大きなかぶ農園だより

北海道マオイの丘にある大きなかぶ農園からのお便り・・
※写真はsatosi  

精一杯生きる

2016-04-18 | 食生活
九州・熊本大変な事態です。
大分赤峰農場は今のところ異常無しということです。本日野菜が無事到着しました。

テレビ画面に映し出された、避難所の外で布団に包まって横になっている高齢の妻を
揺れたらすぐ逃げられるようにと護りながら、静かな微笑みを妻に向け過ごしているお父さん。
小さな子供をおんぶして、抱っこして、不安にさせないように笑顔で接する親たち。
笑顔で一人ひとりの顔を撫でている高齢者施設の女性職員。
どんな状況でも、生きようとしている人たちの姿は、今祈るしかない自分に勇気をもらう。
強風で張ったハウスのビニールが破れた。このくらいで済んでよかったと思わされる。
今日も生きていた。思い切りやることはやった。
北海道にいても、同じ時間を九州の彼らとともに精一杯生きようと思う。 亡くなられた方々に合掌。

大かぶ春のサラダレシピ

2016-04-18 | 食生活


新玉ねぎと水菜のサラダ
  新玉ねぎは薄切り、水菜は2~3センチに切り、少し濃い目の塩水にさっとくぐらす。
  サラダボールにモリモリっと盛り付け、塩と胡椒をぱらぱら・酢をシャバッ・オリーブオイルをたらたらたら~
  あればピンクペッパーをパラパラ。柑橘の果肉などを彩りに。

ほうれん草と大根のサラダ
  さっと洗ったほうれん草をサラダボールにバリバリちぎる。
  大根は千切り。
  塩・胡椒・酢または柑橘をギュッと絞りかける。オリーブオイルをたらあ~り・醤油をちろり、でも美味い。
(緑のほうれん草の中に大根の白がちらほらあるって感じの割合が美味しいような気がします。)

越冬じゃがいものサラダ
  少し大きめに3~4センチ角に切ったじゃがいもをフライパンに並べ、塩を振りジャガイモの腰くらいまでの水で
  蓋をしてパタパタパターっと強火で煮る。水がなくなったら火を弱め、蓋をとって水分をとばす。
  サラダボールに盛、塩味を整え、胡椒をがりがりっと挽。
  酢をシャバっとかけ、オリーブオイルをたらたらたら~♪ タイムやローズマリーを隠し味にしても、、

味付けほとんどおんなじですが、何と言っても素材が活かされるのはシンプルが一番です!!
調味料もぜひ本物でお試しくださいね! 値段が倍でもその方が絶対生涯お得! 👛にも身体にも。

愛の水たまり

2016-04-04 | 日記
すっかり春だ!
家の玄関前に一カ所、常に水が溜まって池のような場所がある。
土を入れてもすぐにまた沈んで水がたまる。
毎年、いっそのこと池にして、魚でも放すか。とやけくそな発想をしてみたり、
花器に見たて、大きな柳の枝などを活けて、そこを車が通らないようにしたりした。
根本解決するには大掛かりな土木工事が必要らしく、夫は何故かこの件には消極的。
雪解けと共に地表が表れると、自動的にやはり池が顔を出した。
凍っていた下の土が融け、そして太陽と風が力を合わせて土を乾かしたころを見計らい
池の水をスコップで汲み出して均し、2トントラックに一杯の火山礫を敷いた。毎年恒例。  
この美しい状態がいつまでも続けばよいが、いつの間にかまた不思議なことに池になるのだ。。。。
敷地のまん真ん中にぽっかり水たまりができて、その上を毎日毎日宅配便の車がバシャバシャと通り、自分も通り、
いつもいつも足元がぐちゃぐちゃで「すみませんすみません!」と来てくれた人ごとに頭を下げてきた。
 自分の一番気になるそこに 15年間何んの解決策も打つ気のない夫に抗議するエネルギーも無くなっていた。
そして、年に一度、春先の雪解の後にダメ元で土を敷き続けてきた。
今年もやれやれやっと池が埋まった、と一息ついたとき、時々思い出したように送られてくる冊子がポストに入っていた。
開くと ≪水が玄関周りに集まるのは吉≫≪本当は池とかがあればよいのですが≫という文字が目に飛び込む。
読み進めると、なるほど、確かに、、、とうなずくことあり。この水たまりは幸福の水たまりだったのか!?
かんがえてみれば、こうしてこの地に受け入れられ、マオイ山の恵みを受け、日々息災叶えられている。
毎週この場所へ私たちを元気にする野菜が到着し、そしてこの場所から野菜たちは各家庭に出発してゆく。
お互いの健康と幸福を願い、その気持ちを米や野菜や果物に託して毎日を生きる人たちがいる。
その思いを受け止め、その米や野菜や果物を、家族の健康と幸福のために活かさんと生きる人たちがいる。
その愛の循環の様を、この水たまりは鏡になって映してくれているというのか。。。。
山の神様や、夢と希望を抱きこの地を開拓した人たちの素朴な思いが結集され
この場所に訪れるすべての存在に「幸いあれ」と見守られていることを感じずにはいられない。
毎年この時期、うっかり埋めてしまうのも、何か意味があるのかもしれず、、、
強欲に掘り返さずに、少し休んで頂こう、水たまりの力に依存することなく幸福に生きる自分になるために。。。