バブル以来30年以上も日本経済は低成長経済で推移してきた。
私たちの世代は会社に入った1970年代ころから、7%くらい(記憶があいまい)の高い経済成長が、当たり前で、その結果、賃金が上昇し、欲しいものが手に入るようになった。
それは、自動車、土地、住居を借金で買っても、次の年には、借金の返済分くらいは給料が上がるので、欲しいものが手に入れる事が出来た。
今の中国などの経済成長率(7%くらい)を見るとあの頃の日本を思い出す、きっと中国人のサラリーマンは、あの頃の私たちと同じ思いをしているのでは・・・?。
しかし、給料があるレベルまで上がると、欲しいものも充足し、その結果、物価も給料も上がらなくなった。
そのころから、会社は利益を社員の給料より、配当に回すようになったように思う。
今は、低い、給料上昇に対して、株式配当は平均利回りで、2%くらいある企業はざらになった。
あの頃は無配当も普通にあったように思う。
しかし、今年の春闘を見ていると、大企業は給料のアップに少し力を入れ始めたようである、政府の分配に力を入れる政策に合わせているらしい。
そして、外国では、中国や韓国の経済成長の伸びが頭打ちになってきたようである。
これから、コロナ後、リモートワークのような仕事の仕方の変化が定着し、仕事だけでない生活を楽しむために働くような生き方に変わる人が増え、そんな社会が普通になると、その時、どのように、日本経済が変わっていくか楽しみである。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます