・・・・五月十三日の朝日新聞の朝刊に少し大きな記事で、「前方後円墳のルーツか 弥生期の周溝墓発見」と云う見出しで、写真・図付きで掲載されていた。
上が掲載されていた空からの写真です。
私が、この記事の内容を、タイトルを見て興味を持ったが、読んで何故、この表題で、記事を書いたのかわからなかった。
記事に書いてある内容は、写真以外、新しいことではない考古学の知識内容なので、何故、新聞が「発見」と書くのかよく分からなかった。
弥生時代末期の写真の形の墳墓から、進化して巻向き型古墳になり、完成型として、箸墓古墳などの前方後円墳に、古墳の形が変化すると云う考え方は、かなり以前から、ポピュラーな学説です。
朝日新聞の記事を読んで、何故、これが新聞ネタになったのか、結局わから無かったので、改めて、インタネットで調べた。
その中で、産経新聞の記事を読んで初めて、その理由が理解できた。
前方後円型古墳が初めて出現した場所である、奈良盆地で、初めて写真の形の弥生周溝墓が発見されたことが、ニュースであった。
朝日新聞の記事には、一言もそのことが書いていなかった。
読売新聞の場合は、書いていないだけでなく、記事内容も、もっとアバウトでした。
毎日新聞は「奈良県内で初めて」と添え書きがあって、大手三新聞の中で一番正確でした。
この記事を通して、新聞と云うのは、本質を理解していない記者が記、事を書いていることが、ある事を知った。
追記であるが、今までの考古学関連の報道に限って、今まで何度か、記事内容を比較して、読んでいる中で、産経新聞がもっとも、読むに値する正確で、内容が深い記事を書いている。
おそらく、考古学に知識のある記者が産経新聞にいるのだと思う。