有明海は宝の海。湾岸に住む小学生たちは今の季節、有明海の干潟でアサリ貝掘りやマジャク釣り体験の授業があるようです。
もう60年以上も前の事、私もマジャク釣りをしたことがあります。
田舎の親戚に遊びに行った時のこと。年の離れた従姉に連れられ、干拓でできた田圃の中の長い道をずいぶん歩くと堤防に着きました。堤防の向こうは田圃より広い―貝殻の砂丘と干潟。海はずーっと遠くに白波の水平線になっています。その奥に雲仙岳がにょきっとありました。
そんな景観の所でマジャク釣りが始まります。まず、若いおばさんが干潟を深さ15センチぐらい掘り、直径1.5mぐらいの円形の浅い窪にされました。ひととき待つと、丸い窪の海水が澄んで来ます。すると窪の底に小さな穴がぽつぽつといくつも現れました。その穴に筆の先をちょんちょんとつっこむと、<あたり>があります。さっと筆を抜くと、筆の先にマジャクがしがみついて出てくるのです。マジャクは自分の巣穴に闖入者が入って来たと思ってハサミで反撃したのですが、人間様につかまって→食べられてしまうのです。
見ていても面白そう! やってみんね。といわれてその丸い窪に入った途端、足が滑って仰向けに転んで、ざぶっと海の水の中。目の上で海の水がきらきら光ったのを覚えています。後はどうなったのか? 良く覚えていないんですが、浅い窪ですからなんてことなかったのでしょう。今もマジャクが大好きですし、、、。
さっそく、茶塘ちかくの魚屋さん『魚町』に行きました。スズキが8匹480円、イワシ10匹280円、とても活きがいい魚ばかりです。鯛の刺身498円、マグロ刺身698円、ヒラメ刺身598円===量も2~3人前はあります。マジャクがありました。一皿1000円です。小ぶりです。数えると13匹です。尋ねると、マジャクはこの6月から7月までくらい出回るけど、昔に比べるととても少なくなったとのこと。店先に並べる前に料亭などからの予約で売り切れになるそうです。
早速買って帰り、まだ生きているマジャクを塩ゆでしました。ゆでたり、天ぷらにすると青灰色のマジャクの色が赤色に変わります。赤いところは少し硬くこくがあり蟹の真子のような味がします。そこがシャッパ・シャコと違うところです。海の幸に感謝でした。
昔に比べると収穫量が激減しているとのこと。心配しています。
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荒尾一小児童がマジャク釣り 地域の名人に学ぶ
荒尾市荒尾第一小学校(橋本直校長)は、十日、同市の貝塚海岸先の干潟で「地域の名人さん達とのマジャク釣り体験」を実施。四年生八十七人がマジャク釣りを楽しみ、地域の名人の技を学んだ。
同校は準備期間を経て、平成二十五年度から文部科学省のコミュニティ・スクールに指定された。マジャク釣りは学校、保護者、地域が一体となって行う活動の一つ。
マジャク釣りを行うのは五年目。かっては全校児童が参加して実施された時もあったが、地域のマジャク釣りの専門家が高齢化して指導する人も少なくなってきていることから、四年生に限定した。
海岸で児童と名人の顔合わせがあり、児童と名人の顔合わせがあり、児童たちは九つの班に分かれ、名人の名前が書かれたプラカードを持って、干潟まで行き、マジャク釣りを体験。「すごい釣れた。楽しい」など歓声が上がっていた。
( 有明新報 小原 郁夫 2013/06/12 号より)
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もう60年以上も前の事、私もマジャク釣りをしたことがあります。
田舎の親戚に遊びに行った時のこと。年の離れた従姉に連れられ、干拓でできた田圃の中の長い道をずいぶん歩くと堤防に着きました。堤防の向こうは田圃より広い―貝殻の砂丘と干潟。海はずーっと遠くに白波の水平線になっています。その奥に雲仙岳がにょきっとありました。
そんな景観の所でマジャク釣りが始まります。まず、若いおばさんが干潟を深さ15センチぐらい掘り、直径1.5mぐらいの円形の浅い窪にされました。ひととき待つと、丸い窪の海水が澄んで来ます。すると窪の底に小さな穴がぽつぽつといくつも現れました。その穴に筆の先をちょんちょんとつっこむと、<あたり>があります。さっと筆を抜くと、筆の先にマジャクがしがみついて出てくるのです。マジャクは自分の巣穴に闖入者が入って来たと思ってハサミで反撃したのですが、人間様につかまって→食べられてしまうのです。
見ていても面白そう! やってみんね。といわれてその丸い窪に入った途端、足が滑って仰向けに転んで、ざぶっと海の水の中。目の上で海の水がきらきら光ったのを覚えています。後はどうなったのか? 良く覚えていないんですが、浅い窪ですからなんてことなかったのでしょう。今もマジャクが大好きですし、、、。
さっそく、茶塘ちかくの魚屋さん『魚町』に行きました。スズキが8匹480円、イワシ10匹280円、とても活きがいい魚ばかりです。鯛の刺身498円、マグロ刺身698円、ヒラメ刺身598円===量も2~3人前はあります。マジャクがありました。一皿1000円です。小ぶりです。数えると13匹です。尋ねると、マジャクはこの6月から7月までくらい出回るけど、昔に比べるととても少なくなったとのこと。店先に並べる前に料亭などからの予約で売り切れになるそうです。
早速買って帰り、まだ生きているマジャクを塩ゆでしました。ゆでたり、天ぷらにすると青灰色のマジャクの色が赤色に変わります。赤いところは少し硬くこくがあり蟹の真子のような味がします。そこがシャッパ・シャコと違うところです。海の幸に感謝でした。
昔に比べると収穫量が激減しているとのこと。心配しています。
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荒尾一小児童がマジャク釣り 地域の名人に学ぶ
荒尾市荒尾第一小学校(橋本直校長)は、十日、同市の貝塚海岸先の干潟で「地域の名人さん達とのマジャク釣り体験」を実施。四年生八十七人がマジャク釣りを楽しみ、地域の名人の技を学んだ。
同校は準備期間を経て、平成二十五年度から文部科学省のコミュニティ・スクールに指定された。マジャク釣りは学校、保護者、地域が一体となって行う活動の一つ。
マジャク釣りを行うのは五年目。かっては全校児童が参加して実施された時もあったが、地域のマジャク釣りの専門家が高齢化して指導する人も少なくなってきていることから、四年生に限定した。
海岸で児童と名人の顔合わせがあり、児童と名人の顔合わせがあり、児童たちは九つの班に分かれ、名人の名前が書かれたプラカードを持って、干潟まで行き、マジャク釣りを体験。「すごい釣れた。楽しい」など歓声が上がっていた。
( 有明新報 小原 郁夫 2013/06/12 号より)
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