日朝、「母さんの自己紹介文書いてみて」と言われて、レポート用紙に向き合う。
言いたい事たくさんあって、長々と書いていたら、娘にどんどん削除された。
「全く通常の授業になるかもしれないし、母さんにだけ時間割けないからね」と言われたり・・・
「でも、質問攻めにあうかも知れないから」とも言われて、どっちでもいいか・・・・
日本の北にある小さな村(ほっかいどうなんて知らないと思うと言われ)で農業をしていること。
結婚したばかりの娘がスイスで暮らすことになり心配していたが、来てみて安心したこと、
今日はあなた方に会えて本当にうれしいです。というようなことを簡単に書いて、
それを娘が英語に書き直した原稿を台所のテーブルで練習させられた。
発音を何度もチェックされて、映画「英国王のスピーチ」気取り。行く前からドキドキしてくる。
バスで15分くらいの場所にある町内会館のような施設の一室に入っていくと
70代80代にみえる年配の女性たち4-5人が私たちを迎えてくれた。
先生はイギリス人のミデイさん。60代位の女性で、握手しながら”ラブリーラブリー”と言う。
皆、お互いに一人ひとりと念入りな挨拶を交わし、娘とわたしにも”ラブリー”と盛んに言うので
「母さんって、まだ若いからラブリーなのかね?」とウキウキ聞いたら、「ちがう」と娘。 
「今、共に在るこの時間が”ラブリー”っていうことだと思う」 「あ、そうなんだ。。」 すてきだな。。。。

最初の一人一人との長い挨拶で、用意してきた自己紹介文は特に読み上げる必要なく授業に入る。
各々A4版の分厚いテキストに向き合い、順番に1センテンスづつ英文を読みながら進んでいく。
毎週来ているひとも、久しぶりに顔をだしたひとも、すごく真剣にテキストに向かい合っているのが印象的。
ミデイ先生も特に私に気を使うわけでもなく、淡々とテキストに添って授業を進める。だだ、ただ聞いている。
授業が終わりそのまま解散、となりそうになって、「実は母がこれこれしかじか。。」と娘が切り出した。
ご一同、「oh!!!」とわたしのスピーチに耳を傾け、笑顔で拍手してくれて、一仕事終える。
しかし、誰からも何の質問もこず。。。また、ひとりひとりと長い別れの挨拶をかわす。
ニッポン国に興味ないのかな?と思うほど、いつものメンバーと飛び入り異邦人の分け隔てがない感じ。
しかし、こんな高齢になってから他国語を学ぼうって意欲はどこから来るのだろう?
こうして分厚いテキストを開き、発音する自分の声を聴くだけでも気持ちが沸き立つな。。と想像した。

解散した後お茶に誘われたが、残念ながら次に行くところがありバイバイ。
いつものようにホールの片隅にあるカフェで一息ついてお喋りして帰るのだ。
ふと、生徒の一人ベテイさんが「気を付けて帰ってね」と英語で言ってくれて、「さんきゅー」と英語で返したとき
一瞬ものすごくはにかんだような表情になって、それがいつまでも気になっていた。。。
しばらくして、あっ、と気づいた。  ドイツ語でお礼を言えばよかった。。。。。と
その一言は、英語でなく、彼女の母国語で心を込めて言いたかった。。。。。

スイスの人たちは長い歴史の中で想像もつかないような国民一人一人の本能で、愛国心、自立心を
培い、育みながら、全世界に向かって永世中立国として存在し続けてきたのだろうな。。。
世界地図の中のスイスは、日本よりまだ小さく、よくまあ此処にこの面積だけ残されたものだと思う。
移民も多いというから興味本位に他国人に対して心は開かないだろう、と静粛な気持ちになる。


大かぶに 研修生 来る!!

2014-05-05 | 
雪解けと同時に一斉に農作業が始まり、家の前の砂利道を大型トラクターが行き交う。
稲の育苗ハウス、野菜ハウスにビニールをかけて準備万端。 稲の種まきも無事終了。
いつもなら山崎さんが自家用ハウスに早々と植えた葉物がもう収穫です、って時に
うちはやっと野菜ハウスに種蒔きました。。。という時間差だったが、今年は早かった。
販売業と農業を同時に進めるのはけっこう大変で、あちらをたてればこちらがおくれ。。。。
ところが、今年は、大きなかぶ史上初、正式な「研修生」と言う存在を2名迎えての始動だ。
その二人が慣れないながらも地道に動いてくれて、着実に作業が進んでいく。
野菜や稲を育てるのだって本当に難しいのに、ましてや人を育てるなんて無理。
自分と夫の機嫌とるだけでせいいっぱいのところに「研修生」なんて絶対反対。と言い続けてきた。
しかし夫は自分の出来不出来は棚に上げ、とにかく人をそだてていかなければ未来が無い。との一念で踏み切った。
妻は、いままでのような気ままな自分を律し、まず自分がまっとうに育たなければならないという恐怖感に陥る。
やだやだ!!ひとなんか育てられない。今からそんな苦労はしたくない。できるわけがない。
自分の子は、生まれた時から保育園で育ててもらった。友達や職場の人、隣り近所の人に育ててもらった。
何を隠そう、ほとんど子育てだってマトモにしてこなかった。。。。。今頃になってバチがあたったのか。

それが、ある瞬間、ふっと思った。
自分が育てるんじゃなくて、そのひとが与えらえた環境をフルに使って勝手に育っていくんじゃないか。。。。
”あんなふうにはならないぞ。じぶんならこうする”って、、、うちの子もたぶんその法則で育ったのだ。   
そうだ、そうだ、こんな自分をみて反発したり安心したりしながら育っていく。きっとそうだ。 
じぶんは、じぶんのままでいること、それが仕事だ。。。。。