地震と津波に襲われた石巻での話、 漁港周辺に立ち並んでいた水産物を扱う会社の建物群は壊滅的な被害を受け、大型の冷凍庫を備えた会社も停電で冷凍庫が機能しなくなり、在庫していた冷凍品も保管が困難となったと言う。 同じ石巻の牡鹿半島の浜辺の村落も津波の被害を受け、同じ様に停電の影響を受けたから、冷蔵庫に保管した海産物の鮮度は維持出来ないのは同様。 両方共に道路網がズタズタになったから、出荷して品物を捌いてしまう事もままならない。
そんな状況にあって、小さな漁村の方では近隣地区から地域センターに避難してきた津波被災者を受け入れ、 どうせ海産物の出荷も出来ない、鮮度も維持できない「それでは皆さんに食べてもらいましょう!」とウニやアワビ等の大盤振る舞いが有ったという。
一方、大型の魚を冷凍保存していた石巻漁港周辺の冷凍倉庫を持つ会社、 最終的には一匹づつ包装してあったビニールを切り裂て取り外し、船に乗せて外洋に運び、海洋投棄して処分したと聞く。 「漁港の倉庫にある魚を無料で欲しい人にはあげます」と告知したとしても、津波で瓦礫が散乱して道路も車が走れない状態の中では、 貰いに来る人が居たか? またそんな情報を伝達する手段もあったか不明? 会社組織なんて、無料で配った物を食べた人に中毒起こしたと訴えられても困るなんて理由があったかもしれない。 それにしても、人間のお腹の中に入れるのが自然な物を、 手間を掛けて海に捨てていたなんて勿体無い話ですね。
以上は先日石巻にボランティアに行ったときにお会いしたAさんや、そのお兄さん(谷川浜の家を津波で失って避難所生活を送った方)達から聞いた話です。
そんな状況にあって、小さな漁村の方では近隣地区から地域センターに避難してきた津波被災者を受け入れ、 どうせ海産物の出荷も出来ない、鮮度も維持できない「それでは皆さんに食べてもらいましょう!」とウニやアワビ等の大盤振る舞いが有ったという。
一方、大型の魚を冷凍保存していた石巻漁港周辺の冷凍倉庫を持つ会社、 最終的には一匹づつ包装してあったビニールを切り裂て取り外し、船に乗せて外洋に運び、海洋投棄して処分したと聞く。 「漁港の倉庫にある魚を無料で欲しい人にはあげます」と告知したとしても、津波で瓦礫が散乱して道路も車が走れない状態の中では、 貰いに来る人が居たか? またそんな情報を伝達する手段もあったか不明? 会社組織なんて、無料で配った物を食べた人に中毒起こしたと訴えられても困るなんて理由があったかもしれない。 それにしても、人間のお腹の中に入れるのが自然な物を、 手間を掛けて海に捨てていたなんて勿体無い話ですね。
以上は先日石巻にボランティアに行ったときにお会いしたAさんや、そのお兄さん(谷川浜の家を津波で失って避難所生活を送った方)達から聞いた話です。