・・・最近、古代史の本の出版数は多い。
先日、本屋に立ち寄ったら、古代史の特集した雑誌が五冊くらい平置きで並べてあった。
それらの雑誌は、古代史の話題になる項目についての内容を、各項目ごと、見開きで2ページくらいで、写真入りの解説をしている。
上の写真の本は、講談社学術文庫の一冊で、10年くらい前に、出版された本で、私の古代史の愛読書です。
この本が好きなわけは、
著者が考古学者であるためか、古代史に対する考え方を、著者が述べるときには、考古学的な資料に基づいて語っていることです。
彼はこの本の中で古代史の本質的な問題の邪馬台国研究について、次の言葉で自分の立場を述べている。
「高々2000字ほどの文献資料だけに、拘泥してあれこれ言う時代は終わった。資料性の高い倭人伝記事に限定し、リアルタイムの証拠を次々に積み上げていくことのできる、考古学の最新の成果と、いかに整合するかという視点から、邪馬台国研究は新しい段階に進みつある。」と書いている。
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