大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

線虫つかってがん検診

2019年10月24日 05時20分21秒 | 日記
  「九州大学のバイオベンチャー《HIROTSUバイオサイエンス》と久留米市、小郡市は10月1日、線虫をつかったがん検査の実証実験を今月から始めると発表した」とのことです。「がん検査に導入されるのは同社の『N-NOSE(ノーズ)』。がん細胞が出すにおいに引きつけられる線虫の習性を利用した検査方法」です。「線虫は土壌などに生息する体長1ミリほどの生物で、仲間には寄生虫のアニサキスなどがいる。においをかぎ分ける高い能力を持ち、がん患者の尿に反応して近づいていく性質がある。」とのこと、「広津崇亮(たかあき)社長によると1滴の尿で検査が可能で、胃がんや肺がん、乳がんなど15種類のがんを検知できる。早期のがんでも、従来の検査より高い確率で発見できる」そうです。しかも「線虫の飼育はコストも安く、検査費用は1回9800円で済む」そうです。「今回の実証実験では久留米市の100人、小郡市で20人の職員が参加。がんのリスクを数段階に分けて受診者に示し結果の伝え方などを検証する」そうです。「これまで解析装置の開発などを支援してきた久留米市の大久保勉市長は『世界的な発明として広く実用化するため、これからも支援してゆきたい』。 小郡市の加地良光市長も『尿だけで検査できれば、多くの人に予防の入口になる。意義あるプロジェクトを応援したい』と期待を」話されています。
(下:2019年10月2日朝日新聞-福島慎吾「線虫と尿1滴がん検診 九大発ベンチャーと久留米市-小郡市 市職員参加し実証実験 来年の実用化目指す」より)