・・・銀行の新聞広告に、「私の遺産」と云うタイトルで、公募した入賞作文が載っていた。
説明によると「あなたの心の大切な財産を未来に伝える」と云うキャッチフレーズでした。
三篇の入賞作品を読んだが、どれも自分の心の遺産にまつわる良い話でした。
我の「心の遺産」は何だろうかと考えました。
しいて言えば、正月元旦に、雑煮をいただく前に、全員で、毎年、撮った普段着の家族写真だと思った。
十数年来、子どもが成人した時に、いつか、彼らが家を出ていくまでは毎年、元旦に、家族が集まって写真を撮ろうと考え続けてきました。
一作年、娘が嫁に行き、今年は家族が一人減った家族写真を撮りました。
それはそれで、一人、幸せになってくれた証しかと思っています。