周りの田圃に水が入ったと思ったら、大型機械であっという間に田植えが進む。
父さんが一人乗った大きな機械で、大きな田圃にビュンビュン苗が植わる。
大きなかぶの小さな敷地の草だらけの一面にしゃがみこんで頑固な牧草の塊りから
2-3本づつ草を掴んではぶっつぶっつと引きながら前進する自分は化石の様か・・・
せめて鎌でも使え、と出面のおばちゃんなら親方に散々言われるところだろうが、
じぶんチだもの、誰にも何も言われない。ここはじぶんが天皇。亭主は関白。
去年は鎌を使った。草を取り除くことを目的にしたからそうなった。
ことしは何かの拍子に、伸びた草の下に広がる世界を見てしまった。
去年の枯れ草に守られて、様々な小さな葉が大きな草の根元で息づく世界。
白いスミレの群れ、秋に赤い花が咲くヤブカンゾウの群れ、すずらんの群れも海底文明のごとく存在していた。
大きな草の間から差し込む太陽の光を受け取り、自分のやれることを当たり前にやって花まで咲かせていた。
それに魅せられ連日しゃがみこんではその世界を鑑賞し、ついでに大きな草を引く。そして海底文明浮上。
2年ほど前から、根っ子が大きな塊りになる牧草に代わって、チガヤが勢力を伸ばしはじめた。
チガヤは地面の浅い場所を一列に手をつないでぐんぐんどこまでも伸びてゆく性質で、あっという間に畑に広がる。
「絶対ここを動かないぞ!」「おー!」と仲間で腕組みして踏ん張る姿勢の牧草から、「離れていても私たちはひとつ」と
根元でしっかり繋がっていて、地上ではそよそよとしているチガヤのスマートさは、時代の変化を告げているのか。
先週、畑にまではびこってきたチガヤを抜き始めると、どこまでも伸びる根の周辺はふかふかの土になって耕され
太いミミズが絡まっている。ミミズを狙うメンドリに気付かれないようにすばやく土をかけた。
土中の微生物は、植物の根から出るミルクを飲んで元気に働くって何かに書いてあった。どこまでも続く長い根は母だ。
人目に触れない所で、淡々と自分の仕事している存在って、まぶしくて、憧れる。チガヤのこと誤解してたな。
夕日の中 小樽方面の山並みを観ると キレイだなア・・・・
まずは 田圃を耕して 硬いなあ!!
田圃に水が入りましたよ!
そして 今年は 手と小間ざらいで代かきを、体がガタガタ言ってるよ フウ!
父さんが一人乗った大きな機械で、大きな田圃にビュンビュン苗が植わる。
大きなかぶの小さな敷地の草だらけの一面にしゃがみこんで頑固な牧草の塊りから
2-3本づつ草を掴んではぶっつぶっつと引きながら前進する自分は化石の様か・・・
せめて鎌でも使え、と出面のおばちゃんなら親方に散々言われるところだろうが、
じぶんチだもの、誰にも何も言われない。ここはじぶんが天皇。亭主は関白。
去年は鎌を使った。草を取り除くことを目的にしたからそうなった。
ことしは何かの拍子に、伸びた草の下に広がる世界を見てしまった。
去年の枯れ草に守られて、様々な小さな葉が大きな草の根元で息づく世界。
白いスミレの群れ、秋に赤い花が咲くヤブカンゾウの群れ、すずらんの群れも海底文明のごとく存在していた。
大きな草の間から差し込む太陽の光を受け取り、自分のやれることを当たり前にやって花まで咲かせていた。
それに魅せられ連日しゃがみこんではその世界を鑑賞し、ついでに大きな草を引く。そして海底文明浮上。
2年ほど前から、根っ子が大きな塊りになる牧草に代わって、チガヤが勢力を伸ばしはじめた。
チガヤは地面の浅い場所を一列に手をつないでぐんぐんどこまでも伸びてゆく性質で、あっという間に畑に広がる。
「絶対ここを動かないぞ!」「おー!」と仲間で腕組みして踏ん張る姿勢の牧草から、「離れていても私たちはひとつ」と
根元でしっかり繋がっていて、地上ではそよそよとしているチガヤのスマートさは、時代の変化を告げているのか。
先週、畑にまではびこってきたチガヤを抜き始めると、どこまでも伸びる根の周辺はふかふかの土になって耕され
太いミミズが絡まっている。ミミズを狙うメンドリに気付かれないようにすばやく土をかけた。
土中の微生物は、植物の根から出るミルクを飲んで元気に働くって何かに書いてあった。どこまでも続く長い根は母だ。
人目に触れない所で、淡々と自分の仕事している存在って、まぶしくて、憧れる。チガヤのこと誤解してたな。
夕日の中 小樽方面の山並みを観ると キレイだなア・・・・
まずは 田圃を耕して 硬いなあ!!
田圃に水が入りましたよ!
そして 今年は 手と小間ざらいで代かきを、体がガタガタ言ってるよ フウ!