オズマの部屋 -バス釣り・政治経済・クルマ等-

「バス釣り日記」が主題。色々な話題を中年オヤジが持論で展開。「真実は孤独なり」を痛感する日々。

崩壊したグローバリゼーションに立ち向かう「技術立国」の意地を見せろ!

2011年08月08日 21時12分13秒 | オズマの考える政治・経済問題

株安進み円高基調、アジアも総崩れ…G7声明も(読売新聞) - goo ニュース

 「やればやるほど虚しくなるだけ。そんなときはいいか,男は黙って酒を飲んでゴロゴロしているものだ。」

 キャプテンハーロックならそういうのだろうか。

 グローバリゼーションとは,『銀河鉄道999』でいうところの機械化帝国。惑星大アンドロメダではないか。

 世界中の富を集めて,「選択と集中」をして,「効率化」して,「価格破壊」して,それでこの20年,世界経済は安定・繁栄したのか?

 いまなら誰でも答えられるだろう。安定などしていない,と。永遠の繁栄を願い,技術を国外に売り渡し,安価な労働力だけで切り抜ける,そんなものはもはや終わりなのだ。

 では,これからの時代にどうあるべきであろうか。

 まず大きな問題としては,国債の暴落・株の暴落がある。これを改めるには,米国だけでなく,G7加盟国による「徳政令」しかない,と思う。要は「借金をチャラ」にする,ということである。強烈なインフレはあるだろう。しかし,もはや世界経済が機械化帝国なるグローバリゼーションのもとで立ちゆかないのは現実で真実である。

 かつてのコイズミブームのとき。ほとんどの人が竹中平蔵率いる「国際化」に票を投じてしまった。郵政選挙だったのも事実であるが,竹中平蔵という機械化帝国の回し者を多くの人は支持してしまった。何しろ「永遠の豊かさ」をくれるというのだから。『999』でいえば,それが機械化帝国ということである。

 日本は,まだまだものづくりにおいて,他国を引き離すものはもっている。新幹線しかり,釣具のリールしかりである。問題なのは,口八丁手八丁の海外の連中と「やりあう」訓練が足りないことではないだろうか。

 そういう意味では,何時迄経っても辞める気配を見せない菅直人の執着心はスゴイ。通常の人間ならとっくにキチガイ病院行きだというのに,まだまだ粘る。そのうち,こちらが根負けしてしまいそうなほどに。あくまで執着心を認めているだけだが。

 しかし,多くの日本人は,欧米化されたこと,北欧諸国を夢の国だと喧伝されて疑わなかったことをいまだに否定できないだろう。ボクも高校性ぐらいまではそういう夢を描いていた。それは黄金の1980年代だったからかもしれない。

 『旧車』も「アキバ」同様,かなりオタクの遊びである。これをもっと進められないのか。触媒交換・ECUユニット取り付けなどで,30年前のクルマでも現代の排気ガス規制に通る,そんな商品を開発してほしい。そこにこそ,技術の日本はある。資源がやはり圧倒的に少ない日本は,資源で勝負するべきではない。

 そんなところから日本は復活すると信じている。我が家の「オール・メイド・イン・ジャパン」のデジタルTV4台を見ているとそう思う。タイ生産の洗濯機なんて1年しかもたなかった。大手メーカー製であるにもかかわらず実に情けない。
 やはり日本製にはかなわないのだ。