同型の笛吹ケトル画像
我が家で永年使用してきた笛吹ケトルが故障した。 3年ほど前からはヤカンの湯が沸騰しても笛が鳴らなくなっていたが、 昨日には注ぎ口に取り付いていた蓋・笛部分が脱落してしまった。
その蓋・笛部分が脱落した理由だがなんともお粗末。 金属製の笛部分は注ぎ口部分の蓋を兼ねた黒色の熱可塑性樹脂で作られたモールド製品で、 4Φほどの金属製の軸受を介してヤカンの本体に組み付けられていた。 その熱可塑性樹脂部分はすでに溶融変形した状態になっていたらしいのだが、 それに気付かず、 いつもの調子で湯を注ぐべく注ぎ口の蓋部分を持ち上げようと力を加えた途端に「ぬるり!」とした手応えと共に脱落してしまったのでした。
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溶けた黒色熱可塑性樹脂がこびりついた軸受部分
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脱落した蓋・笛部分
このヤカン従来から沸騰したばかりのお湯を保温テルモスに移す際には取っ手部分が熱くなりすぎていて素手での作業は危険を感じる作りで、 布製の手袋やタオルを使う必要があったほどの、 なんだか怪しい作りの安物のヤカンだった。
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注意銘板の取り付いた取手
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取手部分には「炎が直接ふれないよう 火力を調節し、火傷に注意してご使用ください」と表記された注意銘板も貼られています。
もう笛なんか鳴らなくても良いからしっかりした作りのヤカンを自分で買った来ようと考えています。