日曜夜は・刑事フォイル

2015-10-19 23:52:40 | タナカ君的日常
 この写真の3人、 TVドラマ「刑事フォイル」の登場人物だ。
主人公 フォイル警視正      写真中央  
運転手 愛称:サム、 サマンサ・スチュアート 写真左
巡査部長   ポール・ミルナー    写真右


 このところ「日曜夜は刑事フォイル!!」そんなNHKの番組宣伝を見たこと有るでしょう? 原題は”Foyle's War”、 その番組を試しに見た僕は、のめり込んで毎週日曜の夜9時が待ち遠しくなってしまっている。
 原題をキーワードにしてググればウィキペディアを始めとして沢山の情報が得られるから、そっちを見て貰うとして、 どうして僕がのめり込んでしまったのか? その理由を記事にしてみようと書き始めたけれど、 思ったようにまとめられない。 そこで一番惹かれている点についてだけ書いてみる。

 ストーリーが展開する時代は第二次世界大戦下のイギリス、 袖の下を使っての兵役逃れ、 ナチスに共感を示すグループの影響(脅迫)を受けての軍事施設への電話線切断、 国難に立ち向かうべく応募して職務に就いた若い女性への上司の性的暴行、 「軍事機密を盗みだした」そんな濡れ衣を着せられて収監された息子の救出、そんな風にストーリーの一部を書き連ねると、 日本の刑事物テレビドラマとは一味違いそうだと感じて貰えるだろうか?

 そしてまたメインストーリーに絡む種々の場面、 例えば戦争遂行に伴う戦死や負傷、 フランス戦線からの脱出帰還に協力する小さな木造漁船の漁師達、 灯火管制、 軍事機密保持、 道路標識の様な地理情報の撤去、 開発途上のレーダーシステムなどの話題。 日本では戦争の実体験が2世代に渡って消え失せているのだが、 日本人にとって被爆者あるいはシベリア抑留者による悲惨な体験話を聞くのも大事かもしれないが、このテレビドラマで展開される戦争遂行のために日常生活に加えられる小さな制約の数々を疑似体験するのも悪く無い。
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