咲いた桜は・・・

2014-05-14 10:02:52 | 安曇野生活
 咲いた桜は散るものです。 昨日の記事のサブタイトル「サクラサク」から未だ24時間しか経過していないのに僕の心の中では桜が散り始めています。

 見事な山岳展望を見せる安曇野の地で家を借り、暑い夏の時期を過ごせる。 その話が持ち上がり、家を見せてもらい「貸してもらえるか?」まだ判らない状況下では「借りられると良いな!」の気持ちが先行して、思うだに「ワクワク感」がありました。

 そして「貸しても良い」そんな返事があってからは寝具を親戚の叔母さんから貰って来たり、 調理道具や食器類を拾い集めたり、契約書の原案を作成したり、まっしぐらに突き進んでいたのです。

 それなのに最終的に契約して借りる。 そんな段階になった今、「心の中では、咲いた花が散り始めた」そんな感覚に襲われています。 その理由はなんでしょう?

 理由なんて無くて、「おもちゃが欲しい」と泣いて騒いで手に入れた子供が手にした途端、ろくすっぽ遊びもせずに放り出す。 そんな子供じみた行動と同じなのか?

 それとも年間通して借りても実際にそこで過ごすのは60日間くらいのものと推定され、 大町の囲碁仲間が持つログハウスを利用させて貰ったり、 名古屋の隠居が持つ山荘で遊ばせて貰う時など、どちらも都合が良ければ、 一晩千円程度の寸志で利用させてもらえる。 まあ自分の物で無ければ、60日間ぶっ通して使わせて貰うことなど出来ない相談だけど、 単純計算では6万円で済む。 少し冷静になって、そんな金銭的な面の事を頭の中考えだすと、幾ら安く借りられると言っても年間ではその数倍の支出が想定される。 「俺は馬鹿な事をやり始めてしまったか?」 と疑念の嵐が吹き荒れて、咲いた桜を吹き散らかしているのです。

 ところが、この記事を書いている最中に山仲間から 「家を借りる話が決まったみたいだね」、「俺も遊びに行かさせてもらうから・・・」 「岩手の実家まで田植えの手伝いに行くので、今度の週末の片付けの手伝いには行けないけど」そんな電話がありました。

 まあ安曇野にある古い農家での滞在を面白がる友だちが居る間は、暫く借りて遊んでみるとしましょう。
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