福島原発事故の対応について、TV報道では、あれこれと根拠の乏しい情報が飛び交っている。 何事かを為していれば失敗もミスも生じて当然、原子力エネルギーを利用した発電する行為だって同じこと。 今後に失敗の経験を活かすためには正確な事実の記録、 不正確な情報が流れたとしたら、その理由。 そんなこんなをキチンと整理して次回に活かせる準備をしなかったら、 今より安全な原子力発電なんて絵空事のままで何も進歩しようが無いでしょう。
地震発生後には下記の作業を実施して、稼働中の原発は停止させるはず。
1. 地震などに襲われた場合、炉心に制御棒を挿入して持続的な核分裂条件を制止する。
2. 制御棒挿入後も発熱を持続する核燃料棒を継続的に冷却する。
上記必要作業の1番目の項目は実行したと言う。 しかし2番目の冷却継続に関しては、電源喪失、 予備発電機も使用不能、 そんな理由で冷却出来なかったとか冷却を中断したとか、混沌とした情報の渦の中にあり、結果的には継続的冷却は失敗。 加熱が続く炉内は高温となり、圧力容器の内部圧力も設計上の目安を越えてしまったと聞く。
そんな、圧力容器の内部圧力が高まった時に、内部の圧力を低下させるための「ベント(排気:空中への放射能物質放出)作業を早くやれ」と菅総理が東電に指示したけれど、なかなか実行されなかったなんて話も漏れ聞く。
今回の原発事故への対応の根本の所で良く判らない点がここにある。
発電所の様なプラントの操業・停止操作の作業手順を一番良く理解しているのは、その現場の制御室に詰めている操作担当者、 プラントの建設や維持に携わって来た関係者、 プラントの設計者、 等々だと思う。 そこに対して、普通ならそんな事何も知らなくて当たり前の政府だか菅総理が要請と言う名の口出しする必要が何故あったのか?
地震発生後の翌3月12日だったかに原発周辺住民の立ち退き勧告を発表する枝野民主党幹事長の「顔面に吹き出ていた汗ツブ」を見ちゃたから、「地震に襲われたが原発は安全に停止されたから安心しろ」、「冷静な対応を求める」との政府の発言の裏に「深刻な事態の発生が隠されている」と感じていましたが・・・
それにしても東電側にはベント作業での空中への放射能物質放出にためらいが無かったのか? ベント作業を早めに実施していたら原子炉建屋の爆発による破壊は避けられたのか? 東電側は冷却の必要性は認識していても、海水での冷却は運転再開への道筋への障害となると判断して、それをためらっていたのではないか? 海水注入を早くに実行していれば被害は小さく済みはしなかったか? いくつものタラレバを抱えたまま原発事故は先の見通し不十分のままにのたうち、 マスゴミに格好の話題を提供し、 周辺住民は集団避難生活、酪農・農家を生産活動停止など苦境に投げ込んだまま時が過ぎつつある。
福島原発の事故への終息は未だ随分先の話、原子力事故への対応作業はどう行われ、どんな結果になるのか? そんな大事な技術の共有化のために、東電さんは他の電力会社の技術者も福島原発の構内に受け入れて、自分たちが行っている様々な作業を見せて、ついでに記録してもらったらどうですかね? 他の電力会社の皆さんはまさか「放射線が一杯で危険だから福島原発に駐在したく無い」なんて弱腰な事は言いませんよね?
政府も東電に対して投げかける様々な事(口頭にせよ、文書にせよ)や、関連組織の委員会活動の内容をキチンと記録し、後日の検証に耐える資料を残したらどうですか? 昨日あたりからTVの話題になっているのは、原子力安全委員会の斑目委員長が「海水注入で再臨界危険性」を指摘したとかしないとか。 その発言を受けて、政府が東電に海水注入を見合わせるように言ったとか。 馬鹿馬鹿しい水掛け論が展開されているようですが、 そんな事に無駄なエネルギーを割いているのは見苦しいだけですよ!
地震発生後には下記の作業を実施して、稼働中の原発は停止させるはず。
1. 地震などに襲われた場合、炉心に制御棒を挿入して持続的な核分裂条件を制止する。
2. 制御棒挿入後も発熱を持続する核燃料棒を継続的に冷却する。
上記必要作業の1番目の項目は実行したと言う。 しかし2番目の冷却継続に関しては、電源喪失、 予備発電機も使用不能、 そんな理由で冷却出来なかったとか冷却を中断したとか、混沌とした情報の渦の中にあり、結果的には継続的冷却は失敗。 加熱が続く炉内は高温となり、圧力容器の内部圧力も設計上の目安を越えてしまったと聞く。
そんな、圧力容器の内部圧力が高まった時に、内部の圧力を低下させるための「ベント(排気:空中への放射能物質放出)作業を早くやれ」と菅総理が東電に指示したけれど、なかなか実行されなかったなんて話も漏れ聞く。
今回の原発事故への対応の根本の所で良く判らない点がここにある。
発電所の様なプラントの操業・停止操作の作業手順を一番良く理解しているのは、その現場の制御室に詰めている操作担当者、 プラントの建設や維持に携わって来た関係者、 プラントの設計者、 等々だと思う。 そこに対して、普通ならそんな事何も知らなくて当たり前の政府だか菅総理が要請と言う名の口出しする必要が何故あったのか?
地震発生後の翌3月12日だったかに原発周辺住民の立ち退き勧告を発表する枝野民主党幹事長の「顔面に吹き出ていた汗ツブ」を見ちゃたから、「地震に襲われたが原発は安全に停止されたから安心しろ」、「冷静な対応を求める」との政府の発言の裏に「深刻な事態の発生が隠されている」と感じていましたが・・・
それにしても東電側にはベント作業での空中への放射能物質放出にためらいが無かったのか? ベント作業を早めに実施していたら原子炉建屋の爆発による破壊は避けられたのか? 東電側は冷却の必要性は認識していても、海水での冷却は運転再開への道筋への障害となると判断して、それをためらっていたのではないか? 海水注入を早くに実行していれば被害は小さく済みはしなかったか? いくつものタラレバを抱えたまま原発事故は先の見通し不十分のままにのたうち、 マスゴミに格好の話題を提供し、 周辺住民は集団避難生活、酪農・農家を生産活動停止など苦境に投げ込んだまま時が過ぎつつある。
福島原発の事故への終息は未だ随分先の話、原子力事故への対応作業はどう行われ、どんな結果になるのか? そんな大事な技術の共有化のために、東電さんは他の電力会社の技術者も福島原発の構内に受け入れて、自分たちが行っている様々な作業を見せて、ついでに記録してもらったらどうですかね? 他の電力会社の皆さんはまさか「放射線が一杯で危険だから福島原発に駐在したく無い」なんて弱腰な事は言いませんよね?
政府も東電に対して投げかける様々な事(口頭にせよ、文書にせよ)や、関連組織の委員会活動の内容をキチンと記録し、後日の検証に耐える資料を残したらどうですか? 昨日あたりからTVの話題になっているのは、原子力安全委員会の斑目委員長が「海水注入で再臨界危険性」を指摘したとかしないとか。 その発言を受けて、政府が東電に海水注入を見合わせるように言ったとか。 馬鹿馬鹿しい水掛け論が展開されているようですが、 そんな事に無駄なエネルギーを割いているのは見苦しいだけですよ!