・・・大阪府和泉市と泉大津市にまたがってある池上曽根遺跡に行ってきました。
この遺跡は弥生時代前期から中期にかけて約三百年間、続いた遺跡です。
その頃、近畿では北九州より少し遅れて環濠集落の王国ができ始めていたころです。
「公園の遺跡説明図」
この遺跡は発掘された東西に長い大型高床式建物と直径2メーターの井戸を中心とした祭政空間が中心部にある環濠集落です。
高床式の建物の広さは80畳もある国内有数の復元建造物で、復元の仕方にもよりますが、昨年ニュージランドで見た土着民アポリジニーの昔の復元建物と大変よく似ていたことを思い出しました。
上の写真で高床式建物の前にある小さな建物が井戸の覆い屋根です。
これら建物と井戸の発掘状況を再現した遺跡が見れる池上曽根弥生学習館は遺跡の敷地にあったので見学してきました。
弥生学習館は床をガラス張りにして発掘状況が見れるようにしてありました。
私も過去に遺跡に付随した博物館的な設備を何度か見てきましたが、それらは全て金もかかった立派な設備が多いのですが、その割にあまり利用されてないのが残念です。