アメリカ大陸横断-19 2006年

2010-05-06 11:14:59 | 海外旅行
[ 2006年5月6日 ]   走行 240km

 Drive&Ride用の駐車場が設けられたTakoma駅に車を置き、そこから地下鉄を利用して議事堂やスミソニアン博物館を昼過ぎまで見物。 AnapolisからChesapeake湾を渡り、Delaware州のあるブドウの房の形をした半島を北上、フィラデルフィアの南西 Wilmingtonの宿に泊まった。
 カメラの故障、車のオイル警告灯の点滅、 夜遅い宿への到着となった疲れ等、旅の前途に暗雲立ち込める予兆が出てきた一日でした。

 宿をチェックアウトして、車を宿から近い地下鉄Takoma駅に隣接する駐車場に置き、議事堂に近い駅まで乗っていきました。 今迄は各地の議事堂の内部を見学させてもらっていたから、合衆国議事堂も見物したかったけれど、なんだか列をなした見物客を見て、取りやめました。 絶対に見たいのはスミソニアン博物館ですから。 博物館に向かってモールと呼ばれる緑地帯を進むと軍関係の特別展示が開かれていました。 陸海空、それをサポートする気象・医療・情報などの部隊。小はピストルから機関銃までの武器。

 武装ヘリから連装ミサイルを積んだ車両、戦車。 人形に岩登り用具を身につけた展示をしている特殊部隊や海中作業の潜水具を展示している海軍の部隊。 紙のパンフレットやCDなども欲しければ貰えます。 言ってみれば全軍でのリクルート展示ですね。 こんなの大好きな僕と、あまり興味の無い妻は待ち合わせ時間を決めて別行動にしました。 このころから、僕のデジカメの画像が時折メルトダウンを生じ始めます。


 スミソニアン博物館は入場無料 「さすがアメリカ、太っ腹ですね!!」と思ってしまう。 展示物も実物飛行機が天井から吊るされ、宇宙船やロケットもゴロゴロ、その宇宙への旅をサポートした地上側コンピュータのバックプレーンのごちゃごちゃの配線、宇宙船に搭載したコンピュータモジュールのユニット内部と 「これでもか!の展示物」 僕の心も大満足でした。

              CRAY社製コンピュータ、バックプレーンのごちゃごちゃの配線


 一方妻は植物や鉱物などの展示があった別の建物を見物したようです。 妻と落ちあってから、巨大なオベリスク、ワシントン・モニュメントまで歩き、 「半日程度の見物じゃ物足りないけれど、次の機会を作ればいいじゃないか・・・」と理由を付けてワシントンDCを離れる事にしました。 地下鉄Takoma駅(と言っても地上駅)まで戻って車を走らせます。


             地下鉄 : スミソニアン駅

 次の目的地はWashingtonDCの東、海軍兵学校のあるアナポリスです。 US-50号線から町中への出口を降りてすぐに、大手チェーンのモーテルが一軒目につきました。 「そこに投宿して町中を見物するか?」と一瞬おもったのですが、時間もまだ午後3時、「少し中心部から距離がある」と理由を付けて止めました。 ヨットハーバーのヨットの上で写真を撮ったり、港のレストランのメニューで料理の値段を見て尻込みして出て来たり、”NAVAL ACADEMY"の表示を掲げる兵学校の前を走ったり、随分と時間をかけてしまったらしく、Chesapeake湾を半島側に渡ったのは5時頃になりました... そろそろ宿があれば泊まる時間です。 宿なんか幾らでもあるだろう!?との今までの経験が崩れるのは、これからとはつゆ知らずにUS301号線を北上開始しました。 7時少し前に陽が沈みました、宿の看板が出てきません、暗くて目に付かないだけで無く、宿の少ない地域を走って居るようです。 車もグズリ始めました、エンジンオイルの警告灯が時折点灯しては消えます。 腹も減ってきました。 良いとこ無しのまま走り続け、午後8時を廻ってから州間高速道路 I-95にぶつかって、やっと宿に入れました。
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