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原田ひ香”東京ロンダリング”

2023-01-18 | お気に入り
今回の原田ひ香作品は”東京ロンダリング”



2010年の初版なのでもう13年前のものです。

内容を全く知らずに読み始めたので、次から次へ信じられない展開に
どんどん引き込まれていきます。

ロンダリングと言ったら、マネーロンダリングくらいしか浮かんできませんが
其れとは全く関係ない話

賃貸物件は稀に殺人事件があったり、自殺があったり、いわゆる事故物件と言う
できればやめてほしい案件が発生します。

そんな部屋を喜んで借りる人はいるわけもなく、そもそも不動産屋は
賃借人には契約時にその旨を告知する義務があります。

それでも家賃下げたり、他の条件をよくして入居してくれる人を
探すのですが・・

事故物件については、事故後、最初に入る人には通知義務はあるものの
その後に契約する人にはないのだそうです。

この本の主題は、訳アリの女性が、事故物件に一時的に住んで
次の契約者につなげる、というアルバイトをする話

実際こんな仕事があるのか分かりませんが、だとしたらすごい発想だなあと
感心しました。

実は、私、不動産屋に勤めていたことがあります。

事務の仕事が主でしたが、時にはお客様を案内して物件の内見に行くこともありました。

仕事柄、事故物件のことは知ってましたし、事前告知のことももちろん知っていました。

でも、この本に出てくるようなロンダリングと言う仕事があることは知らなかった
まあ、実在するかどうかは定かではありませんが・・

だとしても、その発想が半端なく面白い

なんか自分の元仕事とリンクして、その分、より入り込んでしまった感じ

<3千円の使いかた>も第2話が終わりましたが、中尾ミエさん、素敵です。
自然に年を取られているのに、センスの良さは若い時と同じ

見習うところいっぱい、家計簿かあ・・ちょっとつけては無駄遣いばかりで嫌になって
止めてしまったこと、回数知れず

お金を稼ぐ喜び・・もうすっかり過去のことです。

ミエさん、ドラマ上ですけど、77歳で表参道のブティックで働き始めたんですよね。
ドラマとはいえ、いかにもベテラン、みたいなスタッフ、実際にいそうです。

ミエさんとは関係ないけど、私も今年はなにかやらなくてはと
スポクラで初めてのスタジオプログラムに挑戦しました。

何をやるのか全く分からない名称に不安はあったけど
とりあえず挑戦、ヨガの一種のようでした。

メンバーはどう見ても私より若い人たちばかり

インストラクターの「ご自分のペースでやってください、無理は絶対しないように」
という優しい言葉に、なんとか45分間やり通すことができました。

セントラルの頃から、スタジオは無理と、逃げ回っていましたが
これからもやれそうなプログラムがあったら挑戦しようかと

去年始めたバレトンは、予約が取りにくいのと体力的に厳しいので頓挫
これも言い訳ですが、無理なものはさっさとあきらめて次に進む
何事も挑戦かと・・

新年が明けて20日近く経って気づきました。

今年のテーマは ”やれそうなことに挑戦”

なんか逃げ腰っぽいけど、年のせいにしておきましょう。


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