トンボの群れが家の電線に隙間なく並んでとまっている。
そうして、顔にぶつかる程宙を舞う。蝉がうるさいほど鳴き、、、
青々としていたイタドリに白い花が咲く。葉は黄色になってきた。
刈っても刈っても勢いよく伸びてくるミントにもピンクの花が咲いた。
大泡立ち草が黄色の花を咲かせたのを目安に、その後から咲きだす
せいたかあわだちそうの収穫時期が気になりはじめる。
ビワの葉の薬効にも匹敵するうま葡萄の実はまだ小さい。
蛍は今年どこでどうしていたんだろうか、、、逢えなかったな。
新しい号が出ると思わず買って、ちょっと全体をながめて、さほど読まずに置きっぱなしになっている
「暮らしの手帖」を丁寧に読み返してみたい欲求がきた。
20代のころから定期購読していたが、ここ30年は仕事ばかりしていて「暮らし」からはほど遠く。。
本棚に並んだ暮らしの手帖を開く時間はほとんどなくなっていた。
暮らしの手帖の料理担当の女性が料理家に作ってもらった料理を、実際に何度も試作を重ねた上で
ようやく掲載されるのだということを最近知った。
普通の家庭のどんな台所でも〇〇先生や□□シェフの料理が誰にでも再現されるように、
という思いで若い担当者が奮闘している姿は、その後ろに亡き花森安治を感じた。
ここでこの仕事をしていることが彼女の生涯の宝になってゆくことを想像して胸が熱くなる。
それらの料理を自分が作り食すというよりその記事に隠れる彼女の日々の仕事ぶりが何よりのご馳走。
料理が気分転換で、毎晩宴会のような食卓だった若い頃が、今ならウソのように質素になり
毎日の食卓はたいてい15分以内で食べられるメニューばかりだ。
今なら納豆、とうふ、卵かけご飯、もち、そうめん、生野菜。
冬なら鍋、毎日鍋、基本動作のワン・ツー・スリー、
①鍋にお湯が沸く間に材料を切る。
②食卓に塩・醤油・酢・ごま油などの調味料を食器と共に置く。
③沸騰した湯に材料を入れ火を通し、鍋ごと食卓に運ぶ。 所要時間約10分。
一日30品目もへったくれもなく、身体の欲するままに食べる。
毎日同じでも苦もなく苦情もなく、生きるために食べる。なんだか、カッコイイな。。。
台所に立つ時間が短くなり、身体を休める時間が増えた。年取るとエコだ。エゴがエコに原子転換。
それでもまだ日々に追われてくると、だれかに、なにかに、心を震わせ心臓を掴まれたくなる。。。
その心の隙間を満たしてくれるのが時間を逆戻りするような「暮らしの手帖」の存在だ。
花森安治が大切にしていたものが読者の投稿欄からも、カラー写真満載の特集記事にも、小さなコラムにも、隅々に散りばめられている。
暮らしの中にある真実、普通の人々の当たり前の真実、その尊さ愛おしさを再確認する。
納豆ごはんで身体を養い、花森安治で精神を養って今日生きる力を生み出す。
そうして、顔にぶつかる程宙を舞う。蝉がうるさいほど鳴き、、、
青々としていたイタドリに白い花が咲く。葉は黄色になってきた。
刈っても刈っても勢いよく伸びてくるミントにもピンクの花が咲いた。
大泡立ち草が黄色の花を咲かせたのを目安に、その後から咲きだす
せいたかあわだちそうの収穫時期が気になりはじめる。
ビワの葉の薬効にも匹敵するうま葡萄の実はまだ小さい。
蛍は今年どこでどうしていたんだろうか、、、逢えなかったな。
新しい号が出ると思わず買って、ちょっと全体をながめて、さほど読まずに置きっぱなしになっている
「暮らしの手帖」を丁寧に読み返してみたい欲求がきた。
20代のころから定期購読していたが、ここ30年は仕事ばかりしていて「暮らし」からはほど遠く。。
本棚に並んだ暮らしの手帖を開く時間はほとんどなくなっていた。
暮らしの手帖の料理担当の女性が料理家に作ってもらった料理を、実際に何度も試作を重ねた上で
ようやく掲載されるのだということを最近知った。
普通の家庭のどんな台所でも〇〇先生や□□シェフの料理が誰にでも再現されるように、
という思いで若い担当者が奮闘している姿は、その後ろに亡き花森安治を感じた。
ここでこの仕事をしていることが彼女の生涯の宝になってゆくことを想像して胸が熱くなる。
それらの料理を自分が作り食すというよりその記事に隠れる彼女の日々の仕事ぶりが何よりのご馳走。
料理が気分転換で、毎晩宴会のような食卓だった若い頃が、今ならウソのように質素になり
毎日の食卓はたいてい15分以内で食べられるメニューばかりだ。
今なら納豆、とうふ、卵かけご飯、もち、そうめん、生野菜。
冬なら鍋、毎日鍋、基本動作のワン・ツー・スリー、
①鍋にお湯が沸く間に材料を切る。
②食卓に塩・醤油・酢・ごま油などの調味料を食器と共に置く。
③沸騰した湯に材料を入れ火を通し、鍋ごと食卓に運ぶ。 所要時間約10分。
一日30品目もへったくれもなく、身体の欲するままに食べる。
毎日同じでも苦もなく苦情もなく、生きるために食べる。なんだか、カッコイイな。。。
台所に立つ時間が短くなり、身体を休める時間が増えた。年取るとエコだ。エゴがエコに原子転換。
それでもまだ日々に追われてくると、だれかに、なにかに、心を震わせ心臓を掴まれたくなる。。。
その心の隙間を満たしてくれるのが時間を逆戻りするような「暮らしの手帖」の存在だ。
花森安治が大切にしていたものが読者の投稿欄からも、カラー写真満載の特集記事にも、小さなコラムにも、隅々に散りばめられている。
暮らしの中にある真実、普通の人々の当たり前の真実、その尊さ愛おしさを再確認する。
納豆ごはんで身体を養い、花森安治で精神を養って今日生きる力を生み出す。