安曇野で借家-2 不動産屋さんの話

2014-05-08 09:03:23 | 安曇野生活
 「借家の賃料の相場」を近隣の不動産屋さんで聞いてみて・・・ そう言われても商業ベースに乗った相場と知人同士の間でのそれとは雲泥の差があるのは知っている。 何しろ大町での囲碁仲間の中には住人が亡くなった農家を一軒まるまる無料で借りている人もいる。 大町の古くからの住人には「タナカさん、オラが死んだら、俺の家に住むかね?」そんな冗談を口にする人も居る。

 一方、商業ベース(不動産屋さんの店頭)で以前に聞いたことのある話。

「田舎暮らしの雑誌などで紹介されているような一軒家の安い物件、店頭にはほとんど出ませんよ」

「そんな話の大半は個人間の信頼関係の上で貸し借りが行われている、それが実情だと思います」

「台所の設備が古い、風呂釜が使えない、壁が傷んでいる」そんな所謂瑕疵物件は借りてもらった後でクレームが付く事も多く、「後で手間暇が掛かって、仲介業者としては利益に結びつかないんですよ」

「うちで扱っている貸家の大半は街中のアパートやなんかで、周りが田んぼや林のある、いわゆる田舎暮らし風の物件は無いですね」

「もちろん別荘地の貸し物件は扱ってますが、そんなに賃料が安いのは有りませんよ」

 大町市の定住促進課で紹介を受けて50坪ほどの土地付き一軒家・2百万円の売り物件を見に行った事がありました。 まあその時は暇つぶしに行っただけで契約はしませんでしたが。 暮らせるように設備を更新するには「3百万円程度」をみた方が良いでしょう」そう不動産屋さんから言われたものです。 

 そんなあれこれの話を不動産屋さんから聞いているから、 貸主さんの言う様に、後でショージ君が不動産屋さんに行って古い農家の貸家物件の相場を調べてから賃料を話し合うなんて、「そりゃ難しい」そう判断したのです。 それで家を見せてもらった日に思い切って僕が借りるとした場合、 支払い可能な金額を提示させてもらったのです。 その金額をここで公表するわけには行きませんが大都会の貸家では存在しない金額です。 
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