雪また雪

2010-01-02 21:49:27 | 国内旅行と山歩き
 お正月休みの連休は雪が降ってくれないとスキー場も、スキー客も困るのですが、今回は移動日の30日の昼過ぎまで晴れ間が残っていたものの、その後は毎日曇り空で雪が降り続く、逆に困り者のお天気が続きました。 鹿島槍のゲレンデも写真の様に雪でボンヤリした景色しか見えません。 後立山連峰の白銀に輝く尾根筋が青空をバックに姿を見せると見事な眺めになるのですが、今回は一度もそんな好天にはなりません。 毎日未明には除雪車がエンジン音を響かせて公道部分の除雪をしてくれる音が寝床の中の耳に聞こえて来ます。 その音が聞こえた朝は公道と私道の接続部分に押分られた雪の丘が残ってしまうし、当然私道部分にもかなりの積雪が有って、車を出すためには必ずそれらを除雪しないとなりません。 雪かき作業もお正月休み期間に1・2回なら面白い作業ですが、それを朝夕に毎日繰り返すとなると、苦痛に感じて来ます。 唯一の救いは信州大学の留学生の若者が同宿している場合は、人海戦術で除雪作業が出来ることでしょうか。 ちなみに山荘にはエンジン付き除雪機なんて高価な機械はありません。 スコップと手押しスノーダンプが頼りの力仕事です。 僕も含めた泊まり客を迎えるために、事前に私道部分の除雪作業を一人で頑張ったショージ君はやや疲れ気味の様子。 

 朝食を作って食べて、後片付けして、ゲレンデまで車で送ってもらい、夕方4時半までスキーやスノボ、温泉入浴で過ごし、夕食はまた自分たちで作って食べて後片付け、結構ハードな毎日が続きます。 僕の車がまともに動けばゲレンデへの行き帰りにショージ君の手を煩わせることは無いのだけれど、山荘直前の傾斜のキツイ坂道をタイヤがスリップして登ることが出来無くて、 下の駐車余地に止めて有るうえ、バッテリー能力低下でエンジンが起動出来無い始末。 それでゲレンデへの移動も全て負んぶに抱っこで面倒見てもらっています。

 このお正月休みにやって来た留学生の出身地は韓国、ベナン共和国、インドネシアの3ヶ国、夕食後 ビールを飲む人、イスラム教の教え(?)を守って飲酒しない人と、飲み物はバラバラだけど、トランプでのゲームは全員で楽しめます。 それぞれ子供の頃に遊んだことのあるカードゲームを紹介しあって盛り上がっています。 僕の小学生時代の記憶ではババ抜き、神経衰弱、7並べ等、割合に単純なゲームの記憶しかありませんが、彼等が教えてくれた小学生時代にやったと言うゲームは作戦や戦略的思考を必要とする内容のもので意外感を覚えました。 




 トランプゲームは楽しかったのですが、僕の心の中では明朝のエンジン始動と雪に覆われた駐車場所からの離脱作業への心配が、暗く渦巻いています。
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