石巻ボランティア終了

2011-05-13 22:27:10 | タナカ君的日常
 午後3時頃までを目標に最後の仕上げに取り組む大工のヒロ君達3人を残して、朝食後の後片付けだけ済ませて、僕と妻は石巻での短いボランティアを切り上げました。 そして「物見遊山の旅」へとモードチェンジです。 女川を経て南三陸町の津波被災地の様子をこの目で見よう! そんなつもりで石巻を後にして、谷川浜を経由して女川まで走ったのです。 ところが、牡鹿半島の山道を走行中に車体の下部から回転するグラインダーに軽く金属片を触れている様な異音が聞こえて来ました。 この症状は石巻に到着する日に初めて発生しましたのですけれど、 その後の石巻市内を買い物などで短距離走っていた間は、異常音の発生はありませんでした。 だから車の問題は忘れていたのです。 しかし、今日の牡鹿半島の山道走行では、その異常な音の状態が更に悪化した様に大きく聞こえます。 助手席の妻に窓から顔を出してどこら辺から聞こえてくるか確認してもらうと、 どうも前輪あたりから聞こえる様です。 これでは南三陸町まで被災地ツアーをするどころの話ではありません。 自動車のトラブルで惨めな状態になる予感がします、だから車の修理も期待できない被災地への旅は中止するしかありません。


      女川町付近の海岸に流れ着いていた、津波による流出家屋


 すぐに石巻市に取って返し、ダイハツの営業所を捜して走りました。 ダイハツの店が見つかる前にJAFの事務所が目に付いたので立ち寄って状況を話したところ、丁度昼休み時で5人ほど居たJAFの救援隊員の方(他県からの応援要員もいました)が気軽に事務所から出てきて車を前後に動かして、様子を見てくれました。 「多分前輪のブレーキ回りに問題あると思われるので、やはりダイハツ店に行った方が良い」との結論です。 店舗の場所を教えてもらい、 ダイハツ店に行き、「これこれしかじか」と異音の発生状況やJAFの見立てを話して点検をお願いしましたところ、サービス担当の方が直ぐにタイヤを外して点検してくれました。 結果はやはり前輪のディスクブレーキのパッドが減っていて警告音?が出ているから、その交換が必要だとか。 でも店には交換に必要な部品の在庫は無いそうです。 しかし「このまま東京まで走行しても大丈夫」 とのお墨付きの言葉を貰いましたので。 内心大丈夫かな? と思いながら東京へ戻る事にします。

 といっても、 ボランティア作業期間中は入浴を我慢していたので風呂には是非入りたい。 そこで仙台近郊の秋保温泉あたりの宿に泊れたら泊まるつもりで観光案内所に立ち寄って手ごろな宿をお願いしてみたのだが、 1万円以下の宿は空きが無いそうだ。 しかたがないから秋保温泉は日帰り入浴にして、 高速を東京方面に走り、郡山から磐越道へ入りの磐梯山SAで車中泊しています。

 秋保温泉の宿ですが、 どうも宿の駐車場などをうろついている人の様子を見るに、各地から派遣された警察や、復旧工事の仕事に来ている人達で手頃な価格の宿はずべて満員になっているらしかった。 入浴後、福島駅近くの安めのビジネスホテル何軒かに宿泊可能か? 電話で問い合わせたところ、いずれの宿も空室無しとの返事です。 福島でも仙台周辺と同様な状況で満室になっているのではないかと推察されます。 
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