ウーバー、日本進出５年目

　「料理宅配サービス【ウーバーイーツ】が日本に進出して９月で５年となる。新型コロナウィルス流行で外食機会が減る中、今や生活に欠かせない社会インフラのような存在」だそうです。「米国発ウーバーは」、現在「全国３５都市以上でサービスを展開し、料理宅配市場では日本勢を抑えて約４割のトップシェアを握」っているそうなんです。
　しかし、「一方で、日本で成長するに伴い社会との摩擦も目立つようになって」いて、「配達員の事故や交通違反が多発。６月には不法在留の外国人を働かせたとして法人と当時の代表らが書類送検された。このほか、対外的な説明と異なる〈終日配達〉を展開していることが発覚。配達員に支払う報酬体系の一方的な変更にも踏み切った。労働組合ウーバーイーツユニオンは『最低賃金を下回り、配達員の生活を破壊している』と非難」されているそうです。又、「争いをいとわない経営姿勢は身内の離反を招き始めている。ウーバーイーツの日本での立ち上げに携わった社員が最近、北欧発の競合会社ウォルトに相次いで移籍する出来事」もあっているそうです。〜郵便局や宅配便など物流を担う部門での人員も不足していると聞いてます。料理宅配便はコロナ禍で沸き起こった需要でもありますが、今後もその利便性により定着すると言われています。アルバイト先の消失で苦労されてる学生や労働者の足元を狙ったような違法な就労は許されません。労働条件改善は当然のことと思います。ところが、９月３日の朝日新聞によると「ウーバーイーツジャパン（東京）は外国人留学生らを新規の配達員として受けいれる登録を停止した」とのことです。
（下:２０２１年８月２６日　西日本新聞「ウーバー、成長優先で摩擦　“一方的報酬下げ”配達員に不満」より）