福岡市、「介護・保育・教員らに優先接種」

　大阪での新型コロナウィルスの感染拡大は、少し治まってきた?と見られていますが、注目されているのは保育現場で２５人の感染がでるクラスターが発生していることです。保育園が閉鎖されると若い方々が仕事に行けなくなり、連鎖的に経済活動に大きな影響を与えると心配されているのです。
　そうした中、福岡市は「介護・保育・教員らに優先接種」する方針を打ち出しました。
　「高齢者向けの接種について、同市では２４日から市内約７５０カ所のクリニックで個別接種が始まり、７月末までに完了する予定。並行して接種できるワクチンの供給が見込めるため、高齢者や子どもに接する機会が多い職種への優先接種を始める」そうです。進め方は「優先接種は職種毎に、（５月）２８日〜６月６日は介護従事者、６月７〜２０日は保育園や幼稚園の職員が対象で、いずれもマリンメッセ（博多区）で１回目の接種を行う。６月２１日からは中央ふ頭クルーズセンター（同）に接種会場を新設し、小中学校の教職員などを対象に７月４日までに１回目の接種を行う。いずれの職種も７月末までに２回目の接種を終えるという」段取りです。「市によると、対象の約４万７千人のうち約３万７千人が接種を希望している」とのことです。「全国初」の取り組みだそうですが、「ワクチンの供給が見込める」ことが良かったです!！
（下:２０２１年５月２５日　朝日新聞-松沢拓樹「介護・保育・教員らに優先接種　福岡市、全国初」より）