大きなかぶ農園だより

北海道マオイの丘にある大きなかぶ農園からのお便り・・
※写真はsatosi  

稲刈り 今年も終えて

2014-09-30 | 日記
稲刈りが終わる。
みんなで植えた黒米を、またみんなで手刈りして楽しんで、その残りも昨日刈り、はさ木に掛け終えた。
去年の倍に増えた田んぼは野島さんが大きな機械であっという間に刈ってくれたので大助かり。
乾燥が終わって、籾摺りをして出来上がった新米を、今日の昼に試食した。
梅干しと、前田さんの3升漬けと味噌汁でシンプルに味わう。
チョンスは感慨無量の様子だ。 この1年色々なことがあったが、草が土が、田が稲が彼を育てた。
さまざまな難関を腐ることなく乗り越え、秋まで持ちこたえたのは稲の実りと等しく喜ばしい。
けっして口に出して褒めたりはしない夫だが、ちょっとした言動で夫の心の中が伝わってくる。
ゆうきちゃんは残念なことに途中でリタイヤしたが、彼女にとってもきっとこれでよかったのだろう。
大きなかぶって、ちゃらんぽらんにしか見えないけどけど意外と本気でやっているってわかってくれたかなあ?
百姓ってすごく楽しいけど、決心してかからないと案外楽じゃないかもしれないね。。。
何の仕事でも、体力、気力を自分の中から消さないよう自己管理に尽きる。
疲れてそのバランスを失った時の自分をどうやって立て直すかが生きていくことのだいご味だと思う。
傷ついても、よろよろ立ち上がって歩き出す自分を何度も何度も経験して蓄積されていく自分への信頼感。

なにわともあれ、ことしもみんなに食べてもらう米を収穫するところまで何とか生きてこれたのは感謝だ。





                                           

病気とは

2014-09-25 | 日本を考える

  今の日本は、ものがたくさんあって、食べ物でも電化製品でも好きなだけ手に入る、すごく豊かな
社会です。50年前の日本は貧しかったですから、いまはいい時代に生きているなあと思います。
しかし、豊かになりすぎて変な方向に行き過ぎて、いい時代に生きているわりには、大人はガンに
 なったりリウマチになったり、あるいは潰瘍性大腸炎になったりと、いろいろな病気になっている人
が多くなっています。子供は、風邪のたびに高熱を出すことが多く、またアトピー性皮膚炎や
気管支喘息が増えています。
 50年前までは、おとなの病気といえば、重労働が多かったので腰が曲がったり、働きすぎからくる
独特の病気が多かったのですが、いまはそのような激しい病気はなくなって、むしろ慢性の経過をとる病気が
多くなっています。子供は青ばなを垂らしていましたし、盲腸炎になったり、また独特の感染症が多かったのですが、
今は感染症は少なくなって、かわりにアレルギーの病気になっています。
  このように時代が変わって病気の種類も変わったということは、私たちの生き方自体が病気の成り立ちに大きく
影響していると考えなければなりません。いま医学の世界では、病気の原因は遺伝子の問題ではないかと考えられ
るようになっています。しかし、もし病気が遺伝子異常で起こるなら、不思議なことになります。
  まわりを見渡すと、高血圧症とか腰痛などありふれた病気は500万人とか1000万人という単位でいます。
本当に病気が遺伝子異常によって起こるのなら、ほとんどの日本人は、遺伝子の狂った”問題人間”ということに
なります。ほんとうにそうなのかなという疑問を感じます。
  私たちの生き方と病気がつながっているということは、慢性の病気を治すためには医者に行って薬を飲むこと
ではなくて、生き方を変えることが必要だったのです。

                  
                                  阿部徹著 「免疫力を高める生き方 食べ方暮らし方」 より

食生活が 心臓病へ

2014-09-14 | 食生活
  心臓手術 高齢者増える  朝日新聞 2014年3月30日より
       心臓手術を受ける高齢者が増えている。70歳以上が全体の5割を占め、80歳以上でも      
      1割を超えていることが、日本冠動脈学会の調査で分かった。      
       同学会が心臓血管外科のある全国約330病院を対象に、主要な心臓手術である
      「乾燥脈バイパス手術」の実施状況を調べた。
       調査によると2012年にこの手術を受けた約9000人のうち80歳以上が10.9%で過去最高を
      更新した。00年の4.4%から増え続けている。70歳以上では12年が50.4%で00年が39.3%だった。

  食養からの評             伊藤誠
  確かに高齢者人口が増え、検査、手術技術の進歩が心臓手術の増加に繋がっていますが、
 真の理由は、食生活の洋風化に伴い動物性食品の摂取量が戦前の10倍近くになっていることです。

  特に肉類の摂取量が13倍、鶏卵が7.3倍以上摂り、野菜は1.45倍、主食の米は半分以下しか食べません。
 これでは動物性食品の蛋白、脂肪の消化、分解、解毒は出来ません。

  その上、砂糖、ハチミツなどの甘味料、ビール、ワインなどのアルコール類の消費量も大幅に伸びています。
 これらの陰性食品で血管が弱くなります。
  その結果、血液が酸化し、コレステロール、中性脂肪の蓄積が増え、血管内にプラークができ、動脈硬化が
 進行して心筋梗塞、脳梗塞が増えているために冠状動脈バイパス手術が増えています。
  このままの食生活が続けば高齢者だけでなく、働き盛りの若年層の心臓疾患が増え続け、冠状動脈バイパス
 手術、内視鏡による手術、ステントによる血管の拡張術も増え続け、医療費がうなぎ登りに増え、健康保険料の
 赤字も増え続けます。 
  働いても働いても、税金と保険料の支払いに追われることになれば、働く人の意欲が低下し、国力も弱くなります。
 
  現在でも甘いものなど陰性食品を摂りすぎ、目標、夢を持たずアルバイトで小遣いだけを稼いで、親に養って
 もらっている若者が多い所へ、健康で働ける人が意欲をなくしたらどん底に落ちる日は目に見えています。
 
  それだけに、食生活を変える身心とも健康な人を増やすことが急務です。

                                                  宇宙研つうしん 109号より

子山羊産まれる

2014-09-07 | 日記
  27日ごろ、久しぶりに山羊と羊を観察に行きました。
山羊はと言うと、8月初めから母のレモンのお腹が大きいなと思っていましたが、増々大きくなっており、
おっぱいも大きく、乳首の大きさから、もうすぐ産まれると視ていました。
 昨日、チョンスが納屋に草を移動する時に使うフォークを取り行き、電話で知らせてきたのです。
「山羊の子どもが2匹産まれ、元気に立って歩いているよ」と・・・・・・
おお、久しぶりにこの暖かい時期に産んでくれた。
 でかした レモンよ。婆ちゃんよ!
農作業終了の後、暗くなってからカメラを持って納屋へ。
 納屋の中には、山羊と羊たちは全員いて、私が入っていくと「こんな夜に来るのは誰かな」ということもあり、
みんな 右往左往しているのですが、山羊の赤ちゃんは見当たらない。
 レモン母さんも普通に歩き回っているのですが、赤ちゃんはいない
キツネ、犬 いや 他の何かに食べられたか、連れ去られたか、それとも別の場所にいるのかとも思ったのですが
母親が子どもから、離れることはないと思い、よくよく探したら、居ました!
あまりにも小さいので、納屋の片隅にあり、横倒しになった野菜のミニコンの中白い2匹がいるではありませんか。
ホットした安堵感と可愛いものを観た時の愛おしい気持ちが湧き上がっていました。  可愛い~
 赤ちゃんは、真っ白い毛の雌、頭の一部に茶色と黒の縞模様がある雄の2匹。
母のレモンのおっぱいは、春のお産の子どもが全員死んだので乳房炎(私が絞ってやればよかったのですが)となり、
片方は乳が出ず、一個の乳首しかありません。
 このままだと 元気の良い雄の子どもが育ち、乳を多く飲めない雌は育たないかもしない。
良く乳が出るように、レモン母さんに大豆殻、みそ汁、野菜くず等々を食べさせなければと思っています。

ガンバレ 雌の赤ん坊よ
SATOSI


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この子は 雄です 父親に似て トカラの茶の毛色が入っています

       

          今、乳を飲んでいるのが 雌です