肝腎要の腎臓
怖いことなのですが、ラットの実験でわかっていることです。ラットが亡くなるまで
飲食を絶つと、最後まで動いている臓器は心臓と腎臓だというのです。他の臓器は
死んでも心臓と腎臓が動いていれば生命力としての灯は消えていないのです。
人は水を含めた一切の食物を絶つと9日で亡くなると言われます。しかし、水さえ
摂っていれば生命力のある限り生き続けます。現代生理学では水だけでは30日
位が限界と言われていますが、実際は何百日も大丈夫だった人もいれば、
何年何十年も元気で生きたひともいます。
私も一日玄米一掴みと少しの塩と水で42日間過ごした経験があります。
断食がどのくらい継続できるかはその人の細胞と血液の質によるのです。
東洋では腎臓を精気の集まるトコロと考えています。腎臓は臓器の中でも一番血液の流出入が多く、細胞の質と
直結しています。腎臓のチカラが細胞の質に関わり、人間の老若と言えるのです。
腎臓を若々しく保つには、植物性の食を保つことです。肉食の多い民族ほど老けやすく短命で、民族や文化の
寿命も短いものです。
植物性の食を基本にし、塩気は労働と運動の強弱に応じて摂っていきます。肉体労働やしっかり運動する人ならば、
塩から食が多くても肌は黒くなることはあっても艶があります。
しかし、運動不足の人が塩気を摂りすぎると肌が艶がなく黒ずんでくるのです。また、過去に摂った動物性で造られた
細胞が残っていても肌が艶なく黒ずんできます。
腎臓と睡眠 宇宙法則研究会 宇宙つうしん 第110号 食育コラム 磯貝昌寛著より抜粋