「寄席や落語会がコロナ禍で開けないなか、落語家の高座をライブ配信する取り組みが盛んだ」そうです。「際だったのが、4月下旬に10日間連続で無料配信した春風亭一之輔だ。連日1万人以上が視聴。『金を払いたい』との声に応じて途中から投げ銭機能を設け、一日数十万円が寄付された」とのことです。他に取り組まれていますが、やはり「続けていくには有料化がかぎ」だそうです。「若いフアンが多い落語会〈渋谷らくご〉は5月8〜12日に予定していた11公演を31日まで同じ時間にほぼ同じ顔ぶれで配信し」、「代金は普段とほぼ同額の1千〜2千円にした」そうです。「キュレーターのサンキュータツオは『同じ時間を共有するのが、生の芸能を支える最後のとりで。ただで見られ、アーカイブにしてしまうとやせ細るだけ』と話」されています。
(下:2020年5月17日朝日新聞-井上秀樹「コロナ禍でも 落語、生配信に活路 ためらいあれど『忘れ去られるのはまずい』 『時間の共有が芸能支える』」より
(下:2020年5月17日朝日新聞-井上秀樹「コロナ禍でも 落語、生配信に活路 ためらいあれど『忘れ去られるのはまずい』 『時間の共有が芸能支える』」より