2010簗場生活-3 ”テーブル作り

2010-08-11 17:48:39 | 国内旅行と山歩き
 九州西方海上を北に進む台風の影響でもあるか、長野県の天気も不安定。 雨が降ったり、陽がさしたりとめまぐるしく変わっている。 そんな中で、雨の合間を見計らって、僕はテーブル作り、ショージ君はドラム缶炭焼き施設の小屋掛け部分と別々の作業に熱中しています。 僕の方は午前中は主に天板側面の加工、使った刃物は昨日も書きましたがキューリの皮むきを巨大化したような柄の長い皮剥きと鉈。 写真はその皮剥き用の刃物を使っている様子です。  表皮近くは虫が板に食い込んだらしく、削っても削っても虫食い跡がナスカの地上絵の様に現れて来た。 こいつはウンザリする作業だったけれど、だんだんと綺麗な肌が出てくると嬉しくなって来て、やる気も復活します。



 草臥れるとショージ君と一緒にお茶したり、昼寝をしたりですから、そんなに早く作業は進みませんけれどね。 作業終了前には真面目に使った刃物を砥石で手入れしたりもしています。
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2010簗場生活-2 ”幸福感”

2010-08-10 18:09:25 | 国内旅行と山歩き
 簗場生活2日目、 冷蔵庫に入れてあったトマトを切り、昨日の残りのフカヒレ・スープの残りを温め、6枚切りのトーストを一枚だけ焼いて朝食を済ませました。 ところが、トマトが冷たすぎたのか、空気が涼しすぎるのか? 薄い半そでシャツ姿ではお腹が冷えて来てしまった。 それで、たった一枚だけ持ってきた山用の長袖シャツを着込んで冷えすぎないように対処している始末です。 

 「明日、サンダー持って来ますから」と帰って行ったショージ君はなかなかやって来ない。 それで部屋の隅に積んであった本を明るい窓辺に寝そべって読み始めたところです。 本のタイトルは 「アフリカ縦断 200ドル=240日 : 鵜沢 明著 評言社」。 著者は僕より3歳年下で、1$360円の為替レートの時代に南アフリカからエジプトまで旅した体験を本にしたものですが、 その第1章:南アフリカ共和国の記事の終盤に書かれた言葉 

” 自分は幸福だと考える中流階級にしても、その生活が社会一般の平均値以上にあれば、その分だけ幸福だと考えてる程度の幸福でしかないんだから。 ”  には、つい頷いてしまいます。 

 頭に白髪を置いた今でも、そもそも絶対的な幸福って存在するものか? それも判からず絶対的な幸福あるいは精神の平安を求めて宗教にすがる気持ちは毛頭無く。  今は暑ければ、妻をその暑さの中に置いて、涼しい所へと逃げ出したり、 ゴムボートの処分がてら最上川下りを試みたりと、 勝手気ままな生活してます。 この今の日常生活は相対的に見れば、随分と幸せな生活かもしれませんが・・・ 「毎日が充実しているか?」 「幸福感に溢れているか?」と問われれば微妙な所のある生活だと言うしかありません。

 待っていたショージ君は11時頃にサンダーを持って現れました、それで、いよいよ板を削り始める事となりました。 最初は側面の虫が入り込んでグズグズになった部分を丸太の皮むき用の刃物や鉈など使ってザックリと削り落とす作業からです。  昼飯休憩を挟んで午後もその作業をやり始めたのですが... 片方の側面の加工も終わらないうちに雷鳴を伴う雨が降り始めて来たので屋外作業は中断です。 その後は、ゴロンと横になって本の続きを読んでいますが、今日はこれでおしまいですね。
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2010簗場生活ー1

2010-08-09 18:07:49 | 国内旅行と山歩き
昨夜は友人宅に泊まり、今朝連れ立って山荘にやって来た。 敷地の片隅ではドラム缶炭焼きを行うべく、設置に向けて斜面が少し整地されたり、柱を立てるための土台が用意されつつあった。 僕は涼しい空気の中にやって来ただけで、当面は満足していて、具体的に何かしようと言う気持ちはまだ起こってこない。 そんな僕にショージ君は「今年の夏はテーブル作りをしませんか?」「ケヤキの素晴らしい材が有りますから・・・」と誘ってくる。 この前に来たときも「その材料を使って何か作っても良いですよ!」と話を聞いていたので、今日は材料を積んであるところから引っ張り出して見ました。 それが上の写真です。 厚さは8cm以上あって、重量的には一人で移動するのが難しい。 こんなのでテーブルを作って家に持ち帰ったら妻に何を言われるか判らない心配があるのだが(なにせ結婚して1年経った頃、妻の実家から妻が子供の頃に使っていたと言うピアノを送りつけて来た。それを「こんな邪魔な奴、置く場所なんか無いだろう」と言って金を払って業者に引き取りに来て貰った前歴が僕にはありますので) 「こんな重くて大きなテーブルを置く場所なんか無いでしょう」と妻に言われるのは目に見えています。 でも暇つぶし作業には遣り甲斐ありそうだし、ショージ君には「明日来るときに家からサンダーを持って来ますから」、「磨けば、凄く立派なのが出来ますよ!」と押されるし。 まあ夏休みの工作気分で明日から取り掛かってみましょうかね。
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中央高速は朝から混雑

2010-08-08 21:21:13 | 国内旅行と山歩き
 中央高速を走り簗場に向けて出発。 家を朝6時少し前にカッコーの声を聞きながら出発して国立・府中ICから高速に乗ったのだが、早くも電光掲示板には渋滞の表示が出ていた。

 八王子料金所手前で行列、料金所のゲートで広がった車が2車線のレーンに並ぶまで気の弱い運転者が乗った車の列はなかなか先へ進まず、ゴチャゴチャとした無秩序な混雑振りでした。 そこから小仏トンネルまで軽い渋滞、圏央道が繋がる八王子JCT付近では事故当事者の車両2台が路肩に移動して駐車していた。 笹子トンネルの周辺でも軽い渋滞、ここでも事故が有ったようで、まだ新しそうなのにボンネットが中破した車両がJAFの車に積まれていた。 「1000円ポッキリと夏休みシーズンで高速慣れしてない車が多いのかな?」と思うしかない。 今日の高速上はバイクの数も多く、走行車線と追い越し車線を分ける白線を踏みながら走って来て、さらに右や左と動き回るから神経がいつもより疲れてしまった。

 兎に角、豊科インターを降りるまで高速上は普段にない交通量でありました。 
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セキュリティパック松竹梅

2010-08-07 08:54:19 | PC & Soft
 昨日は友人に頼まれていたパソコンの購入のために暑さ真っ盛りの時間帯に自転車に乗って、立川市周辺のショップを何軒か見て回った。 本当は通販でDELLかhp辺りの製品を注文しようかとの考えも有って、オンライン見積もり画面をいじっていたのだが、 注文から配送されるまで2・3週間掛かりそう。 そんなに時間が掛かったら、明日の出発から、お盆休みの諏訪湖の花火の間には届かない。 それじゃ「僕が遊びに行っている間にパソコンのセットアップもやってあげる」の話が成立しなくなる。 そんな訳で直ぐに入手出来て、価格も通販並の物が無いか?とショップ巡りをしたのです。 最終的には青梅線・西立川駅近くのヤマダ電機にDELL製品の現物が有ったので購入しました。 一度店頭で価格を交渉してから、家に戻ってDELLのサイトで通販価格を確認しつつ見積価格をプリントアウト。 するとヤマダ電機の値段設定の方が幾分高めです。 でも還元ポイントを考慮すると、そのバランスは微妙な所です。 更にヤマダ電気なら友人の住む地域の近くにも店舗があるから、故障の際の持込も容易です。 何より物を即座に手に入れられるのが決め手になって、購入前提で車に乗って店を再訪しました。 友人名義でポイントカードも作ってもらい、5年保証付加やら購入手続きに入ります。 後は支払いだけの段階になった時、専門的なPC技術者の資格を持つと名乗る店員さんが現れて、「新規にパソコンをお買い上げのお客様に、ご説明しておかなければならない事が御座いますので...」との事。 「何だろう?」 と思って話を聴く僕。

店員 : 「お客様はご自身でPCのセットアップをなさる予定とか」
僕   : 「はい」
店員 : 「今までのOSは何で御座いましたか?」
僕   : 「XPです」
店員 : 「XPの頃迄は良かったのですが、Vista、 7と進むうちにセキュリティーの深化等御座いまして・・・」
      「ファイアーウォールの設定など気を付けて頂かないと上手く動かなくなる可能性も御座います」
僕   : 「具体的には?」
店員 : 「OSの持つファイアーウォール機能と、 セキュリティーソフトが備えるファイアーウォール機能と両方を同時に設定してしまうとセキュリティーでガチガチになって問題が生じる場合が御座います」(兎に角PCのセットアップは難しいんですよ)
店員 : 「それからリカバリーディスクの作成等もなさって置いた方が宜しいですが」
      「そう言った初期設定からの一連の作業は慣れた私供でも4時間ほど掛かります」
僕  : 「そうでしょうね 」
店員 : 「慣れないお客様の場合PCを使える様になるまで6時間以上掛かる場合も御座います」
僕  : 「そりゃ大変ですね」
店員 : 「そこで私どもでは此の様なプランをご用意して御座います」
      (写真に掲げた松竹梅のメニューを提示して、説明がはじまる)
僕の内心 : (6万5千円のPCに、セットアップ料金として安いレベルでも1万6千円を追加支出させようとするのか?)
僕  : とりあえず自力でやってみます。

 それでもって、夕食後に初期設定の開始、 アドミ権限ユーザーの登録、家族ユーザーの追加登録、インターネットアクセス動作確認、今後使うであろう「Skype」のDLなどの作業まで、とりあえず1時間半。 残りのリカバリーディスクの作成等は友人宅でメールの設定等を済ませてから進めましょう。
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広島の印象

2010-08-06 09:30:07 | タナカ君的偏見
 僕が一番最初に広島の地を訪れたのは日本のあちこちの製鉄所に仕事で出張が有った頃で、昭和40年代が終わろうとしていた時期だったはずだ。 そう言った遠距離の地への出張のついでに、途中にある日本百名山に名を連ねる山々に登り、ついでの観光もしていた。 広島で電車を降りたのは、まさにそう言った「ついでの旅」だった。 

 今から65年前、広島には原爆が投下されて焼け野原となり、巨大なキノコ雲の下で多くの人々が亡くなり、 生き残った人も受けた傷や放射能による後遺症で苦しみの日々を送って来られた。 「其の様な悲惨な記憶が広島の街中には漂って居るのではないか?」そんな内心の想いは駅を降り、賑やかに密集した建物を見て逆転してしまった。
 
「何だ? 原爆を投下されても30年もしないで放射能の影響なんか消え失せ、人間は街を再生させ、そこで生活出来るのか?」

これが35年前に初めて訪れた、広島の地から受けた強烈な印象です。

 原爆ドームを前にしても、「周辺の美しい緑の中に残された壊れかけた建造物」としか見えず、資料館の展示品で歪んだガラス瓶を見て熱線の凄まじさを感じたり、ケロイドを負った人の写真に目を背けたくなったりしたものの、「ああ、この小さな施設の中だけにしか原爆の恐ろしさを伝える物は残っていない」との想いが強かったと記憶しています。

 核廃絶を願い、全国各地の市町村が「核廃絶宣言都市」なんてスローガンを議会で可決して看板を掲げたりする事は随分と前から行われているが、実際の核廃絶あるいは核軍縮に対して殆ど実効性が無い。 米国、ロシア、フランス、中国、イスラエル、インド、パキスタン等の核保有国に本気で「核爆弾を無くそう」と思わせるにはニューヨークやモスクワ、パリ、北京などで小型の奴でいいから誰か爆発させて、その被害の恐ろしさを体験させないと前進しないだろうと思います。 逆にその威力に惚れ直して核軍拡の風潮が広まる恐れ無きにしもあらず...かな?
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額面31円の貯金払戻証書

2010-08-05 17:13:29 | タナカ君的日常
 先月15日に申し込んだ預金通帳のカードは最上川ボート下りの旅の間に郵送されて来て、 配達局での保管期間をオーバーしたため発行元へ戻されてしまったらしい。 それを再送して貰うよう預金口座を開設した郵便局の窓口を訪れて手続きしたのは昨日の朝の事でした。 その時の窓口の担当の方の話では「明日には配達されると思います」との事だった。 その言葉とタイミングを合わせて今日の昼近くに書留郵便の配達があったお知らせが玄関ポストに投げ込まれていた。 てっきり待っていたカードが送られてきたものと思って配送局まで車に乗って受け取りに行って来ました。 ところが受け取ったものは額面31円の「貯金払戻証書」一通。 「おい、おい、車の燃料代の方が高くつくよ」、 「こんな金額の証書は普通郵便で送って呉れないかな? その方が双方にとって無駄がないのにと思ってしまいました」
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旅の後片付け

2010-08-04 12:37:43 | タナカ君的日常
 旅から帰って、「汚れ物は早く出して下さいよ!」と妻にせっつかれ、洗濯機に放り込んだが洗濯槽に入りきりません。  まあ車の中で寝る時に使ったタオルケットやシーツ等の大物も有ったから、そうなるのだけれど。 我ながら汚れ物の多さにビックリです。 それから鳥海山中腹の駐車場で使用した卓上コンロを車の下に仮置きしておいたのを忘れて、翌朝に車を動かして、それを踏みつけて壊してしまった物を持ち帰りました。 そこら辺の山中に捨ててくるわけにはいきませんからね。 それを、そのままゴミとして排出するには粗大ごみ券を購入して市役所に連絡なんて手間が必要です。 そこで工具を片手に分解して小ピースにばらしました。 こんな作業をしていると子供の頃に目覚まし時計を分解したり、動かなくなったゼンマイの玩具を修理した頃の楽しい想い出が蘇ります。 「もうそのくらいまで分解すれば出せますよ…」と我が家のゴミ排出責任者から、お許しの言葉を貰った時の状態が上の写真です。
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花火見物そして帰宅

2010-08-03 17:59:09 | 国内旅行と山歩き
 昨夜の長岡花火は雨もなく、煙を吹き払う風は、少し物足りないながら比較的良いコンデションで見ることが出来ました。 隣の席の三条から来た年配の夫婦連は毎年見物に来ているそうで、大会プログラムを持ち僕達に「次は素晴らしいですよ」とか「今度は長生橋の方を見てください」などと教えてくれたりする。そして次々と空高くに開く大型のスターマインの花火に向かって「行け、もっと行け、そら行け!」と掛け声出しながら見物する愉快な方でした。 僕たちは立ち寄った豆腐屋さんで頂いた「寄せ豆腐」を割り箸を使って食べていたら、プラスチックのスプーンを分けてくれたり、とても親切です。 お礼に豆腐のお裾分けをしなから「お醤油をお持ちでしたら、頂けませんか?」と厚かましいお願いしてみたり。

 僕の花火見物は堤防上に確保したシートにゴロンと寝そべって、写真は片手間。 一方、熊ちゃんは「三脚に載せたカメラのモニターを通して花火見物しているのか?」状態でしたが、豪快な花火の音は生で聞こえて充分楽しめたようでした。

 花火終了後は駐車した位置で車中泊して、今朝は5時半に帰途につき、9時半頃に無事帰宅。 長旅はやはり草臥れたらしく、昼飯後に横になったら、5時頃まで眠ってしまいました。

 熊ちゃんが写真を送ってきました、同じシーンでもアングルや撮影条件が異なると感じも随分異なりますね、御覧ください。


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とうふ屋”わむ”の本棚

2010-08-02 17:49:05 | 国内旅行と山歩き
 今夜は長岡の花火大会の日です。 その見物ついでに昔の山仲間の一人が越後・長岡の地で有機栽培大豆を売りにした豆腐屋さんをやっているので立ち寄って見ました。 店名の経緯を聞く暇も無かったが「わむ」と言う変わった店名です。 僕はお豆腐屋さんは朝の3時頃から仕込みが始まって、10時には製品が出来上がり、店に並べ「やれやれと一息入れる時間帯かと思って、その時間にお店を訪れて見たのだが... まだ出荷やら何やら忙しく立ち働いていて、予想外の「お邪魔虫」になってしまいました。 店は食べ物や人生にこだわりを持つ仲間と二人で原料の仕入れ・仕込み・生産・販売と全てこなしているので暇を持て余すことなんか無いらしい。 店の一画にはそのこだわりの一面が良く現れたようなテーマの本を集めたコーナーが設けられていました。 上に掲げた写真は全体の1/4程度ですが、他にアトピー関係やその他諸々、他にも”焚き火”なんて変わったテーマの本もありました。 でも豆腐屋も仕事としては結構大変そうですね。 同じ山仲間のカズエさんも花火見物に長岡に来ているとかで、店の主が僕たちが店に来たことを電話連絡してくれたのはよいのですが、カズエさんには、やって来るなり「この仕事の忙しい時間に店に立ち寄ったら駄目でしょう!!」とキツク叱られました。 そんな訳で、早々にサヨナラして、花火見物会場・長生橋近くの秘密の駐車スペースに向かいました。 花火の時間迄まだ間が有ります。 鳥海山の中腹で別れた熊ちゃんとも再会しました。 これをUpしたら二人して、冷えたビールや夕食をぶら下げて、昼間の内にブルーシートで確保してある場所に座って、ノンビリ花火見物して来ます。
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