大きなかぶ農園だより

北海道マオイの丘にある大きなかぶ農園からのお便り・・
※写真はsatosi  

両者納得カット?!

2009-09-27 | 日記
秋晴れ、田圃の稲が重く実った黄金の頭を垂らし太陽にひざまづく。
私の頭も髪が伸びて重~くなり(今日は切る)という時、久しぶりに静さんに会った。
「あれ~~髪伸びてかわいいね~~~~~」と頭を何度もなでられる。
「。。。。。。。」「女の子みたいでいいんでしょ~~」とシンから満足する姿にひるむ。
静さんは、化粧もせず やせこけて髪も短くどこから見ても「女らしさ」からは
程遠い嫁を、(気性はオトコのようにさっぱりしていてヨイ)と押さえながらも
(せめて、身なりのこの程度は、、あの程度は。。。)と言えば切りない願望を、
言ったところで聞く耳持たぬ嫁を十分熟知し、腹を治めてきたのだろう。
私は、ただだらしなく伸びてきたこの髪型を姑にここまで喜ばれたら
(静さん生きてるうちは伸ばすか。。)という気持ちになり、「そんなにカワイイ~?」と本気で確認したりした。
数日後、かずちゃんが来て「ひわちゃん髪伸びてかわいいね~~~」とまた言われ、
「切ったらだめだよ、絶対切らないでよ~~」とお願いまでされる。
しかし、私自身、自分で言うのもナンナンですけど「私ほど女らしい女はいない」と心のどこかが確信しており、
それに、髪型は超ショートが身体のパーツで唯一自慢の”長い首”を美しく見せる。と思い込んでいたので
身近にいる二人にそういわれたら、自分の自慢の長い首もヒトから見ればただの首か、、とやや寂しくもあり。。。
その後、髪は順調に伸び続け、頭の重さは心の重さと比例しながらカットを見送るカットウの日々は過ぎ・・・・
「ちょっとまた函館に行って来るよ」と静さんが出かけるのを見送った足で温泉のカットハウスに駆け込む。
前から見たら長いけど後ろは襟足すっかり出してもらって両者納得カット。心は晴れて突き抜けた。

魔女 登場!!

2009-09-20 | 日記
「今年は、賞を総ざらいで行こうよ!」「うん!あたしゃ長い爪の魔女になる!」
静さんのりのり♪「じゃ、わたし魔女帽子編も---っと」♪ヤンヤ、ヤンヤ♪
春先、まだ遠い秋の魔女コンテストに向けて内輪で盛り上がっていた。
そして、秋が来ていよいよ来週は・・明日は・・・とその時 刻々と迫るが
気分が乗ってこない・・・・静さんまた函館に行き不在だし・・・
当日朝「ひわさん来るんでしょー!?」と会場のガーデン内で気ままにカフェを
営業しているキムさんが電話をくれた。(キムさん待ってんだ・・・)
だらだらしていた気分が少し立ち上がり「行こう!」と決め 瞬発力で身繕い。
「かずちゃん一緒に行かない?」と誘ったら今日は魔女気分じゃないからと断わられる。
夫が水田さんと稲刈りの打ち合わせをするといって帰ってきた。
これから一人で魔女コンに行くと言うと「オレたちも行く」となり・・・急遽”魔男”創りに賭ける。
家にあるありったけのチェック柄を総動員し、オズの魔法使いも真っ青、”オスの魔法使い”誕生。
自分は使い飽きて仕舞い込んでいた安物の金髪カツラをつけ、ポケットにウサギの縫ぐるみをいれた。
去年は黒尽くめで怖さをアピールしすぎて落選したので、ことしは路線を変えラブリー感を狂超。
さて行きましょう、という時に「わたしも行くーーーー♪」とかずちゃんが来た。
黒いワンピーに黒いブーツ。ホーキと赤唐辛子の束といつも家のソファにいるミッキーマウスをおんぶしてる。
「ひわちゃんの付き添いで、と思ったのに気がついたら魔女の仕度してた・・・」と、一番気合が入ってる。
つくづく、けっきょく、なんだかんだいって、すべて、瞬間瞬間どうなるかわかんないもんなんだな~~~

秋空の下 ”青空ヨガ教室” Z z z!!

2009-09-12 | 日記
秋、米がばかに売れるこの頃です。サンマも美味いし、気候も涼しく
食欲増す一方ってことですか・・・
インドのヨガ修行から帰ってきたこずえさんの話が聞きたいという人たちが
大きなかぶに集まり、ぺちゃくちゃ・ムシャムシャ・ごくごく・ぺちゃくちゃ。。。
で、こうしててもなんだから、実際にやってみようよ。ということになり
家の横の刈取ったばかりの牧草畑で突然の青空ヨガ教室が開かれた。
一枚ずつ持った大風呂敷を草の上に広げる。空は青く高く、風が気持ちいい。
うつぶせや仰向けの状態でこずえセンセイの声をたよりに各々ポーズを決める。
キミとタチとターマがはしゃいでまとわり付き集中できないでいたが、
時々目を開けると、彼らも傍らでだらりポーズで瞑想状態だったりしている。くくくく
「あれーみちよさん寝てるのー?」「あ、、、うっかり寝てたーーー」うふふふ~~~みんなリラックスしすぎ。。。
一時間もそうしていただろうか・・・日が落ち、急に寒くなってくる。
最後、こずえセンセイがインドのマントラを♪~~~~♪===♪‘‘‘♪と唱えると長沼は即インドになる。
「あーーーー楽しかった~~」と行った事もないインドを垣間見て大満足の私。
「パンツが濡れて冷たい」とこずえさん。「!!やっぱり」
皆に見えるようにとこずえさんだけがちょっと低い場所に風呂敷を広げていた。
雨上りの牧草畑がまだ濡れていた。ごめんなさい、わたしはさっさと自分の場所を目ざとく決めて
センセイの場所の乾き具合を確認していなかった。。。

ぼくの友達!!

2009-09-09 | 日記
朝夕じっとしていると手足が冷たい。この時期は特に夕焼けが美しい。
野に咲く花々が堂々と誇らしげに揺れる横に人も並んで夕日をながめる。
2回目の牧草が刈取られた横の畑に、カラスやトンビが野ネズミを狙って集団で
舞い降りる度に犬達が一斉に追いかけるが、空中に逃げられ遠吠え。
久しぶりに太一(4年生)に会ったら「ひわさんじいちゃん家に子猫見に行こう」
と誘われ、1キロほど先の太一のじいちゃんの家に二人で自転車をこいで行く。
太一が、まずは母猫に挨拶してから今日の子猫の居場所を探す。
農家の大きな倉庫の片隅の資材が高く積まれた場所に4匹がかたまっていた。
1匹だけ青い目をしているのが太一のお気に入りらしく、すでに手なずけてある。
子猫と遊んだ後、倉庫の裏の果樹畑に行き、プルーンの実を沢山もいでくれた。
中庭でキャッチボールをしたら昔ママさんソフトで活躍(ぐひひ~)していた時の記憶が呼び覚まされた。
忙しそうな夫に「キャッチボールしようよ~」とは言い難いが太一になら遠慮なく言える。
太一は家で留守番の曾ばあちゃんに「みわちゃんの友達をつれてきた」と私を紹介した。
確かに私は太一の伯母のみわちゃんの友人でもあるが、今の場合やや不満。
「なんで、太一の友達じゃないのさ~」というと、自分の友達だと言ったら曾ばあちゃんが
一瞬小声になり「あれが太一のともだちかい?」と確認したらしい。なるほど、納得。
曾孫の友ならみずみずしい少女を連想しただろうに、枯れ枝のようなオバサンが登場するんだもの。
曾ばあちゃんが私にもおやつのシュークリームをくれた。猫と分け合いながらニヤニヤ笑いがこみあがる。。。。