大きなかぶ農園だより

北海道マオイの丘にある大きなかぶ農園からのお便り・・
※写真はsatosi  

救出三昧

2018-01-28 | 日記
降りました降りました!!雪雪大雪!!!
金曜日の午後4、5時間遅れの飛行機で夫が東京に飛んだあと、、、
シンシンと降り続いた雪。
翌朝、除雪車が置いて行った固い雪がどっさり入口に。
ちょうどお隣の平山さんが除雪をしている音が聞こえてくる。
頼んだら「いいよー」とすぐに来て機械で入り口を開けてくれた。
いくら屈強バアサンでもスコップでやっていたら1時間はかかる。
そうでなくても「ハウスつぶすなよ。豆腐屋に豆届けろ、、、」
と夫から指示が飛んでくる。(はいはい、今見てきますから。。。)
国道沿いの農場の入り口は山の自宅の培は雪が積み重なっていて敷地内に入っては行けず、
路肩に車を止めてスコップを抱え、膝まである雪をこぎながらハウスにたどり着く。
留守番猫のマルも「ご飯が来た!」と4本の短い足で泳ぐように近づいてきたが、
”ハウス救出最優先オーラ”がでているとみえて、(も少し待つか、、、)と自分の場所に戻って行った。
かまぼこ状につながっている雪を地面から腰位まで撥ねてゆくと、自動的に上の雪が落ちる。
西側片面が30分ほどで終わり楽勝と思いきや、東側は倍以上の分厚く固い雪がビニールに張り付いている。
積雪量も腰ほどまであり風向きでこれほどちがうのかと驚く。
天気が急に吹雪に変わる。作業難航。防寒手袋に雪が吹き込み手が冷たい。止めるかな。。。
しかし、ここで安易に手を抜けば、後がもっと面倒なことになりかねない、と思うと体が動く。
やれやれと終わった途端晴れた。 一斉にザザザーーっと分厚い雪の塊が屋根からすべり落ちた。
救出成功。
いくら洗っても土がすっきり取れなかった長靴が雪で磨かれピカピカ!長靴も汚れから救出。
「まるー!ご飯だよーーー!!!」と呼ぶが来ず。へそ曲げたか?
陽の射込む母屋の玄関が食堂となっているが、マル様のお部屋にルームサービス。
「せっかくだからちょっと食べるかな。。。。」 ちらっとこちらを見ながら、、がつがつ食べた。
猫も救出。
あとは豆だ。1袋30kを倉庫の冷蔵庫から出し、ソリに載せて雪を漕ぎ車に運び込む。
豆も昼には届け、一緒に持って来た大物洗濯をコインランドリーに入れて、近くの温泉にGO!
明るいうちから温泉にゆったり浸かって、、、、極楽だ。段取り八分。今日もよくがんばりました。

じぶんのしあわせ

2018-01-21 | 日記
春のような穏やかな陽射しの週末。
年が明け、除雪もほとんどせず。  
しかし、、、、冬が、これで良いわけがない。。。

年末から年明け5日まで孫の顔見に岐阜に行く。
というか、家事能力低い嫁の親の顔を婿に差出し感謝の飯炊き。
(子育ての手抜きがよもやこんなところに跳ね返ってくるとは。。)
「野菜と餅は送るから」と言っておいたら「白菜はいらない」と娘。
冷蔵庫の野菜室にはほんとうに白菜しか入っていなかった。
相変わらず3歳児に振り回されっぱなしの娘は台所をすっかりハハに預け心は超余裕。ははは、、
大晦日「お隣のお寺さんの手伝いに行ってくるから、ナオトお願いね」とジブンちは放ってヒトんちへ、、
お寺さんでお汁粉がふるまわれるというので、孫と婿と3人で行ってみると別人かと思うほどの娘がいた。
来る人来る人を愛想よく接待する姿に「まったく、ほんとに外面いいよね」婿と顔見合わせる。
元旦、唯一娘の正月支度である地元の料理屋さんの自慢のおせちで初食。
一品一品の丁寧な味を堪能していると、まるで自分が作ったかのように生き生きと料理解説する娘。
さらに 「みなさん今年の抱負を出しあいましょう!!」とご機嫌絶好調。
母「わたしは、娘の幸福に資するため、ときどきここに来てご飯を作ります」
娘、ニコニコ、ケラケラ、ご機嫌。(そうそう、なんでもいいからとにかく機嫌よくね、、)、
「私は、愛子と乃生東の為に一生懸命働きます」自分はこれしかありませんって感じで婿殿。
「ありがとう!みなさん!!大好きです!」娘、超ご機嫌。(我々の幸福は娘の機嫌にかかっている)
「ひわさん居たら愛子の機嫌よくてナオトも全然叱られないです」婿。
(お役にたてて光栄です。しかし。。時々だから出来る。毎日は無理。。)
ほんとに無理。リズムが違う。自分以外の存在と暮らすには体力気力がその気になってこそだ。
翌日は「かあちゃんナオトと家にいるから二人でゆっくりしておいで」と言って送り出し自分もゆっくりする。
「ばあちゃんあそぼ」という孫に「ばあちゃん今遊ばない。本読みたい」 「いいよ」 孫ねぎらい目線。
夕方、「美術館行って、温泉入って、楽しかったー!!これから帰りまーす」 ご機嫌な電話。
台所で夕飯の支度をするババのそばで、孫が炊き上がったご飯を4っつの茶碗に盛り付けている。
食卓に運んで、並べて、感心感心。あれ?4っつ全部食べたの?!ご飯大好き。
帰ってきた娘たちがそれをみてびっくりして大笑いして、だから孫もゲラゲラ笑って、ババも笑って。
じぶんの幸せって愛する家族が笑っているだけで成就だ。。。。唯一たったそれだけ。。。。

じんたい宇宙

2018-01-14 | 日記
南長沼は雪が少なく穏やかな新年のはじまりです。
豆の脱穀がやっと終わり、気持ちはようやく一息の大きなかぶ。
毎年毎年繰り返し行う農作業、表面上は同じに見えても中身は、
その時々全く初めての連続だ。驚いたりがっかりしたり、喜んだり。
今年はどんな年になるのでしょう、、、

去年一年を振り返り自分の進化度(老化度)をおさえて
節目にし、愉快に前向きに今年を生き抜くヒントを探り出す。
ここ1年、出不精がさらに強化。家と畑以外の場所には用事がないかぎりで掛けず。
時々友達とお茶やランチに行くのが楽しかったはずなのに、、、欲求が激減。
夢中で編んでいた靴下熱も下がり気味。
日々の温泉三昧も一番近い長沼温泉、松原温泉に欲求が限定されてくる。
それからそれから、、、、、、思いつくのは減退ばかり。
あ、そだそだ、脳の成熟期は56歳から、という本があった。【黒川伊保子箸、新潮文庫】
要らない情報は捨てていく、思い出す必要なし、忘れていいのだ、、、だったっけ。。。。
人体における脂肪と筋肉、じつは「臓器」だったという。
「臓器」は各々”メッセージ物質”を持ち本来の役割を果たしながら、必要に応じて必要箇所へ
メッセージを送り合い、人体宇宙を自動調整し合っている、ということが明らかになったのだそうだ。
なるほど。。いちいち上司のハンコが無いと動けないのは「人間社会」という生き物だけか?
宇宙の星々は自転しながら公転し、個で安定し自律する上下関係なしの世界だ。
成熟した脳はボデイを各々の臓器にゆだね、幸福一色の心の世界の顕現に邁進する。