スイスの国はちようど九州と同じ面積だそうだ。
チューリッヒから車で4時間走ると、ドイツ・フランス・イタリア等に行けるのだという。
せっかくヨーロッパにやってきたんだもの、この際、あの国にもこの国にも行ってみたい、かどうか、、、
といえば、そんな気は湧いて来ず。ただただ娘の暮らす街で日常の生活を満喫してみたい。
日本にいても観光名所には知識も関心も無く、あえて行ったことが無いし。。。。
だから、「くれぐれも母さんのことを思ってあちこち連れまわす計画を立てないでほしい」とくぎを刺す。
それよりなにより、近所のパン屋さんやお気に入りのカフェのお姉さんと友達になりたい。
いつも娘がかかわる人たちに会って話がしてみたい、と思っていたら、「クニさん家にお土産届けるから一緒に行こう」
と、着いてひと眠りしたあとすぐに、歩いて15分ほどのところに住む クニさんに会いに行く。
石造りの3階建てのアパートの大きな木の扉の横に並んでいるクニさんの名前のブザーを押すと、オートロックの鍵が開いた。
八王子が実家のクニさんは62歳。30年前スイス人の男性と結婚し、今は一人で絵を教えたりしながら暮らしている。
スイスには弓道場があちこちにあるらしく、高校で弓道部だった娘は早速通い始め、そこで知り合ったのだという。
娘は週に1度クニさんに絵を習っている。「お母さんも一緒に描きませんか?」と言ってもらい、
社交辞令かな?とも思わず、居る間に毎週通って、すっかり楽しませてもらった。
その日にクニさんが用意してくれるリンゴやオレンジや家にある植物の鉢などを自分が描きたいように並べて描く。
鉛筆でデッサンして色鉛筆で色づけして、その上を筆に水をつけてなぞると水彩画となる。へーー!初体験。
りんごをじっと観察しながら描くと想像もしていなかった色や線゛が見えてきて、それを紙に表すと、リンゴになった。
画家たちが、「観ないと描けない」という言葉を使うが、その意味の奥を(あっ、、)と垣間見たような気がした。
その後、近くの美術館で絵を観たら、自分好みの色使いとか、タッチとかという今までの観方範囲を脱して
1枚1枚の絵が、『その人の観た、その対象のその瞬間の光と影の表現』 という角度から観ている新しい自分に出会った。、
娘がパスタマシンでラーメンをどっさり仕込んだ時、クニさんが食べに来てくれた。
メニューは、ラーメン、春巻き、焼売、娘がテキパキ動いている。 (なんだ、やる気になればやれるんだ・・)
暮れに送った小豆が棚に有って、デザートはお汁粉。 ワイン飲みながら夜遅くまでおしゃべり。。。。
その日は長沼から運んできた、大豆、麹、なずなの塩でビニール袋仕込の簡単味噌作りを婿さん、クニさんみんなでする。
口で喋りながら、手はビニール袋の豆をむにゅむにゅ潰す。4人でむにゅむにゅムニュムニュ10~20分位。
200gの豆と麹と90gの塩の割合で一袋約800gが5袋できた。そのまま15℃以上の常温で3ヶ月寝かせると味噌になる。
手が汚れずにいつでも仕込める。これを娘に伝えたかった。 クニさんが仕込んだⅠ袋はクニさんへプレゼント。
それぞれの袋に「スイス・デ・ミソコ」母、「味の麹まろまろ」娘、「関麹治」婿の関健治、と命名。
果たして、どの味噌がどんな味に仕上がるのか?
チューリッヒから車で4時間走ると、ドイツ・フランス・イタリア等に行けるのだという。
せっかくヨーロッパにやってきたんだもの、この際、あの国にもこの国にも行ってみたい、かどうか、、、
といえば、そんな気は湧いて来ず。ただただ娘の暮らす街で日常の生活を満喫してみたい。
日本にいても観光名所には知識も関心も無く、あえて行ったことが無いし。。。。
だから、「くれぐれも母さんのことを思ってあちこち連れまわす計画を立てないでほしい」とくぎを刺す。
それよりなにより、近所のパン屋さんやお気に入りのカフェのお姉さんと友達になりたい。
いつも娘がかかわる人たちに会って話がしてみたい、と思っていたら、「クニさん家にお土産届けるから一緒に行こう」
と、着いてひと眠りしたあとすぐに、歩いて15分ほどのところに住む クニさんに会いに行く。
石造りの3階建てのアパートの大きな木の扉の横に並んでいるクニさんの名前のブザーを押すと、オートロックの鍵が開いた。
八王子が実家のクニさんは62歳。30年前スイス人の男性と結婚し、今は一人で絵を教えたりしながら暮らしている。
スイスには弓道場があちこちにあるらしく、高校で弓道部だった娘は早速通い始め、そこで知り合ったのだという。
娘は週に1度クニさんに絵を習っている。「お母さんも一緒に描きませんか?」と言ってもらい、
社交辞令かな?とも思わず、居る間に毎週通って、すっかり楽しませてもらった。
その日にクニさんが用意してくれるリンゴやオレンジや家にある植物の鉢などを自分が描きたいように並べて描く。
鉛筆でデッサンして色鉛筆で色づけして、その上を筆に水をつけてなぞると水彩画となる。へーー!初体験。
りんごをじっと観察しながら描くと想像もしていなかった色や線゛が見えてきて、それを紙に表すと、リンゴになった。
画家たちが、「観ないと描けない」という言葉を使うが、その意味の奥を(あっ、、)と垣間見たような気がした。
その後、近くの美術館で絵を観たら、自分好みの色使いとか、タッチとかという今までの観方範囲を脱して
1枚1枚の絵が、『その人の観た、その対象のその瞬間の光と影の表現』 という角度から観ている新しい自分に出会った。、
娘がパスタマシンでラーメンをどっさり仕込んだ時、クニさんが食べに来てくれた。
メニューは、ラーメン、春巻き、焼売、娘がテキパキ動いている。 (なんだ、やる気になればやれるんだ・・)
暮れに送った小豆が棚に有って、デザートはお汁粉。 ワイン飲みながら夜遅くまでおしゃべり。。。。
その日は長沼から運んできた、大豆、麹、なずなの塩でビニール袋仕込の簡単味噌作りを婿さん、クニさんみんなでする。
口で喋りながら、手はビニール袋の豆をむにゅむにゅ潰す。4人でむにゅむにゅムニュムニュ10~20分位。
200gの豆と麹と90gの塩の割合で一袋約800gが5袋できた。そのまま15℃以上の常温で3ヶ月寝かせると味噌になる。
手が汚れずにいつでも仕込める。これを娘に伝えたかった。 クニさんが仕込んだⅠ袋はクニさんへプレゼント。
それぞれの袋に「スイス・デ・ミソコ」母、「味の麹まろまろ」娘、「関麹治」婿の関健治、と命名。
果たして、どの味噌がどんな味に仕上がるのか?