紅梅咲く公園で

2010-01-23 08:32:26 | タナカ君的日常
 お気に入りの散歩道の一つ「栄緑道」を南に向かって歩いて行くと国立市北町の区分に入り、同じ散歩道の名前が変わり、最後は公園になって終わります。 その公園の紅梅はここ2・3日来の温かさで満開を通り越して、花びらが年老いた感じに成り始めていました。 僕の散歩は更に立川駅北口に向かい、本屋に立ち寄ったり、ビッグカメラを覗いたり、どこかでコーヒー飲んだりするのが普通なのだけれど。 昨日は季節外れで水の干上がった水遊び施設の護岸として埋め込まれたでこぼこ並ぶ岩の上を沢を横切る登山道の飛び石に見立てて歩いてみたのです。 そしたら、その岩に腰を下ろして足をブラブラさせていた4・5歳の子供2人が「僕はもっと早く歩けるよ!」なんて言いながら付いて来て、僕の前に出てきたりする。 2周している間に「このオジサンは遊び仲間」として認めた様で、僕の顔を振り返りながら「一番高い場所へ行こう!」 と誘って来た。 そこは水遊び施設の水源となる上流部分で地面は土を盛り上げ周囲より1.5mほど高く、大きな岩もデンと据えられています。 子供2人は先に立ち、急ぐものだから岩から足を滑らせて転んだりもする。 そして、てっぺんの大岩の上へ登ると得意そうに「ここから、あっちの岩に飛び移れる? 僕は出来るよ!」と増々乗ってくる。 お喋りで夢中な子供のお母さんと思しき2人の姿が見通せなくなり始めた。 僕は「やばいな、親の見えない場所で子供達が怪我したら」「それも見ず知らずのオジサンの僕が側にいて」なんて考え始めてしまいました。 それで唐突に「さよなら」と声を掛け、その場を離れました。 するると 「何処へ行くの?」と子供が聞いて来る。 ”君たちが自分の子どもなら、転んで怪我しても、骨を折っても、何の問題ないんだよ、でもね・・・” と心の中で思いながら駅前に向かって歩き去りました。
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