RGB LED 照明(2)

2013-12-13 19:10:51 | タナカ君的日常
 昨日に引き続くLED光源の話だが、 今日試したLED素子はHigh Powerをうたう OSTCXBTHC1S 直径およそ20mmΦのアルミ放熱板上に表面実装タイプの発光素子が組み込まれているタイプ(写真の左側)です。 右側は付加レンズ


 発光素子内部、RGBの各素子はこの様に1mmの間隔で直線状に配列されています。素子そのものは光を透過する平板な窓材で封止されており、素子にレンズ効果は無く、必要な場合は別売のレンズを使用します。

 最初にレンズを取り付けないままで、各素子に白色光状態になるドライブ電流を流して発光させ、素子から5cmほどの距離を離して置いたプリンタ用紙を照明してみました。


 白色光の照射状況


次にBとGへのドライブを停止し赤色のみ発光させて、それも同様に撮影してみました。

 赤色光の照射状況


 「おっ、これは明るさムラや色ムラが無く、使えそう!!」と感じました。

  ちなみにこれはデータシートの放出光の強度分布を示すグラフですが、指向性の少ないブロードな特性を示しています。 そのために、RGBの発光源が1mmづつずれていても50mm先に置いた紙面上の合成光パターはほぼ均一になってくれたものと思われます。

 また光学的には平板な窓封止材しか使っていないので、半球状のモールドされているLEDに対して言えば、光透過素材の不均一による悪影響も無く、素直な均一な光源となってくれていると考えられます。

 ところでデータシートの中央部分に飛行機の翼みたいに幅の狭いカーブも描かれていますが、これは昨日使用した素子の特性です。

 ところでこのTop写真の様なHigh power LEDに対応する付加レンズも入手しておきました。 そのレンズを使った結果ですが、取り付けの不手際か? 紙面に投射される光のパターンはRGBが均一に照射されないために、色が分離したパターンになってしまいました。

 レンズを付加した時の光パターンの様子。


 まあレンズを使わないで「これは使える!」 そう思えましたから、レンズを使った場合の不具合は深く追求しないでおきます。

 このHigh Power素子に対応出来る、きちんとしたコントローラと発光素子のホルダーを年末迄には作ってみる積もりです。

 
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