カッコー

2010-05-19 08:12:03 | タナカ君的日常
 立川と国分寺、そして国立の境界付近に広がる国分寺崖線、その縁には昔からの屋敷林を持つ農家の敷地が並んでいる。 そんな辺りから僕の通勤経路の途中にあった砂川地域に面した立川基地あたりにかけて、この時期カッコーの鳴き声が響き始める。 5月の連休が過ぎ、ケヤキの葉が「若葉」から成熟した大人の葉として繁った頃合いに彼等はやって来る。 今年は数日前から鳴き声が聞こえ出し「去年は随分遅かったけれど、今年は平年並みだねえ」と妻に話してみたりする。

 そのカッコーの鳴き声だが普通はその名の通り「カッコー、カッコー、カッコー」と聞こえる声で鳴く。 そして7月に入る頃には、若干ぎこちない鳴き声のそれが聞こえて来る。 そんな時は 「ああ、何処かに預けた卵が成長して飛び回り始めたか?」と思う。 それなのに今年は最初からぎこちない鳴き声が聞こえて来たので 「なんだ? 今年のカッコーはドモリか?」とその時は思ったものでした。 今朝、聞こえて来た鳴き声は聴き慣れたリズムと音程で、安心すると同時に 「カッコーだって一羽でなくて、何組か飛んで来ているんだろうな・・・」と妙な事に納得しながら聞き入っていました。
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